■その時、株価はどう動いたか(7)■

---目次---
  • 猛暑と株価(1994年の場合)
  • 冷夏の翌年は、猛暑となる?
  • 創業者事故死と株価(ゲオ)
  • カテナ&ヤフーのネット通販価格の誤表示
  • グリースパン議長心臓発作の噂とドル円相場
  • 3月31日ドル暴落相場の真実
  • 回転ドアで6歳児死亡(三和シャッター)
  • ドンキホーテ本社の家宅捜索は、誤報なのか?
  • 冬のSARS患者と日本バイリーン

  • (2004/7/11)
    猛暑と株価(1994年の場合)

    これまで、最も暑かった1994年の猛暑関連株の値動きを調べてみました。 エアコンの富士通ゼネラル、ダイキン工業とサーティワンアイスクリームです。

    東京の最高気温を一番右に書きました。

    7月5日、東京は茹だるような暑さ。最高気温は35.3度を記録します。

    この日、富士通ゼネラルは、1020円(+60)と暴騰します。 出来高は、2,589,000株の大商いです。サーティワンアイスクリームは1550(+200)、ダイキン工業984(+23)と値上がり開始です。

    猛暑相場が始まります。
    しかし、富士通ゼネラルは、この日が株価のピークでした。

    サーティワンアイスクリームのピークは翌日の1690円で、東京の最高気温は33.1度の日です。 ダイキン工業の株価のピークは、7月15日の1000円で、東京の最高気温は34.7度です。

    どうも、猛暑相場は、遅くとも7月中旬の暑い日をピークに終了するようです。

    猛暑と株価(1994年の場合)
    富士通ゼネラル サーティワン
    アイスクリーム
    ダイキン工業 東京最高気温
    日付 終値 出来高 終値 出来高 終値 出来高
    1994年6月21日 969 146,000 1,310 1,000 925 129,000 23.6
    1994年6月22日 950 116,000 1,250 3,000 925 346,000 27.6
    1994年6月23日 960 70,000 932 158,000 26.2
    1994年6月24日 950 103,000 1,300 1,000 945 381,000 25.5
    1994年6月27日 911 113,000 925 330,000 31.7
    1994年6月28日 931 149,000 1,300 2,000 953 333,000 29.1
    1994年6月29日 931 73,000 1,300 1,000 963 222,000 23.7
    1994年6月30日 960 90,000 965 254,000 27.2
    1994年7月1日 950 64,000 958 247,000 27.6
    1994年7月4日 960 135,000 1,350 2,000 961 202,000 32.4
    1994年7月5日
    (猛暑相場始まる)
    1,020 2,589,000 1,550 12,000 984 445,000 35.3
    1994年7月6日 1,010 968,000 1,690 26,000 985 958,000 33.1
    1994年7月7日 990 227,000 1,600 7,000 997 736,000 27.4
    1994年7月8日 984 93,000 990 307,000 30
    1994年7月11日 970 133,000 1,580 3,000 986 304,000 32.6
    1994年7月12日 965 81,000 1,590 2,000 985 316,000 35
    1994年7月13日 970 81,000 985 215,000 30.4
    1994年7月14日 995 226,000 1,500 3,000 985 450,000 32.7
    1994年7月15日 985 221,000 1,500 3,000 1,000 615,000 34.7
    1994年7月18日 970 56,000 984 625,000 28.3
    1994年7月19日 955 88,000 1,570 7,000 984 583,000 30
    1994年7月20日 950 58,000 1,630 9,000 971 653,000 31.7
    1994年7月21日 940 72,000 1,640 3,000 975 465,000 32.8
    1994年7月22日 930 75,000 1,620 4,000 963 87,000 31.9
    1994年7月25日 920 38,000 945 241,000 32.8
    1994年7月26日 910 103,000 917 195,000 33.2
    1994年7月27日 900 170,000 930 380,000 33.8
    1994年7月28日 905 112,000 948 577,000 33.3
    1994年7月29日 925 80,000 967 224,000 27.2
    1994年8月1日 906 41,000 1,550 1,000 954 168,000 33.9
    1994年8月2日 947 56,000 950 525,000 35.5
    1994年8月3日
    (猛暑のピーク)
    944 80,000 955 130,000 39.1
    1994年8月4日 950 83,000 952 34,000 36.6
    1994年8月5日 930 45,000 1,600 2,000 930 86,000 35.9
    1994年8月8日 931 27,000 1,550 1,000 940 175,000 34.3
    1994年8月9日 920 31,000 1,590 2,000 947 184,000 34
    1994年8月10日 920 12,000 945 65,000 34.2
    1994年8月11日 925 22,000 1,540 1,000 945 53,000 33.5
    1994年8月12日 921 20,000 1,540 2,000 948 168,000 33
    1994年8月15日 918 16,000 947 94,000 34.2
    1994年8月16日 915 141,000 942 183,000 35
    1994年8月17日 920 47,000 950 316,000 34.2
    1994年8月18日 910 38,000 1,550 1,000 943 223,000 32.9
    1994年8月19日 906 72,000 1,450 2,000 938 75,000 32.5
    1994年8月22日 910 32,000 938 105,000 25.9
    1994年8月23日 900 29,000 920 229,000 29.4
    1994年8月24日 888 51,000 932 472,000 30.9
    1994年8月25日 900 143,000 1,310 2,000 945 982,000 29.9
    1994年8月26日 888 72,000 1,300 1,000 937 227,000 31.8
    1994年8月29日 890 51,000 1,250 3,000 945 71,000 32.7
    1994年8月30日 873 100,000 1,250 2,000 940 268,000 33
    1994年8月31日 870 102,000 950 182,000 32.5

