■J_Coffeeの株式教室(2巻)■
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特許情報と技術力 |
製造会社の場合、その会社が他社にない技術力を持っているかどうかが、銘柄選定の上で特に重要です。日本は、世界一給与水準の高い国です。外国では、絶対マネの出来ない、独占的に高く売れる技術集約型の商品を持っていなければなりません。
会社の技術力を客観的に調べるには、 特許情報が一番だとJ_Coffeeは昔から確信しています。 |
「そんなことを言ったって、特許情報を得るには、弁理士に多額の費用を支払う必要がある。個人投資家には不可能だ。」と思われるかもしれません。しかし、実は、
インターネットで「特許庁特許電子図書館」にアクセスすれば、 誰でも無料で調べることができるのです。 |
上の表から同図書館に行き「特許、実用検索」を選んで下さい。
「 平成5年1月以降の公開特許公報のフロントページ」は、特に便利です。テキスト検索(例えば、会社名、キーワードを入力する)を行えば、書誌的事項、要約、代表図面(これをフロントページといいます) 及び主な経過情報を、得ることができます。
もちろん、出願しただけで使用されない特許もたくさんあります。しかし、出願件数は、技術力におおむね比例します。また、最近の出願傾向から企業の技術開発の方向性、企業が目指している研究分野を簡単に知ることができます。
浮動株と特定株 |
会社四季報には、浮動株比率が掲載されています。
浮動株比率とは、
1単位株以上50単位株未満の株主の合計株数を発行済株数で割ったもの |
浮動株、すなわち売買されやすい株が多くなると株の流動性が高まります。株価の変動も少なくなるといわれます。また、浮動株比率が50%を大きく上回る銘柄は、株の買占めにより経営権を握ることができます。(買占めの標的になりやすい。)
浮動株と対照的な言葉に、特定株があります。特定株比率とは、「1位から、10位までの大株主と役員の株数の合計を、発行済株数で割ったもの」を言い、四季報に掲載されています。特定株比率が高いと安定した流動性に乏しい株が多くなり、供給不足のため株価の変動も激しくなります。
企業業績予想 |
年4回発行される会社四季報(東洋経済)の左下には、業績予想の数値(売上、経常利益、利益)が並んでいます。
また、縦書きの記事欄は2段落に分かれており、前半は【業績記事】で今期や来期の業績予想に絞った解説が書かれています。
(ちなみに、後半は【材料記事】で会社の中長期展望や経営戦略、設備投資計画などの材料が書かれています。)
今の時代は、本の発行を待つのでは遅く、東洋経済決算短信情報を頻繁にチェックして 業績の変化を人よりも早く知る必要があるでしょう。 |
◆◆市場が推測していない、業績予想の発表を契機に◆◆
◆◆株価が大変動することはよくあります。◆◆
◆業績予想は、前回は発表の内容との違いが大きいほど◆
◆◆インパクトを与えます。◆◆
サイコロジカル・ライン |
略称サイコロといっても、1から6まであるサイコロの意味ではありません。サイコロジカルとは、心理的なと言う意味であります。
例えば、過去の10日間の株価の変動を調べます。 値上がりが8日、値下がりが2日あったとします。 サイコロジカル・ラインとは、値上がりした日の割合のことで、この場合80%です。 |
サイコロは、「逆張り指標」です。つまり、一方的に値下がりが続いた場合、売られすぎで反騰する可能性が高いと考えるのです。 値上がりが続いた場合も同様に反落すると読みます。
サイコロが、30%を割ると売られすぎで買いサイン、70%を越えると売りサインと言われます。
持ち合い相場や相場の転換点では良くあたります。
しかし、上昇トレンドや下降トレンドでは、あまり力を発揮しません。
これを、改善するため、次のような使われ方が、より実戦的だと思います。
「サイコロの値が30%を割っても直ぐ買わず、 極小になってから増大に転じて、再び30%になった瞬間買う」 |
売りについても、同様の改善を行います。
実例として、11月以降の武富士について、以上の方針を適用しますと、サイコロの買いサインは、11月30日(株価6580円)、売りサインは、1月31日(株価8510円)となります。 売買益は、29.3%となります。
日付 | 株価 | 変動 | サイコロ | 日付 | 株価 | 変動 | サイコロ |
---|---|---|---|---|---|---|---|
2000年11月1日 | 11,080 | 2000年12月22日 | 7,010 | -60 | 50% | ||
2000年11月2日 | 11,060 | -20 | 2000年12月25日 | 7,200 | 190 | 50% | |
2000年11月6日 | 11,660 | 600 | 2000年12月26日 | 7,260 | 60 | 50% | |
