■TOPIX採用時トレード5■

---目次---
  • ソフトバンクインベストメントに学ぶ(受け渡し日=上場日の場合)
  • フューチャーSCの上場決定と売り出し
  • 利益と特定株比率による絞込み(第3回)
  • 時価総額の大きい店頭株の株主数による絞込み(第2回)

  • (2001/5/29)
    ソフトバンクインベストメントに学ぶ
    (受け渡し日=上場日の場合)

    東証のHPは、フューチャーSCの上場日を愚かにも二通り発表しています。

    6月21日説6月24日説です。

    おそらく21日が正しいのでしょう。何故か?
    この日は、売り出しの受渡日なのです。

    フューチャーSCの今後を占う上で、ソフトバンクインベストメントの研究は、欠かせないでしょう。

    「ナスダックJに上場されていたソフトバンクインベストメントが東証一部に上場する」こんな情報が流れたのは、2002年1月17日の市場終了後でしょう。18日、21日と株価は急上昇します。一時は、274000円と33.5%も値上がりします。

    ここで、買った人は、高値づかみを悔やむことになります。

    21日、市場終了後、東証への上場の正式発表がありました。

    そして、5万株(15.2%)の売り出しの疫病神が付いてきたのです。
    22日、株価は一転ストップ安の211,000円に暴落します。

    売り出しの価格決定予定日は、2/1〜2/5の3日間。実際に使われたのは、初日の2/1でした。 終値の191,000円を5%ディスカウントした181,450円に売出価格は決定します。

    それから、3日間は、申し込み期間です。
    売れ残ったら、証券会社が買い取らなくてはなりません。
    出来高は、普段より多く、売出価格を下回ることはないでしょう。

    日付 始値 高値 安値 終値 出来高
    2002年1月17日 178,000 209,000 176,000 209,000 293
    2002年1月18日 249,000 249,000 242,000 249,000 1,134
    2002年1月21日 240,000 274,000 240,000 251,000 1,901
    2002年1月22日 正式発表直後 247,000 251,000 211,000 211,000 1,332
    2002年1月23日 206,000 215,000 195,000 213,000 391
    2002年1月24日 217,000 217,000 198,000 199,000 216
    2002年1月25日 202,000 206,000 191,000 200,000 206
    2002年1月28日 199,000 207,000 196,000 200,000 210
    2002年1月29日 196,000 198,000 194,000 194,000 250
    2002年1月30日 192,000 192,000 185,000 191,000 295
    2002年1月31日 187,000 197,000 187,000 196,000 299
    2002年2月1日 価格決定予定日
    (この日が使われた)181450円
    195,000 195,000 186,000 191,000 376
    2002年2月4日 価格決定予定日・申し込み期間 195,000 197,000 187,000 188,000 616
    2002年2月5日 価格決定予定日・申し込み期間 185,000 189,000 185,000 187,000 625
    2002年2月6日 申し込み期間 186,000 187,000 183,000 183,000 321
    2002年2月7日 186,000 187,000 180,000 187,000 175
    2002年2月8日 189,000 194,000 188,000 192,000 262
    2002年2月12日 200,000 210,000 198,000 202,000 1,152
    2002年2月13日 200,000 200,000 192,000 195,000 581
    2002年2月14日 198,000 204,000 195,000 203,000 1,210

    さて、2月15日は、東証一部上場日。

    他市場からの上場の場合、投信買いの来る需要の高まる日です。
    ところが、この日は、売り出し株の受け渡し日でもあります。

    簡単にいうと、売り出しの株が売却可能になる供給過剰の日なのです。
    プラス要因とマイナス要因のがっぷりよつ。さて、どちらが勝つか?

