■合併銘柄のINDEX買いの研究2■

---目次---
  • 川鉄とジャパンエナジーの取り引き最終日
  • JFEと新日鉱Hが誕生(後編)
  • JFEと新日鉱Hが誕生(前編)
  • 国際証券のTOPIX買いの延期?
  • 9月1日三菱証券誕生
  • TOPIXは、安田火災の上限値
  • 6月28日のボッシュオート

  • (2002/9/20)
    川鉄とジャパンエナジーの
    取り引き最終日

    さて、一昨日は川崎製鉄、NKK、ジャパンエナジーなどの取り引き最終日でした。

    この日は、日銀が銀行の保有株を買うとのニュースが流れ、大引前に株価は急騰しました。
    2時50分頃からの3銘柄の動きは、この流れに沿っているのかもしれません。

    大量の出来高をともなった、この日の各銘柄の値動きをご覧下さい。三銘柄ともリンクしているかのような、動きです。

    ジャパンエナジーの取り引き最終日

    川崎製鉄の取り引き最終日

    NKKの取り引き最終日

    会社名 始値 高値 安値 終値 出来高
    ジャパンエナジー 117 141(+22) 115 132(+13)36,952,000
    川崎製鉄 127 141(+11) 125 132(+2) 59,061,000
    NKK 95 107(+9) 93 100(+2) 54,391,000

    それにしても、際立った値上がりぶりでした。 ジャパンエナジーなどは、+18.5%の高値141円までありました。朝からデイトレした人は、感激したでしょう。

    しかし、この日は除外日の前日です。どちらかと言えば、下がるはずの日です。

    テクノバーンの解説によれば、除外売りを先回りした売り方が、買戻したため高騰したとあります。 しかし、空売りは、反対に増加しています。

    ジャパンエナジーの日証金の取り組み
    9/18<速報> 貸株 融資 差引
    新規 5898 558
    返済 1085 1352
    8319 7661 -658
    前日比 4813 -794 -5607

    この日の買いは、26日の日経平均採用買いの先回りのような気がします。
    興味深いのは、2時59分に、予定どおりに、除外売りにより下げていることです。

    ◆◆この派手な動きが、他の銘柄で再現するかどうか?◆◆
    ◆◆ 25日の日本航空の取り引き最終日に、注目したいと思います。◆◆

    (2002/9/29)
    (追加)JFEと新日鉱Hの採用日前日

    さて、新日鉱HとJEFの採用日前日の値動きです。新日鉱Hは、ジャパンエナジーの終値(132円×2)と比べて、4円値上がりしました。 このほか2円×2の中間配当(株式移転交付金)を獲得し、+3.03%の利益です。

    出来高は、14,566千株もありました。翌日も273円と+3%も値上がりしているのが、興味深いところです。

    ジャパンエナジーの取引最終日の高値は、141円(換算価格282円)まで達しました。このとき買った人は、高値づかみ。

    JFEの採用日前日は、川崎製鉄の終値(132円×10)と比べ、+72円(+5.45%)の高値引けでした。 出来高は、7,026,000株と翌日に買いを残しました。翌日こちらも、+1.65%も続伸です。

    この投資も、臨機応変の対応が必要になっています。

    会社名 日付 始値 高値 安値 終値 出来高
    新日鉱H 2002年9月26日(採用日前日) 265 277 257 269(+4+4) 14,566,000
    2002年9月27日 272 275 270 273(+4) 3,887,500
    JEF 2002年9月26日(採用日前日) 1,360 1,392 1,359 1,392(+72) 7,026,100
    2002年9月27日 1,400 1,419 1,393 1415(+23) 2,270,200

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    (2002/9/17)
    JFEと新日鉱Hが誕生(後編)

    さて、ジャパンエナジーと日鉱金属は、9月27日に合併して、新日鉱ホールディングスが発足します。

    ジャパンエナジー1株に対して、新日鉱Hを0.5株、
    日鉱金属1株に対して、新日鉱Hを1.27株が交換されます。

    売買単位は、500株となります。

    両社最終株主名簿に記載された株主に対して、その所有するジャパンエナジーの株式1株につき2円、日鉱金属の株式1株につき5円の株式移転交付金を、それぞれの平成15年3月期中間配当金に代えて支払う予定です。

