■J_Coffeeの徒然草(43巻)■

---目次---
  • 宝くじと豪雨(前編)
  • 宝くじと豪雨(中編)
  • 宝くじと豪雨(後編)
  • UFJと三菱東京の統合
  • 自民党敗北の参議院選挙と株価の動き
  • 総会後の株主専用ライブ(エイベックス)

  • (2004/7/27フィクション)
    宝くじと豪雨(前編)

    2004年5月、ドリームジャンボ宝くじの発売初日。
    初老の男は、みずほ銀行駅前支店に設置された宝くじ売り場に向かった。

    売主のおばさんは、特別に愛想がよかった。
    その男は、何十年間も、毎月連番を大量に購入している、お得意さんなのだ。

    最初に買ったのは、20代だった。
    単調な仕事。つまらない、毎日。この生活を脱出したいが、安定した仕事をやめる勇気がなかった。

    宝くじの期待値は、47.8%に過ぎない。馬鹿馬鹿しいとも思った。
    しかし、宝くじさえ当たれば、人生が変わる!

    希望を抱いて、買い続けた。
    宝くじの1等の当たる確率は、1000万分の1。
    いくら買っても当たらない。

    60歳になり、男は会社を退職した。
    女性に縁がなく、独身だった。もちろん、子供はいない。

    その男は、年金暮らしになっても、宝くじ買いを止めなかった。
    3000円をおばさんに手渡し、連番10枚を購入した。1枚300円。

    2004年6月15日、新宿コマ劇場。アトラクションも終わり、いよいよ1等2億円の抽選。

    矢が放たれる・・・番号に突き刺さる。

    当選番号は・・・・ 06組 198955番

    男は、テレビをじっと見ていた。 手のひらの一番上の宝くじ番号と見比べる。

    06組 198950番

    違っているのは、最後の1桁だけ・・・連番を買っていたはず・・・
    突然、心臓が高鳴りはじめる。汗が吹き出る。

    一枚ずつめくる・・・51・・・52・・・53・・・54・・・55!

    経験したことのない、甘美な喜びが全身に広がる。

    1等・・・・・・・・・・2億円。
    1等の前後賞・・・5000万円が2枚。

    ◆◆合計3億円が、ついに当たったのだ。◆◆
    ◆◆ 豪邸でも、ベンツでも、欲しい物は、何でも手に入る。◆◆

    ◆◆ 男は、当たりくじが入った財布を、枕の下に入れ寝ようとした。◆◆
    ◆◆ しかし、興奮して、一睡も出来なかった。◆◆

    (注)最近の出来事をヒントに書いたフィクションです。

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    (2004/7/28フィクション)
    宝くじと豪雨(中編)

    宝くじが現金化できるのは、発表から6日後の6月21日である。 現金を手にしたわけではないのに、その男の生活は一変した。

    その男の本来の性格は、節約家だった。
    暑い夏でも、一駅ぐらいは歩いたし、食事はアパートで自炊した。

    仕事関係以外で、飲みに行くこともなかった。

    しかし、今日から男は、大金持ち。

    近所に行くのにもタクシーを使い、自炊はやめてフランス料理を堪能した。 ユニクロで服を買うのはやめ、オーダーメイドで背広をあつらえる。

    高級クラブでホステスを侍らせ、うまい酒を飲み、いつの間にやら梯子酒。
    最後は酔いつぶれ、公園のベンチで寝る。

    目を覚まし、男は慌てて、ポケットを探す。
    3枚の宝くじを確認して、ほっとする。夜空のお月様がきれいだった。

    しかし、空しい。このまま3億円も使ったら、人間がダメになるような気がする。
    実際に、6日間で、今月の年金は底をつき、貯金も激減してしまった。

    二日酔いの男は、浪費を後悔した。
    堕落せずに生きなければ・・・

    6月21日、男は、みずほ銀行に行った。

    革張りソファーの応接間に通され、支店長の挨拶を受ける。
    1等前後賞の1億円の札束がテーブルに積まれた。

    男は、資金計画を立てていた。
    5000万円は、長期の定期預金。5000万円は、家の購入資金にするのだ。

    男の計算では、後20〜30年の余生を堅実に過ごすのに、1億円は十分な財産だった。

    余った2億円の当たりくじは、ポケットから出さず、そのまま持ち帰った。

    男は、家を買った。
    東南の角地、庭付きの新築一戸建てだった。

    残りの2億円は、もっと有効に使おう。
    しかし、何に使えばいいのだろうか?