    この日から、東証の売買も始まります。
    下の表の左はナスダックJ、右は東証一部です。

    この日の株価は1900〜2200円も安い価格で始まります。 マイナス要因の圧勝です。寄り付きは、売出価格の前後が目やすです。

    そして、最後は、東証で195,000円と怒涛の高値引け。ナスダックJの引けは、187,000円とあまり上がりません。 TOPIXの計算に使用されるのは、東証のほうだから、当然です。

    この日の出来高は、東証8541株、ナスダックJ984株、合計9825株。発行済み株数の約3%です。

    ナスダックJ 東証
    日付 始値 高値 安値 終値 出来高 始値 高値 安値 終値 出来高
    2002年2月15日 上場日=受け渡し日 184,000 190,000 170,000 187,000 984 181,000 195,000 175,000 195,000 8,541
    2002年2月18日 190,000 191,000 183,000 183,000 156 193,000 195,000 184,000 186,000 3,692
    2002年2月19日 182,000 184,000 180,000 180,000 87 183,000 186,000 181,000 182,000 909
    2002年2月20日 180,000 180,000 176,000 177,000 44 179,000 180,000 175,000 177,000 460

    さて、私の戦略を紹介しましょう。

    売り出しで手に入れて、上場日の引け又は翌日の寄り付き(東証)で売るのはどうでしょう?
    あるいは、上場日のデイトレも面白そう。それまでは、手出し無用です。

    ◆◆二社の共通点ばかり強調しましたが、違いもあります。◆◆

    ◆◆ 売り出しの発行済み株数に占める割合は、◆◆
    ◆◆ソフトバンクインベストメント15.2%に対して、フューチャーSCは4.2%に過ぎません。◆◆
    ◆◆当たっても外れても自己責任をお忘れなく◆◆

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    (2001/5/28)
    フューチャーSCの
    上場決定と売り出し

    今日、市場終了後、6月21日にフューチャーSC(4722)の東証一部上場が発表されました。 日経新聞も、ほっとしたでしょう。

    驚いたのは、5,000株の売り出しも同時に発表されたことです。少数特定者持株数の基準は、緩和規定で、際どくクリアしていると思っていたので、意外でした。

    少数特定者持株数の比率が70%を超す場合は、
    緩和規定に安心しないで、警戒したほうがよいかもしれません。

    売り出しのスケジュールは次のとおりです。

    価格決定日 6/7〜6/12までに決定する予定
    申込期間 価格決定日の翌営業日より3連続営業日
    受渡日 6月21日
    売出株放出元 金丸恭文(社長)4,250株、
    東政廣300株、
    石橋国人(取締役)220株、
    菅家博(取締役)130株、
    浅井健司(取締役)100株
    元引受証券会社 大和証券エスエムビーシー(株)、野村證券(株)、新光証券(株)、
    日興ソロモン・スミス・バーニー証券会社、UFJキャピタルマーケッツ証券(株)、
    コメルツ証券会社東京支店、松井証券(株)、国際証券(株)

    明日は、似た例を調べて、今後の株価を占ってみたいと考えています。

    さて、今回売り出す5,000株は、発行済み株数119,160株の4.2%です。

    一度、少数特定者持株数の緩和基準73.6%を超えると、
    売り出しで原則の70%以下にしないと許されないのかもしれません。

    そういえば、ソフトインベストメントの緩和基準は80%で、実際の率(2001年9月)は87.4%でした。 オーバー分は7.4%程度なのに、5万株の売り出しは15.2%(5÷32.9)にも相当します。

    フューチャーSCのINDEX買いは、2%強しか期待できません。

    ◆◆明日上がるなら、少なくとも、あわてて買わないほうがよいでしょう。◆◆
    ◆◆ 売り出しをこなして、暴騰したリソー教育のような例もありますが・・・◆◆

    ◆◆どうしても買いたい人は、市場価格よりディスカウントされる売り出しに◆◆
    ◆◆応募するのも一つの方法でしょう◆◆

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    (2001/5/26)
    利益と特定株比率による絞込み(第3回)