    株式移転交付金が手に入るのは、この投資の大きなメリットでしょう。

    新日鉱ホールディングス
    会社名 日程 株価(9/17) 発行済み株数 合併比率 新会社の株数
    被合併会社 ジャパンエナジー 9月18日上場最終日=日経平均除外日前日 119 1,113,881,723 ジャパンエナジー株式1株に対し,新日鉱ホールディングス株式0.50株 556,940,862
    日鉱金属 298 229,544,206 日鉱金属株式1株に対し,新日鉱ホールディングス株式1.27株 291,521,142
    新会社 新日鉱ホールディング 9月26日上場=日経平均採用日前日 1,343,425,929 848,462,003

    ジャパンエナジーは、日経平均採用銘柄です。取り引き最終日の9月18日には、800万株の除外売りが予想されます。これは、同社の発行済み株数の0.72%に相当します。川崎製鉄と比較したら、この日の影響は大きいでしょう。

    同社の株は、業績の下方修正から、安値圏にあり、突っ込んだところは、買いかもしれません。

    そして、9月26日の上場日(日経平均採用日前日)には、INDEX買いが期待できます。800万株は、新発行済み株数の0.94%となります。 JFEに比べたら、この日のインパクトは少ないといえます。

    トレンドマイクロなどを売却した資金を何を使うべきか?

    ◆◆まぁ、どちらも大型合併で、あまり面白くありません。◆◆
    ◆◆私は合併銘柄は、遊び程度にします。◆◆

    ◆◆ CSKの買い増しか、極洋の売りを狙いますね。◆◆

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    (2002/9/16)
    JFEと新日鉱Hが誕生(前編)

    さて、9〜10月は、合併の季節です。
    いろいろあって、書き切れませんが、先ず18日(上場廃止の前日)に買いのチャンスが訪れる
    二つの銘柄をご紹介しましょう。

    JFEホールディングスと新日鉱ホールディングス・・・今日は前者を取上げます。

    川崎製鉄とNKKは、9月27日に合併し、JFEホールディングスが誕生します。
    合併方式は、株式移転です。

    川崎製鉄1000株に対して、JFEを100株。
    NKK株1000株に対して、JFEを75株が交換されます。

    売買単位は、100株です。

    川崎製鉄、NKKの取り引き最終日は、来る9月18日。両社は、日経平均採用銘柄ですので、この日合計1600万株の除外売りが期待できます。

    この売り圧力は、発行済み株数6,599,121,920株の0.24%に過ぎません。
    大型株なので、たいして下げないと予想します。

    また、TOPIX分に関しては、売らないところが多いと読みます。

    JFEホールディングス
    会社名 日程 株価(9/13) 発行済株式数 合併比率 新会社の株数
    被合併会社 川崎製鉄 9月18日上場最終日=日経平均除外日前日 134 3,191,956,286 川崎製鉄の株式1,000株に対し、JFEホールディングスの株式100株 319,195,628
    NKK 9月18日上場最終日=日経平均除外日前日 102 3,407,165,634 NKKの株式1,000株に対し、JFEホールディングスの株式75株 255,537,423
    新会社 JFEホールディングス 9月26日上場=日経平均採用日前日 6,599,121,920 574,733,051

    さて、JFEが上場するのは、設立日の前日の9月26日です。
    この日は、日経平均採用日前日で、800万株の買いが期待できます。

    重要なのは、合併比率のため、発行済み株数が激減していることです。
    この点は、以前に喫茶掲示板で、ある方が、指摘されました。

    新しい発行済み株数、57,473万株に対するINDEX買いの比率は、1.39%です。
    この日は、ご祝儀相場ということもあり、大型株の割には、株価は値上がりすると読みます。

    ◆◆18日に買われる方は、上場廃止期間、信用の担保から外れることをお忘れなく。◆◆
    ◆◆ 失敗しても、自己責任というのは、言うまでもありません。◆◆

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    (2002/8/28)
    国際証券のTOPIX買いの延期?