    1994年の猛暑のピークは、8月3日。この日の東京の最高気温は、なんと39.1度!

    東京の最高気温は、この日を含めて4日連続、35度を上回ります。

    しかし、既にピークを打った猛暑銘柄は、無反応。
    夏は終わりは、すぐそこまで近づいているのです。

    ◆◆8月に入ったら、いくら暑くとも、ダメなのです。◆◆
    ◆◆ ウーン、空売りも面白しろそう。◆◆

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    (2004/7/10)
    冷夏の翌年は、猛暑となる?

    今年の夏は、とにかく暑いですね。

    エアコン、清涼飲料など猛暑関連銘柄が、上がっているといいます。気象人というHPによれば、1946年以降の6月〜8月の平均気温を調査することができます。 48年間で最も猛暑だった年は、1994年で、気温の平年偏差は、+1.467度です。

    この年に続くのが、1978年(+1.433)、1990年(+1.133)、2000年(+1.033)。
    最近15年以内の年が3つも入っていますから、地球温暖化、都市部のヒートアイランド現象は、恐るべき速さで進行しているのでしょう。

    冷夏を調べると、1993年(米不足の年)が、48年間で第一位に輝くのも興味深いところです。

    1993年は、冷夏第1位。翌年(1994年)は、猛暑歴代1位。

    これは、偶然でしょうか?

    気象人のデータには、残念ながらありませんが、2003年は記録的な、冷夏でした。米関連銘柄が高騰したのは、印象的でした。

    冷夏猛暑に関するJ_Coffee仮説-----
    冷夏の翌年は、記録的は猛暑になるのでは、ないでしょうか?

    猛暑の年、歴代4位(1946〜2002年)
    北日本 東日本 西日本 平均 天候の特徴
    猛暑の夏
    (ワースト4)
    1994 1.4 1.6 1.4 1.467 空梅雨  梅雨期から猛暑 7〜8月高温顕著 全国的な少雨多照 水不足
    1978 2 1.4 0.9 1.433 短い梅雨  盛夏期記録的に長く暑い 猛暑 干害 
    1990 1.1 1.1 1.2 1.133 空梅雨  盛夏期安定 梅雨期から猛暑 水不足 
    2000 1.4 1 0.7 1.033 高温  東・西日本少雨 太平洋高不安定 雷雨 熱帯擾乱
    冷夏 1993 -1.8 -1.5 -1.2 -1.500 大冷夏  大冷害 多雨寡照 西日本大雨被害 南西諸島高温少雨

    1994年と今年は、どちらが暑いか?

    6月東京のデータで比較してみましょう。
    出典は、気象庁の電子閲覧室です。

    どちらが猛暑か?東京6月
    平均現地気圧 平均海面気圧 平均気温 平均相対湿度 平均風速 最多風向 日照時間 降水量
    hPa hPa m/s 時間 mm
    1994年6月東京 1004.7 1008.8 22.4 71 2.8 136.2 144.5
    2004年6月東京 1006.9 1011 23.7 66 3.6 南西 170.6 112.5

    東京の平均気温は、1994年6月が22.4度に対して、2004年6月は23.7度。
    現時点では、2004年は、過去49年間で最高の猛暑なのです。

    ◆◆猛暑関連株は、どう動くか?◆◆
    ◆◆ 1994年の例を明日調べてみましょう。◆◆

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    (2004/6/9)
    創業者事故死と株価(ゲオ)