    7月18日、男は、TVニュースでその豪雨を知った。
    この日は朝から活発な梅雨前線が北陸地方に居座り、福井県は記録的な集中豪雨となった。

    ◆◆降水量(美山町)は、285ミリに達する。◆◆

    ◆◆ 死者3人、行方不明2人、重軽傷者17人、◆◆
    ◆◆全壊69棟、床上浸水4329棟、床下浸水9841棟の大災害を招いたのだ。◆◆

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    (2004/7/29フィクション)
    宝くじと豪雨(後編)

    7月23日午前中、福井県災害対策本部に速達が届いた。
    職員が、中を確かめたところ・・・

    「新聞、ニュースで福井豪雨の被害を知った。不幸にも被害を受けられた方々に少しでも援助になれば幸い」
    との手紙とともに、トリームジャンボ1等(2億円)の当たりくじが、入っていた。

    「パソコンを使った、手の込んだイタズラだろう。」と職員A。
    「しかし、この番号は、一等だし、本物に見えますよ」と職員B。

    電灯に透かして、券の真偽を検討した。
    結局判断できず、その日の午後、みずほ銀行に鑑定に出された。

    銀行員は、券を機械にかけ、瞬時に判定結果がだされる。 彼は、県庁の職員Bに宣告する。

    「この宝くじは、本物です。2億円の当たりくじに相異ありません。」
    「えっ!」

    さっそく、職員Bは西川知事に報告した。

    送り主を調べたところ、偽名で住所も架空だった。
    7月24日、西川知事は緊急記者会見をひらき、この美談を発表した。

    「大変温かい志をいただいた。本来ならば直接お礼を言わなければならないが、本人が確認できないので 公表することで感謝を示したい」

    2億円の送り主・・・その男は、TVでこの会見をみていた。

    知事のお礼を噛み締めるように聞きながら、頷いた。
    もったいない気もしたが、今は、満足感でいっぱいだった。

    福井県は、この2億円を原資に、被災した1万4479の全世帯に一律2万円の見舞金を支給することを決定した。 足りない分は、他の義援金から補充された。

    ・・・・・

    ◆◆以上が、私の思いつきでした。◆◆

    ◆◆ しかし、実際は、どんな方なんでしょうね。◆◆
    ◆◆ 何十年後でも、かまいませんが、ぜひ真相を伝えてほしいと思います。◆◆

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    (2004/7/14)
    UFJと三菱東京の統合

    株を嗜む私は、日経新聞をとっています。
    新聞屋さんには、「朝6時より早く配達しないとやめるよ」と常に脅しています。

    5時50分、同新聞を開くと「UFJ、三菱東京と統合へ」のスクープが飛び込みます。 私は、正確な時を刻む電波時計を覗き込みます。

    朝6時ちょうど・・・M証券にログイン。
    UFJに成行き買い注文。

    そのまま、会社に向かいます。

    家に帰りパソコンを開くとUFJはストップ高、比例配分。1株だけ、買えてました。

    日経新聞に感謝状をあげたいところです。
    「合併が順調にゴールインするかどうか」というのも問題ですが、もう一つ気になるのは、合併比率ですね。

    今日の終値は、三菱東京が1,030,000円に対して、UFJは522,000円。
    比率にすると1対0.507

    こうした場合は、両銀行は第三者の証券会社に合併比率の算定を依頼するようです。
    計算法は、市場株価平均法と時価純資産価値法の二つが標準的です。

    (1)市場株価平均法は、私でも正確に推定できます。

    直近6ヶ月(2004年1月15日〜7月14日)の終値の平均を計算してみました。
    三菱東京が924,200円なのに対して、UFJは559,032円。
    比率にすると1対0.605。UFJが有利な判定法です。

    (2)時価純資産価値法

    連結の1株当たり株主資本(簿価)は、三菱東京620,797.48円に対して、UFJ34,706.92円
    時価評価は、さっぱり分かりません。不良債権の評価など難しいと思います。
    簿価を比率にすると1対0.056。

    三菱東京が圧倒的に有利ですが、ほとんど参考になりません。

    ◆◆買い煽りたい私は(1)に近い数字に決まると祈っていますが、◆◆
    ◆◆合併比率に詳しい方は情報をぜひ教えてください。◆◆

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    (2004/7/5)(追加7/6)(結果を加筆7/12)
    自民党敗北の参議院選挙と株価の動き(前編)

    来る7月11日は、第二十回参議院選挙です。

    マスコミの予測は、次のとおりです。

    民主党は、比例代表で昨秋の衆院選に続き第1党の座を占め、選挙区と合わせて50議席台に乗せ、自民党を上回る勢い。自民党は、勝敗ラインの改選51議席(鹿児島の欠員1を含む)に届くか微妙な情勢だ。公明党は堅調。共産、社民両党は伸び悩んでいる。

    (時事通信) [7月5日19時34分更新]


    どうも、民主党が躍進、自民党が負ける可能性が高そうです。そこで、過去の参議院選挙から、自民党が負けた三例を探してきました。

    @1989年7月23日(第十五回参議院選挙)