    合併銘柄のTOPIX買いは、合併の日の前日。
    これは、合併銘柄投資の基本です。

    国際証券のTOPIX買いの日は、合併の日(9月1日)の前日、つまり8月30日であることを疑うものはいないでしょう。

    ところが、昨日、衝撃的な情報を得ました。

    1. 国際証券のTOPIX買いは、8月30日にはない
    2. TOPIX買いは、一ヶ月以上先の10月の中頃?に延期されたようだ。

    探し回っても、ネット上に明確な証拠は、見当たりません。
    さて、この情報を信じるべきか?

    ・・・・私の結論・・・・

    長年の経験に照らして、自信を持って、本日、私は国際証券をすべて売り払いました。

    しかし、何故こんなことになるのか?

    何故そうしたルールになったのか、東証は情報開示を至急行なうべきです。
    このままでは、多くのコバンザメの仲間が、不当に損をします。

    この情報を信じない方は、「30日にジンベイザメがいるかどうか」を充分ご警戒下さい。

    ◆◆前回、紹介した責任上、知っていることをすべて書きました。◆◆
    ◆◆ 取り引きは、自己責任で、御願いします。明日は、仕事で休みます。◆◆

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    (2002/8/24)
    9月1日、三菱証券誕生

    9月1日、国際証券(東証一部)、東京三菱証券(非上場)、東京三菱パーソナル証券(非上場)、一成証券(非上場) が合併して、三菱証券が誕生します。東京三菱銀行は、新会社の株式の過半数52.31%を保有することになります。

    存続会社は、国際証券です。

    合併比率は、
    国際証券:東京三菱証券:東京三菱パーソナル証券:一成証券=1:100:0.25:0.72

    合併前の国際証券の発行済み株数は、275,187,000株です。

    非上場3社の株主には、国際証券の株式が割り当てられます。

    合併により、新規に発行する国際証券の普通株式は、196,905,226株です。
    この内、170,000,000株は、東京三菱証券の分です。

    東京三菱証券の大株主は、東京三菱銀行(90.71%)と三菱信託銀行(9.29%)で浮動株は存在しません。
    8月30日は、新規発行株式の2%程度に相当する、約390万株のTOPIX買いが期待されます。

    国際証券は、流動性が比較的大きく、上がりにくい株では、ありますが・・・
    昇格銘柄と同じタイミングなのが、残念です。

    ◆◆さて、2年4ヶ月前、好きな株式投資関係の記事を細々と書き始めた当HPとですが、◆◆
    ◆◆ おかげさまで、本日100万アクセスを突破です。◆◆

    ◆◆読者の皆さん、ありがとうございました ◆◆

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    (2002/6/30)
    TOPIXは、安田火災の上限値

    まず、復習です。
    安田火災は、MSCI採用銘柄で、日産火災は非採用銘柄です。

    24日は、大引けのMSCI買いで、両社とも上がりました。
    日産火災のTOPIX売りに出るファンドマネジャーは、それほど多くなく、MSCI買いがTOPIX売りに勝ちました。

    さて、28日の安田火災は、TOPIX買いによる出来高もそれほど多くなく、わざわざ取上げるまでもないかもしれません。

    私が、書きたいと思うのは、25〜28日の安田火災とTOPIXの特殊な関係です。

    次の表は、TOPIXの値動きです。

    TOPIXの値動き
    日付 始値 高値 安値 終値
    2002年6月24日 993.64 1,013.52 986.02 1,013.23
    2002年6月25日 1,013.03 1,025.60 1,009.09 1,016.43
    2002年6月26日 1,005.63 1,005.79 983.48 984.28
    2002年6月27日 991.71 1,000.82 991.63 994.05
    2002年6月28日 1,005.30 1,024.89 1,004.63 1,024.89

    さて、投信のファンドマネージャーにとって、次の計算で得られる値が重要になります。

    安田の基準株価=(265/0.36)×(TOPIX/TOPIX24)

    株価が基準株価を上回れば、投信が安田を売り、
    28日の終値で買戻せば確実に利益が出せるのです。

    265円は、取り引き最終日(24日)の日産火災の終値。
    0.36は、合併比率
    TOPIXは、25〜28日の各時点におけるTOPIXの値です。

    次の表は、安田火災の基準株価を計算したものです。

    安田火災の基準価格の値動きA
    日付 始値 高値 安値 終値
    2002年6月25日 736.0 745.1 733.1 738.4
    2002年6月26日 730.6 730.7 714.5 715.1
    2002年6月27日 720.5 727.1 720.4 722.2
    2002年6月28日 730.3 744.6 729.9 744.6