2000年11月7日 | 11,330 | -330 | 2000年12月27日 | 7,340 | 80 | 50% | |
2000年11月8日 | 11,100 | -230 | 2000年12月28日 | 7,350 | 10 | 50% | |
2000年11月9日 | 10,660 | -440 | 2000年12月29日 | 7,200 | -150 | 50% | |
2000年11月10日 | 9,990 | -670 | 2001年1月4日 | 7,600 | 0 | 60% | |
2000年11月13日 | 9,410 | -580 | 2001年1月5日 | 7,490 | -110 | 60% | |
2000年11月14日 | 9,210 | -200 | 2001年1月9日 | 7,650 | 160 | 60% | |
2000年11月15日 | 9,160 | -50 | 2001年1月10日 | 7,400 | -250 | 60% | |
2000年11月16日 | 9,140 | -20 | 10% | 2001年1月11日 | 7,400 | 0 | 65% |
2000年11月17日 | 8,450 | -690 | 10% | 2001年1月12日 | 7,100 | -300 | 55% |
2000年11月20日 | 7,450 | -1,000 | 0% | 2001年1月15日 | 7,080 | -20 | 45% |
2000年11月21日 | 6,450 | -1,000 | 0% | 2001年1月16日 | 7,260 | 180 | 45% |
2000年11月22日 | 5,650 | -800 | 0% | 2001年1月17日 | 7,780 | 520 | 45% |
2000年11月24日 | 6,650 | 1,000 | 10% | 2001年1月18日 | 7,650 | -130 | 45% |
2000年11月27日 | 7,010 | 360 | 20% | 2001年1月19日 | 8,000 | 350 | 45% |
2000年11月28日 | 6,640 | -370 | 20% | 2001年1月22日 | 8,200 | 200 | 55% |
2000年11月29日 | 6,400 | -240 | 20% | 2001年1月23日 | 8,460 | 260 | 55% |
2000年11月30日 | 6,580 | 180 | 30% | 2001年1月24日 | 8,600 | 140 | 65% |
2000年12月1日 | 7,200 | 620 | 40% | 2001年1月25日 | 8,880 | 280 | 70% |
2000年12月4日 | 6,900 | -300 | 40% | 2001年1月26日 | 8,980 | 100 | 80% |
2000年12月5日 | 6,600 | -300 | 40% | 2001年1月29日 | 9,250 | 270 | 90% |
2000年12月6日 | 6,580 | -20 | 40% | 2001年1月30日 | 9,150 | -100 | 80% |
2000年12月7日 | 6,390 | -190 | 40% | 2001年1月31日 | 8,510 | -640 | 70% |
2000年12月8日 | 6,500 | 110 | 40% | 2001年2月1日 | 8,840 | 330 | 80% |
2000年12月11日 | 7,170 | 670 | 40% | 2001年2月2日 | 8,820 | -20 | 70% |
2000年12月12日 | 7,320 | 150 | 50% | 2001年2月5日 | 8,420 | -400 | 60% |
2000年12月13日 | 7,650 | 330 | 60% | 2001年2月6日 | 8,610 | 190 | 60% |
2000年12月14日 | 7,710 | 60 | 60% | 2001年2月7日 | 8,950 | 340 | 60% |
2000年12月15日 | 7,590 | -120 | 50% | 2001年2月8日 | 8,780 | -170 | 50% |
2000年12月18日 | 7,480 | -110 | 50% | 2001年2月9日 | 9,070 | 290 | 50% |
2000年12月19日 | 7,160 | -320 | 50% | ||||
2000年12月20日 | 7,520 | 360 | 60% | ||||
2000年12月21日 | 7,070 | -450 | 60% |
◆◆しかし、10円の値上がりも、670円の値上がりも同じ、◆◆
