■J_Coffeeのテクニカル教室(2巻)■
RCI(順位相関指数)を 理解しよう |
テクニカルを学ぼうとする人にとって、難関の一つといわれるRCI(順位相関指数)を理解しましょう。 5日のRCIを考えます。急がば回れ。3段階に分けて、J_Coffee流に解説します。
- 天にも上る心地のする、5日間連続値上がりの場合を考えます。
この場合RCI=+100%(定義)となります。
@日付の順番 | 日付 | A株価の順位 | 株価 | (@-A)2 |
---|---|---|---|---|
1 | 2001年3月9日 | 1 | 610円 | 0 |
2 | 2001年3月8日 | 2 | 560円 | 0 |
3 | 2001年3月7日 | 3 | 535円 | 0 |
4 | 2001年3月6日 | 4 | 530円 | 0 |
5 | 2001年3月5日 | 5 | 500円 | 0 |
合計d= | 0 |
さて、1列目は、日付の順位@です。新しいものから順番に番号を振ります。
3列目は、株価の順位Aです。高いものから順番に番号を振ります。5日連続上昇ですので、たまたま日付の順位@と一致しています。
RCIは、この二つの順位だけから計算するのです。
最後の列は、(@-A)2を計算します。
この場合、0になります。その合計dも0となります。
この場合のd=0は、最小値なのです。
とにかく、5日連続上昇の時、RCI=+100%、d=0(最小値)を頭に叩き込んでおいてください。
- 今度は気が滅入りそうになる、5日間連続値下がりの場合を考えます。
この場合RCI=-100%(定義)となります。
@日付の順番 | 日付 | A株価の順位 | 株価 | (@-A)2 |
---|---|---|---|---|
1 | 2001年3月9日 | 5 | 880円 | 16 |
2 | 2001年3月8日 | 4 | 895円 | 4 |
3 | 2001年3月7日 | 3 | 905円 | 0 |
4 | 2001年3月6日 | 2 | 970円 | 4 |
5 | 2001年3月5日 | 1 | 1050円 | 16 |
合計d= | 40 |
3列目の株価の順位Aは、今度は反対になっていますね。
さて、5列目のdを計算してみましょう。d=(1-5)2+(2-4)2+(3-3)2+(4-2)2+(5-1)2=40
ところで、Aを少し変えて見ることを想像しましょう。何処を変えても、このdの値40を越えることはできません。この場合のdは、最大値なのです。5日連続下落の時、RCI=-100%、d=40(最大値)だけは、お忘れなく。
- さて、お待ちかね。RCI(5日)の計算式の登場です。
RCI=(1-d/20)×100 |
さて、この式に、5日連続上昇の時のd=0を代入すると、RCI=+100%になります。
そして、5日連続下落の時のd=40を入れると、RCI=-100%となります。
(というよりも、定義式にある20は、40÷2を計算して、こうなるように選ばれた数字なのです。日数が変わるとこの数字も変わります。)
一般的な状態は、両者の間にあります。下の例で計算をしてみましょう。
@日付の順番 | 日付 | A株価の順位 | 株価 | (@-A)2 |
---|---|---|---|---|
1 | 2001年3月9日 | 4 | 890円 | 9 |
2 | 2001年3月8日 | 1 | 930円 | 1 |
3 | 2001年3月7日 | 5 | 850円 | 4 |
4 | 2001年3月6日 | 2.5 | 900円 | 2.25 |
5 | 2001年3月5日 | 2.5 | 900円 | 6.25 |
合計d= | 22.5 |
株価の2位が、二人いる場合、オリンピックと異なり、二人に銀メダルはあげません。銀銅メダルになるのです。すなわち2.5を入れます。
dとRCIを計算しましょう。
d=(1-4)2+(2-1)2+(3-5)2+(4−2.5)2+(5-2.5)2=22.5RCI=(1-d/20)×100=-12.5%
◆◆わずかですが、値下がり傾向(負の相関)があると計算されます。◆◆
◆◆
平日は、時間がないので、この続きは、気の向いたとき書きます。◆◆
(参考)
RCI={1-6d/N(N2-1)}
RCI(順位相関指数)を グラフ化しよう。 |
さて、今週はRCIをエクセルで計算して、グラフにしてみましょう。先週分を読んでない人は、前編を読んでから作業してください。題材は、誰もが関心のある日経平均225にしましょうか。
週足の終値から、9週と13週のRCIをグラフ化するのが、目標です。
今日は大作、ちょっとだけ、覚悟がいりますよ。
まず、Yahooの時系列データから、日経平均のデータをEXCELにコピー&貼り付けします。データ数は、100件は、欲しいですね。 A列には日付、E列には終値が入りました。データは、2〜101行に入ります。