    さて、生き残った店頭株16社をさらにふるいにかけます。先ず利益。この場合の東証の基準は次のとおり。

    次のa又はbに適合すること(連結損益計算書による。)
    a. 最近2年間について、最初の1年間は1億円以上、最近の1年間は4億円以上
    b. 最近3年間について、最初の1年間は1億円以上、最近の1年間は4億円以上、かつ、3年間の合計が6億円以上

    直近3ヶ年の利益を調べると、ユー・エム・シー・ジャパン、楽天、グッドウィル・グループが、脱落です。

    そして、次の関門は、少数特定者比率です。この率は、四季報の特定株と一致すると仮定します。

    少数特定者持株数

    上場の時までに、上場株式数の70%以下

    (当分の間、上場株式数が10万単位以上18万単位未満の場合は上場株式数の92.5%から2万2,500単位を減じた数以下、18万単位以上の場合は上場株式数の80%以下)

    分かりにくい文章ですが、後段は、大型株の場合の措置で、発行済み単位株数よって、70〜80%の間に基準が緩和されます。

    あっ、本命の噂のあった、ヤフーが落選。日本マクドナルド(12月決算)、アルゼ、レーサムリサーチ(8月決算)も今のところ基準を満たしていません。

    利益の推移(百万円) 上場株式数(万単位)
    No 証券コード 社名 2003/3(予想) 2002/3 2001/3 2000/3 特定株比率(基準%)
    1 4689 ヤフー(株) 8000 6123 2972 1153 88.2%(80%) 23.5万単位
    2 2702 日本マクドナルド(株) (2002/12)11400 10186 16801 15909 80.3%(80%) 132.9
    3 6939 ユー・エム・シー・ジャパン(株) (2002/12)1200 -3113 7832 34868 77.4%(80%) 25.4
    4 6425 アルゼ(株) 22000 16000(予想) 10703 28686 90.5%(80%) 80.2
    8 6872 日本コーリン(株) (2002/11)3500 1499 990 579 40.90%
    9 4755 楽天(株) (2002/12)900 -4158 -9514 78.8%(70.2%) 10.01
    11 2664 (株)カワチ薬品 4000 3432 2557 2202 69.90%
    12 8848 (株)レオパレス21 15500 32843 -10803 8734 35.80%
    18 7864 (株)フジシール 3250 2196 2861 2182 58.40%
    20 9203 (株)日本エアシステム 700 2241 1139 536 日本航空と共同持株会社
    22 4722 フューチャーシステムコンサルティング(株) (2002/12)1250 859 465 304 72.5%(73.6%) 11.916
    24 4723 グッドウィル・グループ(株) (2002/6)2300 -7505 -9777 464 55.20%
    25 8890 (株)レーサムリサーチ (2002/8)1810 1520 1318 261 83.7%(80%) 45.4
    26 7553 (株)サザビー 3210 3651 2297 1896 66.80%
    32 9603 (株)エイチ・アイ・エス 3270 2168 2588 1320 60.40%
    33 6413 理想科学工業(株) 2500 1900(予想) 1828 3025 49.70%

    基準は満たすが、前々年度、大赤字のレオパルス21。日本航空と共同持株会社を作る日本エアシステム。時価総額500億円付近をうろうろしている、理想科学工業をはずします。

    がり勉の最終成果、当サイトの推奨は、次の6社に決定。

    日本コーリン(6872)、カワチ薬品(2664)、フジシール(7864)、
    フューチャーシステムコンサルティング(4722)
    、サザビー(7553)、エイチ・アイ・エス(9603)

    全てが、J-Stock銘柄です。4722は、すでに日経新聞が記事を掲載しており、株価は高騰しました。

    ◆◆外れても、いっさいの責任は負いません。◆◆
    ◆◆店頭からの上場候補6銘柄は、たたき台と考えております。◆◆
    ◆◆ご意見(特に間違い)のある方は、掲示板かメールで教えてください。◆◆