◆◆と取り扱われるのは、どう考えても不合理ですね。◆◆
◆◆
この点を改良した逆張り指標が、RSIです。◆◆
◆◆この続きは、明日発表します。◆◆
RSIは逆張り愛好家の ための指標 |
RSI(相対力指数Relative Strength Index) は、天才アナリスト、J.R.ワイルダーによって、提唱されたテクニカル分析の指標です。 一定期間(例えば10日)の株価の値上がり幅の合計と値下がり幅の合計をそれぞれ計算する。次の式でRSIは、求められます。
RSI=値上がり幅の合計÷(値上がり幅の合計 + 値下がり幅の合計) |
つまり、変動の幅を考慮したサイコロなのです。0%に近いときは売られすぎ、100%に近いときは買われすぎです。
自己流でRSIをEXCELで計算しました。手順は次のとおりです。- データはyahoo の時系列から取り、EXCELにコピー&貼り付けをします。
- 日付(A列)と終値(B列)以外は削除します。
- yahooは最新データが上にきているので、(データ)(並べ替え)で古いデータが上にくるようにします。
- 前日比のデータ(C列)は引き算で出します。
- 値上がり幅の合計(10日間)は、=SUMIF(C1:C10,>0)を使ってD列に出します。
- 値下がり幅の合計(10日間)も、=SUMIF(C1:C10,<0)を使ってE列に出します。
- D列とE列を用いて、RSIを求めてF列に表示します。
時間がかかりすぎるというのが、素直な感想です。拙いグラフですが、参考までに下に掲げます。
RSIはサイコロと同じ性質を持ち、トレンドに弱い欠点があります。
実戦的な使い方としては、参考例が少なすぎて、よくわかりませんが・・・
RSIが一定の比率(例えば15%)以下に 落ちた株に狙いをつけ、RSIが25%に回復した時点で買います。 RSIが極大に達して落ち始め、例えば75%を切った瞬間売るというルールはどうでしょうか? |
武富士の場合、11月30日、RSI=0.272、株価6580円で購入して、1月31日、RSI=0.648、株価8510円で売れます。利益率29.3%
「なんだ、サイコロと同じではないか」と思われるかもしれません。ところが、大きな違いがあるのです。
1月31日は、310円値下がりした時点でRSI=0.748となることがわかります。デイトレーダーなら、8810円で売ることができるかもしれません。
具体的な買値や売値の水準が算出される点が、
サイコロジカルラインにないRSIの強みだと思います。
コンピュータソフトの支援があれば、逆張り愛好家にとって、絶対に役に立つと思います。
ルールは、多くのデータから改善される必要があるでしょう。
◆◆わかりにくい説明ですみません。◆◆
株の売却益と税金 |
現状のキャピタル・ゲイン課税は、申告分離と源泉分離の二つから選択することができます。
課税内容 | 手続き | |
---|---|---|
申告分離 | 売却益の26%が課税される。 | 本人確認書類を提示し、氏名等を告示 |
源泉分離 | 株の売却金額の1.05%が課税される。 | 源泉分離選択申請書を提出 |
大幅なキャピタル・ゲインを得た場合、低税率で本人確認の要らない源泉分離を選ぶ人が多いでしょう。
ところが、2001年3月31日で個人投資家の源泉分離が廃止され、申告分離に一本化されることがすでに確定しています。
含み益の大きな株の保有者、取得価格の証明(書類を無くされた人は、今のうちに証券会社に証明が可能かどうか問いあわせるべきでしょう。)ができない株の保有者にとっては、3月末までに節税を検討しなければなりません。
これらの人は、早めに(3月末は、この影響で値下がりが予測されます。)源泉分離を選んで、売却すべきです。どうしても、保有したい人は、売却後すぐに買い戻せばよいのです。(大金持ちはすでに税理士のアドバイスで実施しているようです。)
また、この影響で3月末に大きく値下がりする株があれば、4月以降に見直し買いが入る可能性が高く絶好の買い場になると思います。
◆なお、最近の株安からこの改正は、自民党の判断で延期になるようです(2000/10)◆
◆◆株取引は自己責任でお願いします。◆◆
時価会計の導入と 持ち合い株の解消売り |
2002年3月期から、会計ビックバンの一環として、企業のいわゆる持ち合い株の時価評価が適用されます。これは、持ち合い株の評価を取得時の価格(取得原価方式)から、グローバル・スタンダードの期末の市場価格に変更するものです。時価会計が実施されると、持ち合い株の含み益(損)はすべて吐き出されます。
時価会計は、前倒し実施が認められており、2000年9月期(中間決算)で日立製作所、住友化学工業、三菱重工業などが実施に踏み切っているそうです。
時価会計が採用されると、株の持ち合いが解消され、 供給過剰で株価が下がると言われています。 |
何故、企業は株を売るのでしょうか?
