■合併銘柄のINDEX買いの研究6■

---目次---
  • フランスベッドHDの上場
  • 東急建設の行方(3)
  • 東急建設の行方(2)
  • 東急建設の行方(1)
  • 熊谷組と東急建設

  • (2004/3/30)(改正5/15)
    フランスベッドHDの上場

    フランスベッド(東証1部、3月24日上場廃止)とフランスベッドメディカルサービス(非上場)は、株式移転により子会社になり、両社の親会社フランスベッドホールディングスが誕生します。 同社は、今日東証一部に上場しました。参考1

    フランスベッドの取引最終日(3月23日)の終値(516円)に対して、フランスベッドHDは576円(+60)で寄り付きます。 しかし、その後は、冴えず終値は540円でした。

    フランスベッドHDの東証1部上場日

    同社の発行済株数は、フランスベッド分(91,580,000株)、フランスベッドメディカルサービス分(147,907,500株)、合計すると239,487,500株となります。 上場会社の方が、非上場会社より小さく、実質的な存続会社では、ありません。

    不適切な合併とみなされ上場廃止基準に触れ、フランスベッドHDは3年間の猶予期間に入るようです。参考2

    しかし、どうせ解除されるのは確実で、気にすることはないでしょう。

    むしろ、影響するのは、フランスベッドメディカルサービス分(147,907,500株)が追加上場されるのが、株券交付日の5月20日と遅れることです。 つまり、TOPIX買い日は、5月19日であり、まだまだ先が長いのです。

    フランスベッドメディカルサービスの株主は、次のとおりです。 6位までは池田一族で、全体の8割近くを保有しています。交付日の前日と言うことは、彼らは売ることができないのでしょうか?

    5月11日頃から、池田一族は売れる可能があります。(5月15日追記)

    順位 大株主 持株比率
    1 池田茂 20.77%
    2 フランスベッド 17.74%
    3 早崎静子 10.88%
    4 渡部恵美子 10.88%
    5 永井美代子 10.88%
    6 池田シノエ 7.27%
    7 従業員持株会 2.92%
    合計 81.34%

    ◆◆私は、もちろんフランスベッド時代からの株主です。◆◆
    ◆◆ こうした株は、TOPIX買いが近づくまで、じっと保有すべきだと信じています。(この行は取り消します)(5月15日追記)◆◆

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    (2003/11/5)
    東急建設の行方(3)

    東急建設の昨日の時価総額は、1兆5766億円で、鹿島建設(4219億円)の3.7倍です。

    世間には、「東急建設を買うコバンザメ投資家は愚かだ。それ見たことか、バブル崩壊で明日からストップ安の連続だ」と嘲笑する人もいるようです。

    しかし、大多数のコバンザメ投資家は、そんなことは百も承知で、東急建設の大相場に参加しています。

    このバブルは、他のバブル相場より、遥かに安全なのです。
    理由は、転換点が、ほぼ分かること。
    二点目は、バブル最高値で、購入してくれる最後の買い手=ジンベイザメが存在することです。

    昨日の出来高は、2,833,600株の他にTostnetの3,052,100株があるようです。
    後者は、計算外でしたが、TOPIX買い比率3%と見積もっても、1600万株は不足しています。

    今日は、TOPIX買いの膨大な不足分を買う日です。過去例を調べると、普通は、高くなる日です。
    昨夜の私の予想は、外れっぱなしで、恥ずかしいかぎりです。

    普段なら素直に機械的に買い注文を出すジンベイザメも、今回は、このボロ株を異常高値で買うことに難色をしめしました。

    よく考えてみれば、異常高値での買い手はジンベイザメただ一人、売り手は高所恐怖症で震えています。
    言い換えると、買い手市場。

    ゆっくり買うことで、株価を暴落させ、利益をあげようという戦略は、極めて有効です。

    今日の一日チャートは、いつか役に立つでしょう。

    東急建設のTOPIX買い日の翌日チャート

    今日のVWAPは、1502.4838で、昨日の終り値1682円との差額(11.9%)は、指数連動投信の儲けでしょうか。 しかし、不平不満を言ってはいけません。

    今日の出来高は、10,200,700株。下がったとはいえ、こんなボロ株を1502円で大量に買ってくれたことには、感謝しないといけないでしょう。 昨日と今日の2時10分まで、高値圏で売るチャンスがあったのだから、恵まれている、と私は思います。