    1987年1月中曽根首相は、選挙公約を破り、売上税導入を決める。1988年リクルート事件が発覚。 消費税、リクルート事件への批判が吹き荒れた自民党は、参議院選挙で36議席(追加公認を含まず)に激減した。 与野党の勢力は参院で逆転する。

    (株価の動き)バブル期の選挙ですが、前半下げ、後半が上昇です。変動率にすると大きな値動きではありません。

    日経平均の動き
    第15回 日付 始値 高値 安値 終値 前日比
    1989年7月13日 33,732.90 33,778.34 33,627.83 33,631.16
    1989年7月14日 33,665.66 33,699.08 33,538.70 33,574.77 -56.39
    選挙の週 月曜日 1989年7月17日 33,585.42 33,593.63 33,414.68 33,456.22 -118.55
    火曜日 1989年7月18日 33,458.95 33,465.30 33,308.64 33,343.73 -112.49
    水曜日 1989年7月19日 33,343.53 33,558.05 33,343.53 33,557.17 213.44
    木曜日 1989年7月20日 33,597.63 33,700.94 33,584.25 33,664.87 107.70
    金曜日 1989年7月21日 33,688.72 33,971.46 33,619.33 33,899.43 234.56
    選挙直後(月曜) 1989年7月24日 33,911.85 34,095.19 33,866.69 34,093.33 193.90

    A1995年7月23日(第十七回参議院選挙)

    自社連立政権に対抗して、1994年12月10日、新進党が誕生します。 翌年夏の参議院選挙では、新進党が躍進し、自民党は46議席(追加公認を含まず)と敗北します。

    (株価の動き)最安値となったのは、木曜日。 政治情勢は、今回に一番近い気がします。選挙の週の月曜に上がりました。火曜日、水曜日で選挙結果を織り込んだようです。

    日経平均の動き
    第17回 日付 始値 高値 安値 終値 前日比
    1995年7月13日 16,631.71 16,768.88 16,435.38 16,505.67
    1995年7月14日 16,533.54 16,591.30 16,425.05 16,517.70 12.03
    選挙の週 月曜日 1995年7月17日 16,573.85 16,941.54 16,573.85 16,842.47 324.77
    火曜日 1995年7月18日 16,890.10 17,018.35 16,574.35 16,574.35 -268.12
    水曜日 1995年7月19日 16,518.10 16,518.10 16,239.75 16,422.44 -151.91
    木曜日 1995年7月20日 16,365.09 16,453.42 16,182.19 16,453.42 30.98
    金曜日 1995年7月21日 16,508.97 16,613.06 16,481.80 16,589.09 135.67
    選挙直後(月曜) 1995年7月24日 16,611.05 16,643.74 16,374.41 16,591.50 2.41

    B1998年7月12日(第十八回参議院選挙)

    1997年4月から消費税が、3%から5%に引き上げられる。 橋本内閣の経済失政に対する厳しい批判から、自民党の議席は44議席(改選議席61)に激減します。自民党の一人負け。民主、共産、公明、自由などは改選議席を確保するか、上回ります。 橋本首相は辞職に追い込まれる。

    (株価の動き)選挙直前の金曜日、株価は暴落します。

    月曜日寄付、選挙結果を受けて、窓を開けて、さらに安く始まります。
    しかし、その後、急速に戻したのが印象的です。首相が辞めても株価は、戻すのですね。

    日経平均の動き
    第18回 日付 始値 高値 安値 終値 前日比
    1998年7月2日 16,433.47 16,743.36 16,432.62 16,471.58
    1998年7月3日 16,354.60 16,625.42 16,289.66 16,511.24 39.66
    選挙の週 月曜日 1998年7月6日 16,433.67 16,488.51 16,350.45 16,350.45 -160.79
    火曜日 1998年7月7日 16,354.35 16,531.22 16,354.35 16,416.28 65.83
    水曜日 1998年7月8日 16,528.12 16,635.86 16,497.30 16,530.97 114.69
    木曜日 1998年7月9日 16,492.51 16,492.51 16,370.08 16,446.95 -84.02
    金曜日 1998年7月10日 16,464.79 16,531.47 16,066.03 16,090.06 -356.89
    選挙直後(月曜) 1998年7月13日 15,993.16 16,360.39 15,804.35 16,360.39 270.33

