■水晶玉の世界2■

---目次---
  • 合計特殊出生率1.29のもたらす未来
  • 冷害は予測できる(後編)
  • ダイオキシン問題(前編)
  • ダイオキシン問題(後編)
  • クローン人間の恐怖(前編)
  • クローン人間の恐怖(中編)
  • クローン人間の恐怖(後編)
  • 神の子と女の子--異常気象の予測法(前編)
  • 神の子と女の子--異常気象の予測法(後編)

  • (2004/6/21)
    合計特殊出生率1.29の
    もたらす未来

    2003年に誕生した赤ちゃんは、約112万1000人で、前年より3万3000人も減りました。

    2003年に一人の女性が一生の間に生む子供の数(合計特殊出生率)は、1.29人と最低記録を更新しました。 2002年は1.32人だったので、0.03人も減ったことになります。

    合計特殊出生率とは、どう計算するのか?

    女性が子供を産めるのは、15歳から49歳の間と統計上みなせるようです。

    15歳の母親(中学生ではないか)が産んだ子供の数(X15)を、15歳の女性の数(Y15)で割り算して、15歳女性の出生率(P15)を計算する。

    (P15)=(X15)÷(Y15)

    16歳の母親が産んだ子供の数(X16)を、16歳の女性の数(Y16)で割り算して、16歳女性の出生率(P16)を計算する。

    (P16)=(X16)÷(Y16)

    ・・・17歳から48歳まで計算する・・・・・・・・

    49歳の母親(偉い!)が産んだ子供の数(X49)を、49歳の女性の数(Y49)で割り算して、49歳女性の出生率(P49)を計算する。

    (P49)=(X49)÷(Y49)

    合計特殊出生率=(P15)+(P16)+・・・・・+(P49)

    具体的な数字は、古いのが難点ですが、こちらの表が参考となります。

    合計特殊出生率は、2.08未満だと長期的に人口を維持できないとよく言われます。 2を超えた分は、子供を産み終わるまでの女性の死亡率に関連した数字でしょう。

    さて、1.29が続くと、日本の人口は将来どうなるか?

    上の表によれば、女性が最も子供を産む確率が高いのは、25歳〜34歳です。

    30歳になった女性だけが、1.29人の子供を産み、他の年齢の女性は子供を産まないと近似計算しても、人口予測の結果はそれほど変わらないでしょう。

    30歳の女性が95万人いるとします。
    生まれる女の子の数は

    95万人×1.29×0.5=612,750人

    さて、30年後
    生存率を0.9615とすると30歳の女性の数は
    612,750×0.9615=589,159人
    つまり、62.02%に減ります。

    60年後の30歳の女性は、38.46%の365,377人
    90年後の30歳の女性は、23.85%の226,595人
    120年後の30歳の女性は、14.79%の140,527人

    他の年齢もほぼこの比率で減りますから、日本の人口(1億2000万人)は120年後(4世代後)には約1800万人ぐらいになるでしょう。

    これだけ、人口が減っても、老人が若者に比べて多いので、年金問題が相変らず深刻です。

    ◆◆いったい、何故女性は、子供を産まなくなったのか?◆◆
    ◆◆ 次回は、この点を考えてみましょう。◆◆

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    (2001/6/21)
    冷害は予測できる(後編)

    前編
    1991年6月9日、フィリピン、ルソン島のピナツボ火山が噴火します。
    火山ガスは、時間をかけて10〜15km上空の成層圏まで達し、世界中に拡散します。


    火山ガスの中に含まれる硫黄酸化物は、成層圏で、紫外線により水蒸気と反応して硫酸エアロゾルの雲となります。 硫酸エアロゾルの雲は、太陽光を強く反射して、地球表面に到達するエネルギーを弱めます。

    ちょうど、海水浴のパラソルと同じ役目を果たします。

    この現象が現われるのは、火山噴火から1〜2年後と言われています。

    ピナツボ火山の噴火から2年後、パラソル効果は、
    遥か遠方の日本に冷夏もたらし、平成米騒動が起きたのです。

    「天明の大飢饉」の最大要因も火山の噴火です。

    1783年(天明3年)5月9日(旧暦4月9日)から、浅間山は活動を開始します。
    8月に入ると、火砕流などが発生します。ちなみに、後にこれは冷却して「軽井沢の鬼押し出し」となります。死者は1151人でした。