    東急建設相場のコバンザメ生還比率は、かなり高い気がします。

    永遠に語り継がれる壮大なドラマは、最後に波乱をみせたものの、平均的なコバンザメの富を著しく増加させたのです。

    ババ抜きゲームの警鐘を鳴らした本人が、ババをつかんでは格好が悪いので、私も寄付で逃げました。

    今日逃げ遅れた人は、ジンベイザメの買い残しがあるかもしれないので、株価にこだわらず、できるだけ早く売る努力をされた方がよいと思います。

    東急建設のバブルコバンザメ投資には、多くの教訓を残しました。

    1. 早くバブル・コバンザメ銘柄を買って、先回り買いが不足しているうちは、異常高値になってもTOPIX買い日まで手放さない。

    2. バブル・コバンザメ投資に、一定のTOPIX買い比率(例えば上述の3%)までは安全という判断はなりたたない。

    3. TOPIX買い日の引けが比例配分ストップ高でも、その日のうちに売るのが安全。

    4. ジンベイザメが買い叩き戦略を発動する、翌日持ち越しは危険。

    ◆◆しかし、東急建設を売ると心が休まりますね。◆◆
    ◆◆ 今日は、久々にぐっすり眠れそうです。◆◆

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    (2003/11/4)
    東急建設の行方(2)

    今日は、東急建設のTOPIX買い日でした。

    朝から、ストップ高、特別買い気配です。 売物は、一時560万株程度までありましたが、3時が近づくと潮が引くように減少し、最後はわずか2,833,600株(増加発行済株数の0.382%)に減少します。 皆さん、考えることは、同じですね。

    残した買い注文は、なんと21,100,000株。
    TOPIX買い日に、大引まで取り引きが成立せず、比例配分なんて前代未聞です。

    恐怖の大王(=大株主の売り)も、空から降ってきませんね。そんな登場人物は、最後まで現われないかもしれません。 コバンザメ達の完璧な大勝利の中で、壮大なドラマは、現在進行形です。

    私はタガメさんの影響を受け、1/3ほど処分し(元金+適正利潤)は回収しました。
    原価ゼロの主力部隊は、温存です。

    明日は、どうなるか?
    よく分かりませんし、外れると大変なので、書きたくありませんが・・・

    一つ確実に言えることは、ジンベイザメが憔悴し困っているということです。
    今日の終値(1682円)であれば、膨大な量の株が、喉から手が出るほど欲しいのです。

    ジンベイザメは、灼熱の太陽が照らす砂漠の旅人。コバンザメが所有する東急建設株は、オアシスの冷たい飲み水です。

    しかし、極端に高い値段では、買いたくないかもしれません。価格交渉が成立しなければ、翌日もあります。
    つまり、予算というものが、あるのです。

    ジンベイザメの立場になって、考えてあげる必要がありますね。

    (今日の終り値+適正なプレミアム)なら、全てのコバンザメが利食いできるでしょう。
    ババ抜きゲームが始まる前に、壮大なドラマは、ハッピーエンド。めでたし、めでたし。

    問題は、プレミアムの相場が、よく分からないことです。

    明日は、ストップ幅は300円。
    勢いがついているのでストップ高になるかもしれないし、ならない可能性も高い。

    仮に、期待したように上がらないからといって、けっして狼狽売りだけはしないでくださいね。

    ◆◆以上、私の独り言。私の予想は、よく外れます。◆◆
    ◆◆ 株の売買は、自己責任でお願いします。◆◆

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    (2003/11/2)
    東急建設の行方(1)

    このホームページを見て、東急建設で儲けられた、とのお礼のメールをたくさん頂戴しました。 読者の方が、喜んでくれるのは、励ましになります。

    さて、東急建設の値動きです。

    日付 始値 高値 安値 終値 出来高
    2003年10月1日 東証一部上場 452 490 415 487 4,805,100
    2003年10月2日 500 550 470 540 3,404,500
    2003年10月3日 536 536 485 495 1,258,100
    2003年10月6日 500 500 464 480 765,000
    2003年10月7日 465 470 433 439 1,258,400
    2003年10月8日 445 460 429 459 440,300
    2003年10月9日 460 495 459 495 860,000
    2003年10月10日 499 505 485 501 522,200
    2003年10月14日 510 535 508 526 843,300
    2003年10月15日 533 552 525 547 911,200
    2003年10月16日 550 616 550 596 1,437,600
    2003年10月17日 610 647 606 643 1,037,400
    2003年10月20日 645 670 598 610 1,002,600
    2003年10月21日 625 638 617 634 473,500
    2003年10月22日 640 730 634 720 2,009,500
    2003年10月23日 730 749 691 711 1,011,500
    2003年10月24日 ストップ高 731 811 730 811 1,877,300
    2003年10月27日 ストップ高 891 911 884 911 778,500
    2003年10月28日 1,011 1,011 965 982 3,663,800
    2003年10月29日 ストップ高 1,022 1,082 1,021 1,082 2,290,000
    2003年10月30日 ストップ高 1,222 1,282 1,210 1,282 1,960,100
    2003年10月31日 ストップ高 1,482 1,482 1,482 1,482 498,100
    合計 33,108,000

    11月4日のTOPIX買いの前に、すでにストップ高5回というのは、私の知る限り新記録です。 10月31日の比例配分では、21,450,400株の買い注文が残りました。

    今月の出来高合計33,108,000株は、発行済株数の増加分741,060,000株の4.47%に過ぎません。 株価は、3.28倍になっており、コバンザメ投資家の入れ替えも相当あったでしょう。 先回り買いは、圧倒的に不足しています。