持ち合い株が決算の期間に値下がりすると、値下がり金額は、株主資本の減少として計上されます。このリスクを嫌って企業は、持ち合い株を処分したがるのです。 また、含み益の多い企業は資本にこの一部が加わり、株主資本が大幅に増加します。この結果、分母の増大からROE(株主資本収益率)は低下し、企業は効率的資金運用を迫られ、利回りの低い株は売られるのです。投資家は、持ち合い解消売りによる株価の値下がりに(少なくとも2001年3月までは、続く)充分警戒が必要と思われます。
この現象は相場全体に絶大な影響を与えると思います。株価は需給関係で決まるのです。今は、現金のウエイトを高くすべきで、底値を確認してから、買い出動しても遅くないと思います。
9月8日の日経新聞(朝刊)を参考に書きました。
◆最新情報◆
個別企業情報の収集法 |
私が、パソコンを買ってインターネットを始めたのは、一年半前です。
動機の一つは、ヤフーファイナンスに、銘柄ごとに決まっている4桁の証券コードを入れると株価情報が得られる、と友人から教わり、ショックを受けたからです。当時の私は、翌日の朝刊を待たないと、終値がわかりませんでした。
40台半ばの中年にとっては、パソコンは不安でしたが、このままでは株式投資が出来なくなる、と決断しました。 その後、この証券コードを入力して、企業情報を得られるサイトを、私はいくつか発見して、必ずブックマークし、コレクションを作り上げました。
しかし、最近、この血と汗の結晶J_Coffeeコレクションを無価値にしてしまう、素晴らしいサイトが出現したのです。 そのサイトは、証券コードで検索するすべてのサイトを、一つのページにまとめ上げてしまったのです。
コレクションの数は、私の知っているものの何倍もあり、しかも、検索時間は数分の一で済みます。
このサイトは、インターネットにおける会社四季報(投資家のバイブル) になる可能性が高いですね。 |
◆それでは、株式情報メタ検索Stock Info Meta Searchに行って◆
◆◆持ち株会社の情報収集を行って下さい。◆◆
◆持ち株の新情報が、短時間で手に入ること◆
◆うけあいです◆
出来高の株価帯別分布 (前編) |
Yahooの掲示板を見ていると、いかにも玄人風の人がこんな発言をしています。
|
これらの発言は、過去の一定期間の株価帯別の出来高分布を根拠にしています。
例えば、次の表は、松下通信工業について、各株価帯(終値)に応じて2000年12月1日から2001年2月16日までの51日間の出来高の分布を調べたものです。
株価帯(終値) | 出来高(株) | シェア |
---|---|---|
10000未満 | 786,000 | 2.19% |
10000以上〜11000未満 | 12,945,200 | 35.99% |
11000以上〜12000未満 | 70,900 | 0.20% |
12000以上〜13000未満 | 0 | 0.00% |
13000以上〜14000未満 | 4,987,500 | 13.87% |
14000以上〜15000未満 | 3,503,800 | 9.74% |
15000以上〜16000未満 | 6,366,600 | 17.70% |
16000以上〜17000未満 | 593,780 | 16.51% |
17000以上〜18000未満 | 1,368,000 | 3.80% |
18000以上〜19000未満 | 0 | 0.00% |
合計 | 35,965,800 | 100.00% |
松下通信工業の昨日(2月16日)の株価は、9,960円と、年初来最安値です。
さて、10,000円以上〜11,000円未満の価格帯には1294万株(全体の35.99%)もの購入者がいます。 株価が、10500円になると「やっと買値に戻った。やれやれ、売ろうか」という売りが出てくる可能性があります。
これが、「分厚い雲」とか「10,500円の壁」とかの正体です。