    ・・・2004年6月5日(土曜日)、午後1時30分頃・・・

    「ゲオ」の創業者、遠藤結城さんは、岐阜県の市道を妻とドライブしていました。 登り坂の途中、バックミラーにトランクが開いているのが映ります。

    夫妻は、トランクを閉めるために、車を降ります。 すると、車が僅かに動いています。

    「いけない。サイドブレーキをかけ忘れた」
    車は、ゆっくりと坂を滑りだします。

    遠藤さんは、車を止めようと、ドアを開け、上半身を車内に入れます。
    加速がつきます。

    遠藤さんの上半身を乗せたまま、車は坂を走ります。
    ガードレールが迫る・・・・

    「助けて!」素子さんの絶叫。
    遠藤さんは、車とガードレールに挟まれ、胸部を強打され、亡くなります。まだ、53才の働き盛りでした。

    ・・・・・・

    遠藤さんは、1989年、脱サラでビデオレンタル販売ゲオを創業し、東証1部上場企業に育て上げました。 ゲオは、撤退したコンビニや紳士服店を費用をかけずに店舗とする戦略で、急成長します。

    カリスマ社長の死は、株主にとっては不安要素です。

    遠藤さんのゲオの所有株は、2003年9月において18,362株(28.8%)、2倍分割を2回行っているので73,448株に増えているはずです。 時価総額は245億円になります。

    妻が夫の資産を相続する場合、全相続資産の1/2までは無税だったと思います。相続税対策で、株式が売られる心配はそれほどない気がします。

    週明けの6月7日、東証は今年最大の上げを記録しました。 しかし、ゲオには売物が殺到します。

    10.5%も安い、299,000円で寄り付きます。

    ◆◆引けは、少し戻しますが、ゲオは東証一部で、値下がり率第一位。◆◆
    ◆◆ 出来高23,916株は、発行済株数260,154株の9.19%でした。◆◆

    ◆◆遠藤結城さんのご冥福を心からお祈り申し上げます◆◆

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    (2004/5/2)
    カテナ&ヤフーの
    ネット通販価格の誤表示

    2004年4月21日、午後、東証2部上場企業カテナは、「Yahoo! ショッピング」で、アップル社製「Apple 8xDVD-R メディア(5枚組)」を2787円で販売開始するつもりでした。 ところが、画面には、アップル社製パソコン「eMac M9461J/A(17型ディスプレイ搭載)」と誤表示されてしまいました。

    実勢価格の1/40でMacパソコンの販売が表示されてしまったのです。
    この超特価の情報は、ネットを駆け巡り、2万人が1億台、申し込みました。

    1億台分について、実勢価格と表示価格の差を計算すると10兆8693億円となります。
    また、一人一台と計算すると同差額は21億7386万円です。

    翌日の9時10分頃まで、このネット販売は続けられました。 この種の事件としては、異例の長期間でした。

    カテナは、受諾メールを送っていないので、契約は成立していないと主張しています。

    事故が起こった原因は、Yahoo!JAPANが契約している情報提供元会社がコードを間違えたためのようです。(参考)

    さて、カテナの株価の動きです。

    カテナの株価の推移
    日付 始値 高値 安値 終値 出来高
    2004年4月19日 299 299 287 292 75,000
    2004年4月20日 290 292 282 289 72,000
    2004年4月21日 (午後事件発生) 288 290 285 289 34,000
    2004年4月22日(9時10分、販売終了) 285 290 284 285 35,000
    2004年4月23日 (事件発表直後) 278 283 272 276 84,000
    2004年4月26日 270 278 269 274 66,000
    2004年4月27日(終了後、決算説明資料) 273 290 272 288 64,000
    2004年4月28日 333 367 329 360 792,000
    2004年4月30日 351 355 340 352 353,000

    天文学的な金額にもかかわらず、23日にほとんど反応していません。 27日、カテナは、決算説明資料の中で、ヤフー の買い物サイトで発生したパソコン価格の誤表示問題について、次の見解を表明します。

    「受注を確定させるのに必要なメールが送信されておらず、売買契約は成立していない」と主張したうえで、「発生した損害はヤフーに請求する」としている。

     

    この発表が影響したのかどうか?翌28日、株価は暴騰します。
    事件公表のときは、下がっていないのにねぇ。

    ところで、MSCI採用の噂もあるYahooの株価は、この事件の影響を受けていないように思えます。
    しかし、10兆円ですぞ。
    少しは誠意を見せろと凄んでいる人もいるようです。