    それから2年後、パラソル効果で、世界規模の気温の低下現象が起こります。
    そして、浅間山から遠く離れた東北地方に、冷害が直撃したのです。

    そして、噴火による死者より遥かに多くの餓死者をもたらしました。
    「天明の大飢饉のピークは、1785年の可能性が高い」と私は思います。

    ◆◆日本で起きた飢饉の60%は、◆◆
    ◆◆火山活動が関係しているとの説があります。◆◆
    ◆◆ そして、世界の火山の10%は、日本にあるのです。◆◆

    (参考文献)
    「火山のメカニズム」  田中康裕著 北隆館       
    「地球温暖化とその影響」  内嶋 善兵衛著 裳華房

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    (2001/7/2)
    ダイオキシン問題(前編)

    ベトナムのシャム双生児、ベトちゃんとドクちゃんの写真は衝撃的でした。

    アメリカ軍は、ベトナム戦争でゲリラ対策として、大量の枯葉剤を散布しました。この中に不純物として、入っていたTCDD(ダイオキシン類の一種)が奇形を誘発した、とベトナムの科学者は主張しています。 TCDDは、オーム心理教で有名となったサリンと比較すると、数倍の毒性を持つと言われています。

    ダイオキシン類は、急性毒性以外にも、奇形性、発ガン性作用、免疫異常、内臓障害などを引き起こします。 また、環境ホルモンとして、男性の生殖能力を失わせたり、アトピー性疾患の原因になるとも言われています。

    1968年、九州を中心にカネミ油症事件が起こりました。

    カネミ倉庫が製造したライスオイルを食べた1867人(認定患者数)が、奇病にかかります。
    皮膚に吹き出物がでて、痒くなり、膿が出てきたのです。

    事件から33年たった今も、被害者は後遺症に苦しんでいるそうです。

    原因は、製造工程で過熱に使われた、PCBとPCDF(ダイオキシン類の一つ)がライスオイルに混入したことです。
    ダイオキシン類は、水に溶けず、油に溶けやすい性質があります。
    このため、一度体内に入ると半分減るのに10年以上かかるのです。

    しかし、これらの事故や戦争がなくても、
    日本は、ダイオキシン類で汚染されつづけています。

    塩ビ(ポリ塩化ビニル)などを低い温度で燃やすと、ダイオキシン類は、自然に発生してしまうのです。 ダイオキシンは、サリンと違い安定な物質でほとんど分解しません。

    焚き火で、プラスティックを燃やすのはやめましょう。
    広い国土のあるアメリカは、ゴミを10%しか燃やしていません。
    それに比べて、日本は72%も燃やしています。

    そして、都道府県にある焼却炉にも問題があります。

    日本は、世界で、最も高密度でダイオキシン類を発生させている国なのです。
    このつけは、孫子の代に必ず回ってきます。

    ◆◆この続きは、明日発表します。◆◆

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    (2001/7/3)
    ダイオキシン問題(後編)

    大規模な最新鋭の焼却炉を用いて高温で焼却しないと、ダイオキシン類の発生は防げません。 日本は、1,854もの小型のゴミ焼却施設で、世界一の3800万トンものゴミを燃やしています。

    これらの施設は、性能の悪いものが多く、ダイオキシン類が大量に発生します。

    アメリカは、ゴミの発生は多いですが、焼却されず、広い国土に埋め立てられています。

    さて、ドイツは面積の狭い国ですが、焼却設備は、たったの53しかありません。
    日本の35分の1です。
    すべて、ダイオキシン類がほとんど発生しない、高性能の焼却炉です。

    日本が世界一高密度でダイオキシン類をばら撒いている理由が、以上の説明で、お分かりになると思います。

    各国のゴミ焼却施設数
    国名ゴミ発生量(千トン/年)焼却量(千トン/年)焼却施設数
    日本50,30038,0001,854
    アメリカ207,00032,900148
    カナダ23,2001,20017
    ドイツ43,50011,00053
    オランダ12,0002,80011
    スウェーデン3,2001,70021

    さて、ばら撒かれたダイオキシン類は、どのようにして人体に入るのでしょうか?