    Cさて、第20回参議院選挙における、今日までの株価の動きです。

    先週の金曜、選挙の週の月火と三日連続安です。 自民党が負けても、結果は織り込みつつあるようです。

    日経平均の動き
    第20回 日付 始値 高値 安値 終値 前日比
    2004年7月1日 11,933.33 11,988.12 11,889.70 11,896.01
    2004年7月2日 11,781.54 11,781.54 11,693.00 11,721.49 -174.52
    選挙の週 月曜日 2004年7月5日 11,622.85 11,648.85 11,511.49 11,541.71 -179.78
    火曜日 2004年7月6日 11,536.45 11,606.60 11,475.27 11,475.27 -66.44
    水曜日 2004年7月7日 11,359.71 11,429.24 11,251.35 11,384.86 -90.41
    木曜日 2004年7月8日 11,372.63 11,411.31 11,279.55 11,322.23 -62.63
    金曜日 2004年7月9日 11,283.28 11,449.45 11,283.08 11,423.53 +101.30
    選挙直後(月曜) 2004年7月12日 11,532.64 11,598.90 11,474.08 11,582.28 +158.75

    ◆◆もし、金曜日または月曜日に、株価が最安値を更新したら、◆◆
    ◆◆戻しを期待して買いでしょうか?◆◆

    ◆◆いろいろなケースがあって、◆◆
    ◆◆過去例から未来を予測するのも難しいものです。◆◆

    (第20回参議院選挙の結果)自民49(-2)、民主50(+12)、公明11(+1)、共産4(-11)、社民2(0)
    予想通り、選挙直後の日経平均は11,582.28 (+158.75)と上がりました。

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    (2004/6/28)
    総会後の株主専用ライブ(エイベックス)

    エイベックスの株主総会は、6月27日の日曜日に東京国際フォーラムで開催されました。 出席者は、過去最大の3,277人。

    お目当ては、総会後、浜崎あゆみなど6グループが出演する「株主限定ライブ」です。参考1

    同ライブには、株主と同伴者(1名まで可)が5,000人も参加しました。先着順で前の席につけるらしく、徹夜組もいたそうです。遅れたら入場できないようです。

    ライブ実施の発表があったのは、2004年2月4日の市場終了後です。
    翌日は上がる、と思いきや、暴落です。

    実は、「株主限定ライブ」以外に「2004年3月期の連結経常利益が従来予想を20億円下回りそうだ」との発表もありました。 同ライブは、昔から実施しているものらしく、サプライズはなく、業績下方修正の方に影響されました。

    2004年株主限定ライブ発表日
    日付 始値 高値 安値 終値 出来高
    2004年2月3日 1,840 1,850 1,802 1,850 93,800
    2004年2月4日 1,845 1,845 1,785 1,805 101,600
    2004年2月5日 下方修正+株主ライブ発表直後 1,715 1,726 1,507 1,650 1,049,500
    2004年2月6日 1,620 1,640 1,560 1,608 347,700

    単位株は100株。17〜18万円で、同ライブ以外にオリジナルグッズと期末配当20円がもらえるわけです。 3月下旬の動きを知りたくなりました。

    権利付最終日の前日から、かなり上がっています。 権利落ち後の31日〜1日の暴騰も顕著です。未確認ですが、4月のNOMURA21に選ばれたためのようです。

    2004年株主限定ライブの権利落ち
    日付 始値 高値 安値 終値 出来高
    2004年3月22日 1,679 1,714 1,670 1,708 427,400
    2004年3月23日 1,705 1,705 1,678 1,700 329,500
    2004年3月24日 1,741 1,749 1,720 1,748 394,900
    2004年3月25日 権利付最終日 1,759 1,768 1,750 1,750 400,200
    2004年3月26日 権利落ち日 1,729 1,740 1,706 1,730 283,800
    2004年3月29日 1,730 1,790 1,710 1,784 296,200
    2004年3月30日 1,795 1,836 1,780 1,836 341,700
    2004年3月31日 NOMURA21に選ばれる? 1,837 1,998 1,836 1,943 825,800
    2004年4月1日 1,940 1,992 1,901 1,980 474,900

    2003年も調べました。この年の方が、自然な値動きです。 本当のファンは、ライブが始まった当初から買って、株価が変動しても絶対に売らないのでしょうね。

    2003年株主限定ライブの権利落ち
    日付 始値 高値 安値 終値 出来高
    2003年3月20日 1,199 1,223 1,190 1,215 64,500
    2003年3月24日 1,271 1,298 1,265 1,285 90,900
    2003年3月25日 権利付最終日 1,275 1,340 1,270 1,315 141,100
    2003年3月26日 権利落ち日 1,255 1,288 1,235 1,283 79,700
    2003年3月27日 1,270 1,298 1,270 1,272 62,400
    2003年3月28日 1,284 1,284 1,271 1,272 53,300
    2003年3月31日 1,261 1,271 1,230 1,230 75,800

    ◆◆安いときに買って、息子にプレゼントしよう。◆◆
    ◆◆・・といいながら、最終日に売抜けかな◆◆

    (参考)日経新聞朝刊(2004/6/28)

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