    さて、下の表は、安田火災の実際の値動きです。基準価格を上回ることは、ありません。もしそんなチャンスがあれば、大量のTOPIX売りを浴びます。

    つまり、安田の基準価格は、4日間の安田の株価を抑える上限値なのです。

    安田火災の株価の推移@
    日付 始値 高値 安値 終値 出来高
    2002年6月24日 715 739 712 739 2,535,000
    2002年6月25日 729 732 717 723 2,728,000
    2002年6月26日 714 716 693 693 2,145,000
    2002年6月27日 719 724 711 711 1,420,000
    2002年6月28日 729 743 721 734 2,620,000

    安田の株価A/安田の基準価格@を計算したのが、次の表です。この値は、1を超えません。

    安田の株価A/安田の基準価格@
    日付 始値 高値 安値 終値
    2002年6月25日 0.9905 0.9824 0.9780 0.9790
    2002年6月26日 0.9772 0.9798 0.9699 0.9691
    2002年6月27日 0.9979 0.9957 0.9869 0.9845
    2002年6月28日 0.9981 0.9978 0.9878 0.9857

    26日の終値は、異常でした。A/@が0.97を割り込みました。

    この日、証券会社は、安田火災の終値を無理やり下げたかったようです。
    これは推測ですが、証券会社と投信の間の契約が関係しているのかもしれません。

    下のグラフ一番左の26日の大引けの株価の推移に注目して下さい。

    安田火災海上の30分足

    TOPIXの30分足

    ◆◆次回に、この4日間を利用して◆◆
    ◆◆儲ける方法を思いつきませんか?◆◆

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    (2002/6/29)
    6月28日のボッシュオート

    さて、28日は、7月1日合併銘柄のTOPIX買いの来る日でした。

    ボッシュオートは、朝から101円で寄り付き、飛ばします。高値103円をつけた後、反落します。 私は、出来高オーバーペースと読み、昼休み102円で、持ち株に、空売り分を上乗せしたを注文を出しました。

    面白い事実に気が付きます。

    ボッシュオートの合併前日の株価と出来高

    昼休み中、部分成約、なんと1000株しか売れません。 かなり時間がたって、またもや部分成約。今度は、2000株です。

    102円は、時々値段が動いているとみせかけるため、最少量を買うのでしょう。
    どうも、この時間帯、ファンドマネジャーは、101円で時間をかけて買いたいようです。
    この人は、私と性格が似ているような・・・

    暴落も恐れているようです。一つ下の100円に大量の買い板を見せて、売り手を安心させます。 飛ばしすぎた時間配分もうまく調整して、大引けまで余力を残せそうです。

    私は、このファンドマネージャーは、最後に102円の売り板を全部取り、103円を少しだけ買って終了させるつもりなのだ直感しました。 昨日のVWAPは、101.7956円です。103円で、引け値保証で証券会社が、投信に80万株を売れば、手数料以外に96万円の差益です。

    2時45分頃、約10万株の注文を出し、102円の売り板をすべて取ります。私の売り物も、お蔭様で完売します。
    2時57分頃、ファンドマネジャーは、103円の板を少しだけとります。

    103円---これで、終るはずでした。
    しかし、これは信じられない致命的なミスでした。

    時刻が2〜3分も早すぎたのです。
    101円と102円の買い板は、薄くなっています。

    2時59分、何者かが7万株の売りを出し、終値は、3円も暴落して100円。

    出来高は、1,081,000株で、発行済み株数の増加分5475万株の1.97%に相当しました。

    節約家ファンドマネージャーは、144万円の損害を出します。
    計画と比べると240万円(3円×80万株)のマイナスです。

    次の表は、終了時の三文バイカイです。
    売数量 値段 買数量
    累計
    成行
    283,000 104
    113,000 103
    10,000 102
    100 21,000
    99 7,000
    98 33,000

    ◆◆もしも、この後11000株の買い注文を出せれば、103円が実現していたのです。◆◆
    ◆◆ 一番最後の注文を出す技術開発が、結構重要ですね。◆◆

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