    最も重要なルートについて、紹介します。

    1954年、アメリカのクリア湖で、カイツブリという水鳥が、いっせいに死亡する事件がありました。

    原因は、殺虫剤のDDDでしたが、注目すべきメカニズムが働いていたのです。 DDDは、雨で流され、川で運ばれて、湖の底に溜まります。0.02PPMという問題にならないような低濃度です。

    DDDは、微生物に取り込まれ、これをプランクトンが食べます。プランクトンのDDDは、5PPMに濃縮されます。 プランクトンを、小魚(40PPM)が食べます。小さな魚を大きな魚(300PPM)が食べます。

    そして、大きな魚をカイツブリが食べた時は、DDDは、1600PPMの致死量まで、増えてしまったのです。

    これを生物濃縮と言います。

    生物の脂肪に溜まり易いダイオキシン類も、汚染された魚などを食べることで人体に入ります。

    食物連鎖の頂点に立つのは、人間です。
    そして、一番危ないのは、母親の母乳で育つ赤ちゃんと言われています。

    特に、初産の母親の母乳には、高濃度のダイオキシン類が含まれているそうです。

    ◆◆我が子を3ヶ月以上母乳で育てるのは、やめたほうがよいでしょう。◆◆
    ◆◆ 草食動物の牛から製造される粉ミルクは、安全です。◆◆

    (参考文献)
    「ダイオキシン100の知識」 佐巻健男ほか 編 東京書籍
    「ダイオキシン汚染」  青山貞一 編    法研

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    (フィクション2001/7/25)
    クローン人間の恐怖(前編)

    1945年4月29日、ドイツのベルリンは、迫り来るソ連軍に完全に包囲されていました。第三帝国総統、アドルフ・ヒトラーは、地下壕に身を潜めて、覚悟を決めます。

    第一に、長年、愛人として尽くしてくれた、エバ・ブラウン(当時33歳)に報いなければなりません。
    同日早朝、ソ連軍の空襲の中、二人は正式に結婚します。

    エバの目から、嬉し涙が溢れます。

    夢を諦めきれないヒトラーは、最も信頼する若いSS隊員を呼び、密命を与えます。
    ヒトラーは、引き抜いた自分の髪の毛を小箱に入れ、SS隊員にこう言います。

    ドイツの偉大な科学の力で、私はこの髪の毛から必ず復活する。
    そして、私とともにドイツ第三帝国も甦るのだ!


    遺言を終えるとヒトラーは、拳銃で自らのこめかみを打ち抜きます。
    56歳の誕生日を祝ったばかりでした。

    そして、新婚の妻エバ・ブラウンは、青酸カリを飲み干し、後を追います。
    遺体は、完全に焼き払われますが、かかりつけの歯科医により確認がなされます。

    髪の毛を託されたSS隊員は、途方にくれます。
    「いくら総統のご遺言でも、髪の毛から人間が甦るなんて不可能だ・・・・」
    そう思ったに違いありません。

    ・・・・・・・・・・・・・・・・

    1996年7月イギリス・エジンバラのロスリン研究所で、一匹の羊の赤ちゃんが誕生します。 赤ちゃん羊は、ドリーと命名されます。金髪でグラマーなブルース歌手、ドリー・バートンにちなんだ名前です。

    このニュースは、世界を震撼させます。

    ドリーは、乳腺細胞の核を未受精卵に移植して、誕生したのです。
    精子でも卵子でもない、おっぱいの細胞から高等動物が複製されたのです。
    ドリーは、世界初のクローン羊だったのです。


    ・・・・・・・・・・・・・・・・

    さて、この年アロイスというドイツ系イギリス人が、ロスリン研究所に採用されます。
    彼は、採用に当たり多くのことを隠していました。
    彼の昨年亡くなった父は、元ドイツのSS隊員でした。

    ◆◆アロイスは、父の影響を受け、本当は生粋のネオナチ党員でしたが、◆◆
    ◆◆優秀な生物学者でもあったのです。◆◆
    ◆◆ この続きは、明日発表します。◆◆