    ◆◆2003年秋に丸紅が、パソコンを1/10で売った時の被害金額は、2億円だったそうです。◆◆
    ◆◆ 結末が、どうなるか?興味津々です。◆◆

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    (2004/4/1)
    グリースパン議長心臓発作の噂と
    ドル円相場

    まず、次のニュースをご覧下さい。

    78歳議長の病気説でドル安 米FRB異例の否定声明

    【ワシントン31日共同】3月6日に78歳の誕生日を迎えたグリーンスパン米連邦準備制度理事会(FRB)議長が心臓発作を起こしたとのうわさが31日朝のニューヨーク外国為替市場で一時広がり、対ユーロやスイス・フランでドルの下落に拍車がかかった。

    通常は市場のうわさに論評を一切控えているFRBも「事実ではない。議長は元気だ」と異例の否定声明を発表した。

    高齢のため過去にも重病説が何度か流された議長だが、今回も「議長の一挙手一投足が相場を動かす」といわれる金融市場での存在感の大きさをあらためて示した。 議長は、3月26日に予定されていた会議の冒頭あいさつを風邪のため中止し、自宅で療養した。

    今回のうわさの出所ははっきりしないが、病気説に市場が敏感となる背景には、議長の影響力の大きさに加え、有力な後継者がいまだ見当たらない事情もありそうだ。(共同通信)
    [4月1日8時37分更新]

    心臓発作の噂が流れただけで、ドルを暴落させるとは、いかにグリーンスパン議長が信頼されているかの証でしょう。議長の存在感を再認識させられました。
    日銀にも、このぐらいの大人物が通貨の番人として欲しいですね。

    さて、次のグラフは、ドル円相場の時間足です。

    最も酷い暴落は、日本時間3月31日午前9時〜11時の間です。
    この暴落は、議長の噂とは関係がないかもしれません。 その後も、午後6時まで、値下がりが続きます。

    日本とニューヨークは、14時間の時差です。

    最も酷い暴落は、ニューヨーク時間、30日午後7時〜9時。
    相場が反転した時刻は、31日の早朝(午前4時)

    ◆◆「事実ではない。議長は元気だ」との声明は、深夜に発表されたのでしょうか?◆◆

    ◆◆ アメリカの為替ディーラーは、睡眠不足で大変だったと思います。◆◆
    ◆◆24時間営業の為替より株の方が楽ですね◆◆

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    (2004/4/27)
    3月31日ドル暴落相場の真実

    3月31日のドル相場の急落について、グリースパーンに関する噂に関連させた記事を書きました。 これに対して、為替相場のプロの方から、貴重なご意見を頂戴しました。

    この値動きは、グリーンスパーンとは無関係で、決算期末特有の値動きだというのです。
    すなわち・・・

    期末の為替相場は、午前10時の基末日仲値決定(正確には9時55分)までは、 日銀が期末仲値を円安方向に維持する介入を行う可能性があります。

    つまり、仲値が決まるまでは、実力以上にドルが買われている可能性があります。しかし、ドルを売っても無敵の日銀が立ちはだかります。

    9時55分を過ぎると、「日銀の介入は終了した」という共通認識が市場には生まれます。

    時間足しかわからないので、ドル暴落は午前9時から始まったと前回は分析しました。 しかし、暴落は9時55分から始まったのかもしれません。

    この瞬間、為替ディーラーは、一斉にドル売りを開始します。

    ◆◆最大の下げは10時〜11時の間です。◆◆
    ◆◆ ドル相場は、午後5時台まで、2円50銭ぐらい暴落します。◆◆

    ◆◆これって、為替投資の必勝法?◆◆

    ◆◆ 来年の3月31日に、ジョージソロスのように◆◆
    ◆◆為替のデイトレをしたい気分になりましたね。◆◆

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    (2004/3/29)
    回転ドアで6歳児死亡
    (三和シャッター)