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    (2001/5/23)
    時価総額の大きい店頭株の
    株主数による絞込み(第2回)

    さて、時価総額ベスト100によれば、昨日の株価で時価総額が、基準の500億円以上となる店頭株は、33社あります。

    そのリストは次のとおりで、時価総額の大きい順に書いてあります。さて、さて、四季報を使い単位株主数を調べて、一番右の欄に書いてみました。 株主数が2200人未満のものは、上場資格がないので*マークをつけます。

    No 証券コード 社名 時価総額(円) 株主数
    1 4689 ヤフー(株) 604,093,920,000 5456
    2 2702 日本マクドナルド(株) 405,528,000,000 156451
    3 6939 ユー・エム・シー・ジャパン(株) 330,553,600,000 5771
    4 6425 アルゼ(株) 234,169,400,000 14151
    5 9945 (株)プレナス 192,577,261,260 *
    6 4315 日清医療食品(株) 128,474,400,000 *
    7 6892 (株)シチズン電子 126,118,981,400 2920
    8 6872 日本コーリン(株) 115,929,307,600 8584
    9 4755 楽天(株) 115,108,100,000 6732
    10 8186 (株)大塚家具 110,376,000,000 *
    11 2664 (株)カワチ薬品 101,159,640,000 4417
    12 8848 (株)レオパレス21 97,125,964,105 13001
    13 7645 日本トイザらス(株) 92,635,530,000 *
    14 8458 エヌ・アイ・エフ ベンチャーズ(株) 86,989,000,000 *
    15 6769 ザインエレクトロニクス(株) 83,938,500,000 *
    16 4733 (株)オービックビジネスコンサルタント 82,923,360,000 *
    17 2678 アスクル(株) 80,484,000,000 *
    18 7864 (株)フジシール 76,399,380,000 3828
    19 4295 (株)フェイス 76,065,600,000 *
    20 9203 (株)日本エアシステム 74,638,008,390 10404
    21 4297 インターネット セキュリティ システムズ(株) 72,600,000,000 2651
    22 4722 フューチャーシステムコンサルティング(株) 71,376,840,000 3333
    23 8739 スパークス・アセット・マネジメント投信(株) 70,323,420,000 *
    24 4723 グッドウィル・グループ(株) 69,288,000,000 13644
    25 8890 (株)レーサムリサーチ 64,922,000,000 3264
    26 7553 (株)サザビー 64,911,520,000 3425
    27 2670 (株)インターナショナル・トレーディング・コーポレーション 62,949,399,760 *
    28 7873 (株)アーク 61,563,784,520 *
    29 7421 カッパ・クリエイト(株) 60,673,800,000 *
    30 6774 カノープス(株) 57,808,800,000 *
    31 6960 フクダ電子(株) 56,271,600,000 *
    32 9603 (株)エイチ・アイ・エス 56,018,349,600 9139
    33 6413 理想科学工業(株) 50,842,750,000 4962

    株主数が2200人以上でも、安心はできません。

    インターネットセキュリティシステムズ(株) は、株主数2651人でも落選です。

    同社の発行済み株数は、110000単位株、株価は60万円です。

    単位株の価格が50万円以上の場合、株主数の基準は、
    「3万単位以上 20万単位未満の場合 2,100人+ 1万単位ごとに100人 」
    となります。

    これを計算すると

    2100+8×100=2900人

    となります。

    シチズン電子も・・・・
    140440単位株で、一単位89.8万円
    基準株主数は、3300人で落選です。

    17社が脱落、16社に絞り込まれました。

    株主数による絞込みに関して、間違いを発見した人は、教えてください

    ◆◆公募や売り出しなどで、株主数を増やさす抜け道はあるかもしれませんが、◆◆
    ◆◆将来店頭から一部上場銘柄は、この中にあるはずです。◆◆
    ◆◆ 明日できれば、別の条件で、さらに絞り込みたいと思います。◆◆

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