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    (フィクション2001/7/26)
    クローン人間の恐怖(中編)

    アロイスとその妻クララは、その男の復活に全力を注ぎます。 彼は、クローンをつくる技術をロスリン研究所から盗み出します。

    アロイスは、冷凍保存していた、その男の毛根の細胞を10%の血清で培養します。

    途中で、血清の濃度を20分の1に落とします。 毛根細胞は、飢餓状態になり自分が毛根になることを忘れます。

    核のDNAがリセットされ、生殖細胞と同じ状態になるのです。

    クララから取り出した未受精卵から、ミクロピペットで核を取り除きます。
    そして、核のない未受精卵に毛根細胞の核を入れ込みます。

    電圧をかけ、細胞融合をさせます。

    6日間培養すると、細胞は、分裂を開始して初期の胚が生まれます。
    この胚をクララの子宮に移植します。

    クララは、妊娠したのです。

    チベット仏教では、ダライラマは死亡すると、チベット人の赤ちゃんに生まれ変わると信じられています。 チベット中の子供達から、生まれ変わりの子供が探し出され、後継ぎのダライラマになるのです。

    輪廻転生・・・・

    クララのお腹は、次第に大きくなります。

    そして、移植から約10ヶ月たちました。

    元気な赤ちゃんが産声を上げます。

    その男とDNAの配列がまったく一致した赤ちゃん。
    完全なる輪廻転生。

    ◆◆ついに、その男は53年の時を超えて、復活を果たします。◆◆
    ◆◆ 赤ちゃんは、アドルフ二世と名づけられます。◆◆
    ◆◆ この続きは、明日発表します。◆◆

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    (フィクション2001/7/27)
    クローン人間の恐怖(後編)

    アドルフ二世は、両親の期待のもとに、順調に育ちます。三人は、祖国ドイツに戻ります。 アドルフ二世は、背は低く、絵が上手で、小学校の成績は優秀、弁舌が巧みでした。

    画家をこころざし美術大学を受験しますが、不合格となります。

    落胆するアドルフ二世に、養父アロイスは、出生の秘密を明かします。

    アドルフ二世は自分の使命に目覚め、ネオナチに入党します。
    彼の顔も姿も声もヒトラーと瓜二つ。ネオナチの党員は、感激して彼を党首として迎え入れます。

    2028年、世界恐慌は、ドイツに波及して、失業率は20%を超します。 選挙が近づきます。ネオナチは、勢力を拡大。後一歩で、政権奪取です。

    明日は、投票日。20万人の聴衆を集めて、最後の演説が始まるのです。30歳の若きヒトラーは、壇上に登場します。

    「ハイル、ヒトラー」、20万人の歓声が沸きあがります。

    若い・・はずのヒトラーの元気がありません。
    白髪で皺だらけ、まるで90代の老人のようです。
    扇動しようとしても、声になりません。


    突然、アドルフ二世は、倒れます。
    老衰が命を奪ったのです。

    翌日の選挙は、ネオナチの大敗北。民主主義は力を取り戻します。

    しかし、何故?

    ・・・・・・・・・・・・・・・・

    ドリーの細胞は、テロメアといわれる部分が、同じ年の羊よりも20%も短くなっています。テロメアとは、染色体の両端の部分で、細胞分裂するたびに短くなります。

    テロメアが、短いということは、細胞分裂の回数が限られており、寿命が残り少ないのです。

    テロメアは、命のロウソクなのです。

    ドリーは、6歳の羊の乳腺細胞から生まれました。
    ドリーは、赤ちゃんのとき、すでに6歳も老化していたのです。

    ・・・・・・・・・・・・・・・・

    30歳のアドルフ二世の体は、実は86歳でボロボロだったのです。

    ◆◆子供のときの髪の毛、何処かになかったかな。◆◆
    ◆◆探さなくちゃ・・・◆◆

    ◆◆ 明日は、隅田川の花火を見に行くので休みます。◆◆

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    (2001/8/10)
    神の子と女の子
    異常気象の予測法(前編)

    1997年の日本は、台風の当たり年でした。毎週末に襲う台風で、海水浴場の海の家は大赤字でした。 そして、1998年に入ると東京に大雪が降り、交通が麻痺しました。この年の天候は、不思議でした。