さて、F2に=(RANK($A2,$A2:$A10)-(RANK($E2,$E2:$E10)+(COUNTIF($E2:$E10,$E2)-1)/2))^2と入れてください。
最初のRANK関数は、日付の順位を計算します。
さて、ここでRANK関数の説明です。RANK関数とは、順位を計算してくれる関数です。カッコの中は、カンマで二つの部分に区切られています。
つまり、A2(3月12日)が、A2:A10(1月15日から3月12日まで)の9週間の範囲の中で何番目の順位かを計算します。 2番目のRANK関数は、3月12日の株価の順位を計算しています。
(COUNTIF-1)/2の部分は、同順位(金銀メダル)の補正です。この項は、サイダさんに教えてもらいました。
以上から、F2の式は、3月12日の日付の順番から株価の順番を引いて二乗していることがわかります。
次の3月5日ですが、F3ではなく、G2に下の式を入れてください。(理由は後でわかります。)
=(RANK($A3,$A2:$A10)-(RANK($E3,$E2:$E10)+(COUNTIF($E2:$E10,$E3)-1)/2))^2
説明 | 3月12日の計算 | 3月5日の計算 | ・・ | 1月15日の計算 | 合計(d) | RCI (3月12日) |
---|---|---|---|---|---|---|
入力するセル | F2 | G2 | ・・ | N2 | O2 | P2 |
入力する式 | =(RANK($A2,$A2:$A10)-(RANK($E2,$E2:$E10)+(COUNTIF($E2:$E10,$E2)-1)/2))^2 | =(RANK($A3,$A2:$A10)-(RANK($E3,$E2:$E10)+(COUNTIF($E2:$E10,$E3)-1)/2))^2 | ・・ | =(RANK($A10,$A2:$A10)-(RANK($E10,$E2:$E10)+(COUNTIF($E2:$E10,$E10)-1)/2))^2 | =SUM(F2:N2) | =1-O2/120 |
O2には、F2からN2までの合計をだして、dを計算します。
そして、P2では、RCI=1-d/120を計算しているのです。
これで、ようやくRCIが一点だけ求めることができました。
でも、ここまで来たら、あとは簡単です。
2行目のF〜Pを下までオートフィルしてください。
先ほどF3ではなく、G2に入れた理由、判明しましたね。
RCI(9週)のデータは、すべて完成です。
13週のRCIは、もっと大変です。Q2〜AE2に式を入れます。
自分で考えてください。
Ctrlキーを押しながら、A列、P列、AE列を適宜選択して、グラフ化のボタンをして作業すればグラフが出来ます。
株の達人ホ−ムページによれば、下降トレンドの場合、−50ポイント以下のところで、9週RCIが、13週RCIを下から上に突き抜けるゴールデンクロスが買いサインだそうです。 ただし、移動平均線の水準までしか戻らないそうです。
◆なお、上昇トレンドの時は、別の使い方をするようです◆
ボリンジャーバンドと 入学試験 |
さて、皆さん、学生時代のテストで偏差値に一喜一憂した思い出があるでしょう。
平均点は、偏差値50です。偏差値70以上の人は、学級で一番勉強のできる人で、わずか2.5%しかいません。 偏差値60以上70未満の人は、13.5%、偏差値50以上60未満の人は、34%います。
以上の数字は、記憶していて絶対に損のない数字です。この確率分布を正規分布といいます。
標準偏差σとは、偏差値に換算すると10のことです。つまり、偏差値70とは、70=50+2×10で、平均値+2σのことです。以上を、表にまとめると次のとうりです。なお、平均値+σのことを+σと省略することにします。
偏差値の範囲 | ボリンジャーバンド | 確率 |
---|---|---|
偏差値80以上 | +3σ以上 | 0.15% |
偏差値70以上〜80未満 | +2σ〜+3σ | 2.3% |
偏差値60以上〜70未満 | +1σ〜+2σ | 13.5% |
偏差値50以上〜60未満 | 移動平均〜+1σ | 34% |
偏差値40以上〜50未満 | -1σ〜移動平均 | 34% |
偏差値30以上〜40未満 | -2σ〜-1σ | 13.5% |
偏差値20以上〜30未満 | -3σ〜-2σ | 2.3% |
偏差値20未満 | -3σ未満 | 0.15% |
さて、25日のボリンジャーバンドの説明です。
下のグラフは、日経225のボリンジャーバンドです。
テストの受験者数は、25人。直近の25日間の各終値が各人のテストの成績です。あなたの成績は、一番最新の昨日の終値です。
テストの平均点とは、25日移動平均線のことですね。
あなたの、成績は良いほうですか?悪いほうですか?