    涼ちゃん(6歳)は、母親と単身赴任中の父親と会うために上京し、新名所六本木ヒルズを観光するところでした。 涼ちゃんは、幼稚園を卒園し、4月からは、一年生です。

    ・・・事件が起きたのは、2004年3月26日(金)、午前11時半頃・・・

    六本木ヒルズ森タワー2階の入口は、2.7トンの回転扉が1分間に3・2回の速度で回転していました。
    涼ちゃんは、扉が閉まる直前に、頭から通りようとします。

    センサーは、80cm以上の高さの幼児をキャッチします。
    涼ちゃんの身長は117cmもあります。センサーが正常なら、回転扉は緊急停止するはずです。

    ところが・・・
    母親の悲鳴・・・

    頭を回転ドアに挟まれた涼ちゃんは、頭骸内損傷で2時間後に死亡します。

    ・・・・・・・・・・・・・

    回転ドアを販売したのは、三和タジマ(三和シャッターの完全子会社)です。 この日の三和シャッターの株価の動きです。

    後場寄付の3.5万株の売りは、事件を聞いた人の売りなのでしょうか?
    ニュースになったのは、市場終了後のような気がします。

    休みの間、新聞、TVでこのニュースは広く伝えられます。 「六本木ヒルズ」で昨年4月の開業以降、回転ドアによる負傷事故が32件起きており、警察に届けなかったことも明らかになります。

    さて、今日はストップ安かと思いましたが、意外と下がりません。寄付は579(-40)、終値は605(-14)の陽線でした。出来高は7,579,000株もあり、投資家の関心が高かったのは、間違いありません。

    ・・・・・・・・・・・・・

    今日は、涼ちゃんの告別式。

    ◆◆祭壇には、涼ちゃんのランドセルが置かれ、弔問者の涙を誘いました。◆◆
    ◆◆ 涼ちゃんのご冥福を心からお祈りしたいと思います。◆◆

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    (2004/2/6)
    ドンキホーテ本社の家宅捜索は、
    誤報なのか?

    今日のドン・キホーテは、後場に暴落します。一時は、ストップ安の5100円に張り付きました。出来高2,232,800株は、発行済株数の10.88%に相当します。

    原因は、キャッツの株価操作事件に関連して、ドン・キホーテが株価操縦資金の一部を提供した疑いで、東京地検特捜部が、東京本社を家宅捜査した、と日経ニュースなどが報道したためです。

    ◇<東証>ドンキホーテが急落 「キャッツ関連で家宅捜査」嫌気

    【NQN】(13時25分、コード7532)前引けは前日比変わらずの6100円だったが、後場は急落。 前日比990円安の5110円まで下げる場面があった。日経ニュースなどが「キャッツ(9786)の 株価操縦事件で、ドンキホーテ側がキャッツ前社長の大友裕隆容疑者らに株売買の資金を提供した 疑いが強まり、東京地検特捜部は6日、ドンキホーテ本社を家宅捜索した」などと報じている。

    ところが、ドンキホーテは、資金提供と家宅捜索の事実を全面否定します。参考

    前半の資金提供の否定は、よくあることですが、後半の家宅捜索の否定というのは、あまり聞いたことがありませんね。簡単に確認できる事柄を、会社が危険を冒して否定するでしょうか?

    もしかして、家宅捜索は日経の誤報?

    ◆◆仮に誤報だとしたら、場中に報道を信じて安値で売った人は、◆◆
    ◆◆損害賠償を請求したくなりますね。◆◆

    ◆◆ もっとも、火のないところに煙はたたないともいいますが・・・◆◆

    ◆◆早く真実を明らかにして欲しいです。◆◆

    (注)その後のニュースを追うと誤報では、ないようです。

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    (2003/12/17)
    冬のSARS患者と日本バイリーン

    7月5日、世界保健機構(WHO)はSARSの終息を高らかに宣言しました。

    それから、5ヶ月以上たった今日、台湾で男性がSARSに感染します。
    このニュースは、昼休みの間に投資家に知れ渡ります。

    マスク関連、検査キット、うがい薬、感染防止用減圧設備とSARS関連株は、多岐にわたっています。 参考

    今日一番暴騰したのは、不織布最大手の日本バイリーンで、防塵マスクも製造しています。

    前場と後場、超閑散と躍動。両者の鮮やかな対比が印象的です。

    終値は467(+75)で、19.13%の値上がりです。出来高14,391,000株は、発行済株数65,140,945の22.1%です。

    感染した人は、軍の大佐で、SARSの研究者だそうです。 おそらく第一感染者でしょうが、二次感染者がでるかどうか?

    この銘柄は、貸借銘柄です。
    4月のSARS騒動の時は、月初に214円だった株価が、445円まで上昇しました。 4月の出来高は110,043,000株。

    ◆◆「業績に実際に影響するか」と考えるより、◆◆
    ◆◆「SARS仕手株」と割り切ったほうがよさそうです。◆◆

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