    これらは、世界中で起こった異常気象の一つと考えられています。

    1997年4月と8月にチリで洪水が起きます。

    そして、干ばつがインドネシア、オーストラリア、パプアニューギニアで起こり、ボルネオ、スマトラ、オーストラリアでは、大規模な山火事が発生します。 隣国マレーシアの空は、昼間でも煙で暗くなってしまいます。

    メキシコ湾では、大型のハリケーンが一つも発生しませんでした。

    実は、これらの異常気象は、ある程度、予測できたのです。
    なぜならば、前触れと考えられる有名な現象が発生し、警鐘を鳴らしていたからです。

    1997年〜8年にかけて、14年ぶりに大規模なエルニーニョ(神の子)が発生します。
    エルニーニョは、ペルーの沖の海面の温度が異常に上昇する現象です。


    ペルーの沖合いは、通常、冷たい栄養分に富んだ海水が下から湧き上がっています。
    そこに、プランクトンが大量に発生します。

    この海域は、カタクチイワシの世界的な漁場なのです。
    そして、カタクチイワシを餌にして、グアノ鳥が生息しています。

    グアノ鳥の糞は、無人島に何万年もの間堆積され、良質の肥料(グアノ)となります。 カタクチイワシは、魚粉となり輸出されます。どちらもペルーの基幹産業です。

    暖かい水が海面を覆い、プランクトンは死滅します。

    ◆◆エルニーニョの最初の被害者は、カタクチイワシとグアノ鳥なのです。◆◆
    ◆◆ 餌を失った可哀想なグアノ鳥は、餓死します。◆◆
    ◆◆ この続きは、明日発表します。◆◆

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    (2001/8/11)
    神の子と女の子
    異常気象の予測法(後編)

    赤道近くの西太平洋の海水は、赤道近くの東太平洋(つまりペルー沖)の海水より8度ほど高く、水位も50cm高くなっています。

    これらは、地球の自転に起因する赤道付近の東風(貿易風)の影響です。

    西太平洋の暖かい海は、インドネシアやオーストラリアに雨をもたらします。
    一方の東太平洋の沿岸は、乾燥地帯です。

    エルニーニョが起こると激変が起こります。

    貿易風(東風)が弱まり、東に向かう暖流の勢いが強まります。 東太平洋(ペルー沖)の海水は例年より暖かくなり、西太平洋の海水は反対に冷たくなります。

    インドネシアやオーストラリアは、雨が降らず、干ばつになるのです。山火事もなかなか消えません。西太平洋で発生する台風の位置やコースも、東にずれます。この台風が、日本を襲ったのです。

    一方の東太平洋沿岸のチリの気候も変化します。暖かい海は雲をもたらし、降雨量が多くなります。そして、洪水が発生したのです。海の恵みをもたらす冷たい湧き水が消え、かつて、世界一を誇ったペルーのカタクチイワシの漁獲量は、激減します。

    そして、エルニーニョは、太平洋だけでなく、地球全体の気象変化と関係があるのです。

    エルニーニョが起こると、アフリカの干ばつ、西ヨーロッパの洪水、カリフォルニアの暴風雨など世界規模で災害が発生します。

    つまり、ペルー沖の海水の温度変化は、地球規模で起こる大気・海洋・陸地の状態の変化を予測する際の判断材料と考えられます。

    エルニーニョは、南半球が冬になるクリスマス頃に発生します。キリストの誕生日・・・神の子(スペイン語でEl Nino)の名前の由来です。

    実は、あまり有名でありませんが、エルニーニョと正反対の現象も存在します。
    ペルー沖の海水が普段より冷たくなり、西太平洋の海水が暖かくなる現象・・・

    何故か、女の子(ラニーニョ)と呼ばれています。

    ◆◆ 神の子と女の子は、地球の気候パターンの◆◆
    ◆◆長期サイクルの転換点を告げる預言者。◆◆

    ◆◆子供達は、優秀なテクニカルアナリスト◆◆
    ◆◆ この変動は、株価の長期サイクルと似ている気がしますね。◆◆

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