-3σ〜+3σの7本の線のどの部分に昨日の終値があるかで、成績は、正確にわかります。
昨日の終値は、+1σを少し越えたところです。
ボリンジャーバンドの使い方は、いろいろあるようですが、今日は、一つだけ、ご紹介しましょう。
問題:この25日間で、日経平均銘柄を買った人は、現時点で儲かっているでしょうか? 答:1σより少し上ということは、平均して84%以上の人が儲かっているのです。 |
定量的に分析できる点が、すごいでしょう。
◆◆最近の、株関係のホームページが、急に賑やかになるわけですね。◆◆
◆
明日、グラフの書き方と使用法を補足説明します◆
ボリンジャーバンドの グラフ化と使用法 |
ボリンジャーバンド(25日)をエクセルで計算して、グラフ化してみましょう。題材は、日経平均です。昨日の説明を読んでない人は、必ず読んでから作業してください。
まず、Yahooの時系列データから、日経平均のデータをEXCELにコピー&貼り付けします。データ数は、100件は、欲しいですね。 A列には日付、E列には終値が入りました。データは、2〜101行に入ります。
- 25日移動平均を計算します。F2に、=AVERAGE(E2:E26)を入れればよいですね。
- 次に標準偏差σの計算です。標準偏差を計算するのは、STDEVP関数です。G2に=STDEVP(E2:E26)を入れてください。
- 次に+3σの計算です。H2に=F2+3*G2をいれます。
- 後は、同様I2〜M2に+2σ〜-3σを入れます。
説明 | 25日移動平均 | 標準偏差σ | +3σ | +2σ | +1σ | -1σ | -2σ | -3σ |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
入力するセル | F2 | G2 | H2 | I2 | J2 | K2 | L2 | M2 |
入力する式 | =AVERAGE(E2:E26) | =STDEVP(E2:E26) | =F2+3*G2 | =F2+2*G2 | =F2+G2 | =F2-G2 | =F2-2*G2 | =F2-3*G2 |
この一行さえ、完成すれば後は、簡単です。
F2〜M2を選択して、77行目までオートフィルします。
全てのデータの完成です。
Ctrlキーを押しながらA、E、F、H〜Mを適宜選択して、グラフ化ボタンを押します。グラフを編集すれば、出来上がり。意外と簡単ですね。
・・・・・・・・・・・・・・
さて、ボリンジャーバンドの使い方を補足しましょう。
あくまで、私の信じるところで間違っていても知りません。
開き直れるのが、無料の個人ホームページの強みです。
ボリンジャーバンドの幅(σ)は、価格変動のリスクの大きさを意味しています。バンド幅も変動します。
バンド幅が狭くなっている状態から、もち合い放れが起こるとバンド幅は広くなります。
この瞬間は、買いサイン(下放れの時は売りサイン)と言われます。
ボリンジャーバンドは順張りで使うのが基本だ、と私は思います。 この場合+1σと-1σのラインは重要です。 |
すなわち、+1σを超えている状態で買い、この値を超えている間は買いを継続します。+1σを割ったら売却です。 売りから入る場合は、-1σを割っている状態で売ります。-1σを超えたら買い戻しです。
単純明快ですね。
ボリンジャーバンドは、本当は、順張りに向いた指標なのです。
しかし、逆張りマニアの間では、「-3σを割った瞬間に買う」というのは、かなり有名です。
この手法、バンドの幅が縮小した後に起こったときは、出現頻度も高く、騙しの可能性もあります。
むしろ、もち合い放れが起きているかもしれません。
昨日のグラフの例では、2000年12月21日の13423円(-3.11σ)が該当します。
この場合、後に14000円まで回復しており、買いは成功します。