さて、もし、この壁を突破できたとします。次の上値、11,000から13,000までの広範囲の価格帯には、わずか7万株(全体の0.2%)しかありません。
この価格帯(真空地帯)を株価が上昇する時は、 ほとんど抵抗らしい抵抗を受けずに駆け上るでしょう! |
真空地帯を発見すると株売却の戦略が建てやすくなります。
壁をやぶった松下通信工業は、ちょっと魅力的・・・
ただし、この会社、携帯電話P503iの不良で、23万台を回収しています。
自己責任で、株は取引してください。
◆どうですか?役に立つ表でしょう。◆
◆
問題は、どうやって手に入れるかですが・・◆
◆
Excelで作る方法を明日発表します◆
出来高の株価帯別分布 (後編) |
さて、出来高の株価帯別分布を手に入れる確実な方法は、自分で作ることです。
- データはyahoo の時系列から取ります。デイリーにチェックを入れ、50件のデータを表示させます。
使うのは、日付、終値、出来高ですが、表を丸ごとExcelのシートにコピー&貼り付けすると楽です。
データ数は、50件毎の表示なので50の倍数をお勧めします。 A〜G列に50個のデータが入りました。出来高は、F3〜F52、終値は、E3〜E52に入っています。
- I列には、一定株価未満の出来高の合計を入れます。
説明 入力するセル 入力する式 10,000円未満 I3 =SUMIF(E3:E52,"<10000",F3:F52) 11,000円未満 I4 =SUMIF(E3:E52,"<11000",F3:F52) 12,000円未満 I5 =SUMIF(E3:E52,"<12000",F3:F52) ・・・ ・・ ・・・・ 19,000円未満 I12 =SUMIF(E3:E52,"<19000",F3:F52)
- いよいよ完成、J列には、株価帯別の出来高を表示させます。
説明 入力するセル 入力する式 10,000円未満 J3 =I3 11,000円以上〜12,000円未満 J4 =I4-I3 12,000円以上〜13,000円未満 J5 =I5-I4 ・・・ ・・ ・・・・ 18,000円以上〜19,000円未満 J12 =I12-I11
Excel関数が得意な人なら、もっと一般化をめざして、最低株価10,000円と帯の幅1,000円を入力するように、改良するでしょう。あらゆる銘柄について、直ぐに表示可能になります。
以前ご紹介した、RSIも、ついでに計算すれば、自前の簡易分析ソフトの完成です。
そこまで自信のない人には、取って置きの秘密情報を提供しましょう。 クリックして、このサイトに行ってください。 |
株のグラフの左に見える小さな青い棒グラフは、
出来高の株価帯別分布です。
◆
このサイト、読者の方(fukuoka_sodachiさん)に◆
◆教えていただきました◆
◆◆この場を借りて、お礼を申し上げます。◆◆
ギャンの相場に関する 28ヶ条(前編) |
アメリカの伝説の相場師W.D.ギャンが、投資家が守るべき項目を28ヶ条にまとめています。以下に、これをご紹介します。商品の先物取引に関してのもののようです。
- 資金配分を厳密にすること。1回の売買においての損失の限界は、売買に用いる総資金の10分の1にすること。
- ストップ・ロス・オーダー(損切り注文)をあらかじめ決めること。このストップ・ロス・オーダーの価格については、損失リミットを計算した上、最初に買う(または空売りする)時に決めること。
- オーバー・ポジションの厳禁。資金配分に沿った取引数量の厳守。
- ポジションに利が乗った場合、最終的に損切りにならないようにストップ・ロスの価格を変更すること。
- トレンドに逆らってはならないこと。また、自分のチャートが明確なトレンドを示していない場合は、売買せずに休むこと。
- 迷ったら手仕舞うこと。迷ったままのポジションをけっして持たないこと。
- 値動きのある市場で売買を行うこと。
- 一つの銘柄に全ての資金を集中しないこと。