    4日はストップ高になり、ジンベイザメは必要量を買いきれない可能性が高いでしょう。
    もちろん、勝負は下駄を履くまでわかりませんが・・・

    ところで、火曜日発売の「週刊東洋経済」に東急建設の記事が掲載されます。
    私は、まだ読んでいませんが、私の次の発言が二つ載るでしょう。

    J‐Coffee氏(ハンドルネーム)は、「東急建設株のTOPIX買いの終了と ともに、空前のババ抜きゲームが始まるだろう」と警鐘を鳴らす。

    「TOPIXがフリーフロートに移行する瞬間、流動性の低い株は暴落し、代わりに 買われる流動性の高い株はたいして値上がりしないので、TOPIXは暴落するだろ う。歴史に残るチャンスがコバンザメにめぐる。流動性の低い株の空売り、TOPI Xの先物売り等でコバンザメは空前の利益を出せるからだ」(J‐Coffee 氏)。

    一つ目は、東急建設の株価に見通しについて。
    二つ目は、フリーフロート(浮動株比率を勘案して、指数を計算する方法)がTOPIXに取り入れられたときに関するものです(あくまで仮定の話)。

    ◆◆まぁ、ババをつまないように、◆◆
    ◆◆頭と尻尾は猫にくれてやれという気持ちで、売りましょうか。◆◆

    ◆◆ それにしても、いつ売るか本当に悩んでいます。◆◆

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    (2003/9/23)
    熊谷組と東急建設

    東急建設に関するメールを頂きましたので、ご紹介します。 熊谷組の前例が参考になるというご意見がありました。

    参考1

    この銘柄は、TOPIX買いついては無関係です。

    しかし、建設会社(分離会社)の株式数が0.2株に減らされたのと、不動産会社(承継会社)のおまけが0.5株(正確には0.2×0.5=0.1株)手に入るという点では、共通点があります。

    しかも、この二つを別の時期に行っているのが貴重です。

    熊谷組における、1株を0.2株に併合の際の株価の推移は、次の通りです。

    日付 始値 高値 安値 終値 出来高
    2003年7月25日 21 22 21 21 2,260,000
    2003年7月28日 21 22 20 22 4,569,000
    2003年7月29日(最終日) 22 27 22 27 36,136,000
    併合(減資): 1株 -> 0.2株
    2003年8月5日(株式併合後) 137 137 122 122 4,044,000
    2003年8月6日 120 122 119 120 881,000
    2003年8月7日 120 130 120 125 768,000
    2003年8月8日 120 126 120 124 787,000
    2003年8月11日 123 128 122 125 373,000

    最終日(7月29日)に株価は出来高を伴い上昇します。これは、日経平均買い の影響です。

    併合後(8月5日)の始値は理論値(27×5)をわずかに上回り、その後は日経平均買いの反落で少し値下がりです。

    さて、注目の不動産会社の株式交付の際の株価の推移です。

    日付 始値 高値 安値 終値 出来高
    2003年8月29日 118 118 106 111 1,985,000
    2003年9月1日 111 113 108 109 1,431,000
    2003年9月2日(権利付最終日) 109 114 109 113 1,916,000
    熊谷組2株に対して、ニューリアルプロパティ1株を割り当てる
    2003年9月3日(権利落ち) 123 125 118 120 3,483,000
    2003年9月4日 121 122 118 122 1,009,000
    2003年9月5日 123 128 122 127 1,394,000
    2003年9月8日 127 128 125 125 564,000

    理論値は、

    (権利落ち後の初値)=113円-(ニューリアルプロパティの一株価値)×0.5

    となります。ところが初値は、下がるどころか123円と10円も値上がりです。

    こうした不動産会社は、株価ゼロ(計算式では、むしろマイナス?)とみなすのが一般的と考えざるを得ません。 現実に、会社分離と同時に不動産関係の債務免除が確定したという点が、評価されています。

    以上の前例は、東急建設の値上がり説の有力な根拠でしょう。

    違う点は、新東急建設は承継会社なのに、熊谷組は分離会社であること。

    そして、最も重要なのは、新東急建設(承継会社)の旧株主(74,106万株)の存在です。

    これが、1ヶ月後のTOPIX買いの原因にもなるわけです。
    もともと浮動株は少ないし、値上がりしそうですね。

    というわけで、以前の東急建設の予測は、訂正します。ご迷惑をかけた方には、深くお詫び申し上げます。

    最後に一言。フェニックスキャピタルは、わずか約50億円の出資で、TCホールディングスの1割(7,410万株)を超す大株主になれたそうです。 参考2

    ◆◆さて、平均取得単価は、いくらでしょうか?◆◆

    ◆◆ コバンザメ投資にファンダメンタル分析は、禁物ですが、◆◆
    ◆◆気になってしょうがありません。◆◆
    ◆◆バブルとその崩壊・・・・??◆◆

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