バンドが広がっている時の-3σ接近は、市場に異常事態が発生しているときです。
陰の極「セーリング・クライマックス」を絶好の買い場と信じる人には、興味深い判定基準です。
直近、25日間で株を買った人の、実に99.85%が赤字です。
昨日のグラフの例では、2001年3月2日の12261円(-2.82σ)、3月13日の11819円(-2.64σ)が該当します。日経平均は、その後ご承知のように急回復しています。
この投資で、注意が必要なのは、-3σの値は、購入日の暴落の影響を大きく受け、前日の値より下落する点でしょう。
◆相場にドラマを求める私は、この逆張りタイミングに強く惹かれますが◆
◆◆騙しも存在することを忘れないでくださいね◆◆
ストキャスティクスと 富士登山 |
富士山を登ると、5合目の佐藤小屋や7合目の花小屋で休憩します。
この何合目というのは、どんな意味でしょうか?
麓から山頂までを10分割して、7/10の地点が7合目の花小屋なのです。
富士山の麓は、0合目(0%)で、山頂(3776m)は10合目(100%)ですね。
現時点(海抜Xmの地点)が、何合目(Y%表示)かと知るには次式が便利でしょう。
Y=(Xー麓の海抜)/(山頂の海抜ー麓の海抜)
これと似ているのが、逆張り愛好家のための指標ストキャスティクスです。
過去、9日間の株価の終値の最高値(つまり富士山の山頂)をMAX円とします。
9日間の株価の終値の最安値(つまり富士山の麓)をMIN円とします。
昨日の株価の終値をX円とします。
9日のストキャスティクス(%K)とは、次のとおりです。
%K=(昨日終値ー9日間最安値)/(9日間最高値ー9日間最安値) |
昨日の終値が9日間で最安値を記録したときは、%K=0% となることを確かめてください。
また、昨日の終値が9日間で最高値を記録したときは、%K=100%ですね。
株は、安いときに買って高いときに売ればよいわけです。
%Kは、20%以下の時に買いサイン、80%以上の時に売りサインと言われます。
良いタイミングを捉えるためには、トレンドの転換も考慮しなくては、なりません。
そのために、登場するのが遅行線%Dです。
遅行線とは、最新の変化(上昇や下落)に対して、%Kよりも一歩遅れて反応する線という意味です。
%Dは、%Kの3日移動平均みたいなものです(正確には違います)。
%Dは、過去3日間の%K1(昨日)、%K2(2日前)、%K3(3日前)のデータから計算します。
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ただし、%K1(昨日)=(X1-MIN1)/(MAX1-MIN1)、以下同様。
トレンドの転換点のつかみ方、もうおわかりですね。
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下のグラフは、日経平均と%Kと%Dです。
◆◆明日は、ストキャスティクスの欠点と◆◆
◆◆それを修正したスロー・ストキャスティクスについて補足します。◆◆
◆◆この指標が、全銘柄について調べられる、新サイトもご紹介します◆◆
スロー・ストキャスティクス |
昨日のグラフを見ればわかりますが、ストキャスティクスの%Kは、変動が激しく、%Dと何度も交差して、間違ったサインを出すことが多い欠点があります。
そこで、%Dより、もっと遅行性のある指標slow%Dを登場させます。
slow%D=%Dの3日移動平均 |
そして、%Kと%Dの2本を使う代わりに、%Dとslow%Dの2本を使いタイミングをつかむのです。買いサイン等の基準は、同じです。
下のグラフは、スロー・ストキャスティクスのグラフですが、線が滑らかになり騙しが減り、使いやすくなっているのがわかると思います。
さて、お待ちかね、この指標を全銘柄について、提供するサイトの紹介です。
日経NETスーパーチャートに行ってください。 |