- すべて成り行き注文で売買すること。
- 確固たる理由がないまま手仕舞いしないこと。
- 余剰資金は、蓄えておくこと。利益が出た時は別勘定として現金で持つこと。
- わずかの利益を目的とした売買は行わないこと。
- 買い下がり、売り上がりはやめること。このような難平(ナンピン)は、最悪の方法であることを認識すること。
- 辛抱できずに手仕舞ったり、待ちきれずに買わない(または、空売りしない)こと。
待つことも売買の中での重要な要素であることを認識すること。
これで、半分。後半は明日にしましょう。
◆参考になりましたか?◆
◆ストップ・ロス・オーダーの価格を守れず◆
◆ナンピンしてしまった私は耳が痛いです◆
(2000/11/9) ギャンの相場に関する
28ヶ条(後編)
前回に続き、ギャンの投資家が守るべき項目を28ヶ条の後半です。商品の先物取引に関してのもののようです。
- 利食いは小さく損失は大きく、という事態は最悪であることを認識すべきである。
- ストップ・ロス・オーダーは、いったん設定したら、けっしてキャンセルしないこと。
- 過剰に頻繁な売買の禁止。
- 空買いだけでなく、空売りも縦横に活用すること。
- 値頃感から売買してはならないこと。
- 価格抵抗水準をブレークするまでは、買い増し、売り増しの禁止。
- 買い増し、売り増しをするのは、強いトレンドの出ている銘柄に限ること。
- 他銘柄か、あるいは、同じ銘柄の他限月による反対売買でのヘッジの禁止。
- 確固たる理由のないまま自分の売買ポジションを変更しないこと。売買については、確固たる理由に基づき、独自の明確な規則に従うこと。
- 大きな利益を得た後、意味のない頻繁な売買をしないこと。
- 相場の天井、底について勝手な憶測をしてはいけない。
- 相当な知識を有すると確認済な人を除いて、他人の意見をもとに売買してはいけない。
- 損切りしたら、次の売買では、資金量を減らすこと。
- 不適切な空買い、空売りの禁止。これらが適切であっても、手仕舞いが不適切な場合もいけない。
以上です。よい内容ですね。この他チャートの形からトレンドを見極め買い場、売り場を確定するギャンの理論は、有名で、確実に役に立ちます。そのうち、気が向いたら紹介します。◆ただし、ギャンの本をいくら読んでも、勝利9割は絶対無理だと◆
◆私は、思います◆
◆特に、株の場合、ファンダメンタルは重要ですね◆
(2000/12/9) 株価の戻し率と
フィボナッチ数列
1、1で始まる無限数列を考えます。 直前の2項の和が次の項となるようにします。
(n番目の項)+(n+1番目の項)=(n+2番目の項)1、1、2、3、5、8、13、21、34、55、89、144、-------
これをフィボナッチ数列というそうです。列を増やすと隣同士の項の比率は、一定の数字(0.618---)に近づきます。
89÷144=0.618---さて、ある要因が発生して株価が大暴落します。この場合、要因に変化がなくとも、株価は、オーバーシュートしたところで底値を形成した後、反発して二度目の天井を形成して、再度小反落して安定するという性質があるようです。(もちろん、こうならない例も多いですよ)
戻り率(リバウンド率)を次のように定義します。
戻り率=(二度目の天井−底値)÷(最初の天井−底値)
一部のトレーダーは、この戻り率が0.382=1-0.618になると信じています。 あるいは、0.382や0.618の率をトレンドを決める際の、ブレイク・ポイントとして使用しているプログラムもあるようです。
非常に魅力的な考え方ですが、数学と縁のない私には、何故そうなるのか解かりません。
あるいは数学という小道具を使った、単なる迷信ではないかとも疑っています。◆情報をお持ちの方は、教えてください◆
◆◆yahooの数学の掲示板にも質問を出しました。◆◆
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