領域2をストキャスティクス、またはスロー・ストキャスティクスにしてください。2本の線が出てきましたね。ストキャスティクスは、反応が早過ぎる傾向もあるので、他の指標と併用したほうが良いかもしれません。
このサイトは、株式情報メタ検索のtakozさんに教えていただきました。この場を借りて、お礼を申し上げます。さて、9日間の%K、%D、slow%Dをエクセルで計算して、グラフ化してみましょう。
題材は、日経平均です。
まず、Yahooの時系列データから、日経平均のデータをEXCELにコピー&貼り付けします。データ数は、100件は、欲しいですね。 A列には日付、E列には終値が入りました。データは、2〜101行に入ります。
説明 | 最高値ー最安値 | 株価ー最安値 | %K | %D | slow%D |
---|---|---|---|---|---|
入力するセル | F2 | G2 | H2 | I2 | J2 |
入力する式 | =MAX(E2:E10)-MIN(E2:E10) | =E2-MIN(E2:E10) | =G2/F2 | =SUM(G2:G4)/SUM(F2:F4) | =AVERAGE(I2:I4) |
F列、G列、H列を93行目、I列を91行目、J列を89行目までオートフィルすれば、表は完成です。
◆Ctrlキーを押しながらA、E、H、I、Jを適宜選択して、◆
◆◆グラフ化ボタンを押します。◆◆
◆◆グラフを編集すれば、出来上がり。◆◆
◆◆明日は、仕事で休みます◆◆
一目均衡表 飛行機の高度は、雲の上ですか? |
一目均衡表は、一目山人(細田吾一さんのペンネーム「イチモクサンジン」)が考案したテクニカル分析ツールです。機関投資家を中心に、多くのプロの投資家のよりどころとなっていることは、間違いありません。 最近では、外国のファンドマネージャーの間でも、有名になっているそうです。
今日は、そのさわりの部分だけをご紹介します。 下の私の拙いグラフを見てください。
- さて、赤の太線は、株価の終値です。
- そして、青の実線は転換線と言われるもので、次の計算で出てくるのです。
- 転換線=(9日間の高値+9日間の安値)÷2
- 青の破線は基準線と言われるもので、次の計算で出てくるのです。
- 基準線=(26日間の高値+26日間の安値)÷2
一目均衡表では、転換線が基準線を下から上に突き上げた時、買いサインです。
上から下に突き抜けた時、売りサインです。高値と安値の平均を使用するのが、新基軸ですが、ゴールデンクロスは、移動平均線をはじめテクニカル理論の常套手段ですね。 直ぐ理解できると思います。
この線は、26日(今日も含める)先まで書かれているので、先行スパンと言います。 別の名前の方が、有名でしょう。しかし、一目均衡表の最大の特色は、 クレヨン調で書いた灰色の2本の線 にあります。 先行スパン1と先行スパン2の間は、普通塗りつぶされ、雲と呼ばれています。 さて、終値は飛行機です。
この雲の形状は、26日先まで確定していて、変化しません。
雲の下から次第に雲に接近すると、雨(戻り売り)がひどくなります。
飛行機は、雲の抵抗を受けます。
そう、雲は、上値の抵抗線なのです。最初の接近は、特に、強い抵抗を受けます。そして、飛行機が、雲を突き抜けると、素晴らしい青空が広がります。売り物はパタリと止まり、飛行機は、ぐんぐん上昇します。
もし、何かのはずみに再び下降を開始し、雲に接近したとします。特に、一度目の接近のとき、雲で下落はピタリと止まり、再び上昇をする確率が高いそうです。そう、この場合、雲は、下値支持線になるのです。
どうですか?面白そうでしょう。
雲を、具体的にどう計算するのか知りたいですか?◆そういう気持ちになることが、大事です。◆
◆続きは、明日発表です。◆
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