■その時、株価はどう動いたか?■

---目次---
  • 米ウォルマートと西友の提携と株価(後編)
  • 阪神タイガース快進撃と阪神電鉄(1)
  • 阪神タイガース優勝の経済効果(2)
  • ドン・キホーテの転換社債&売り出し
  • 日本ハムの牛肉偽装事件と株価の推移(前編)

  • (2002/3/22)
    米ウォルマートと西友の
    提携と株価(後編)

    前編

    300万株の売りが大株主から出たものか?
    それとも投機目的の売り崩しなのか?
    そのうちに、判明するでしょう。

    西友は、一端寄り付いたら、必ず暴落する。
    こう信じて、チャンスを逃すまいと板をずっと観察していたベテラン投資家が多かったようです。

    特別買い気配(540円)の買い残が、ゆっくりと少なくなります。
    買い方は慌てて注文を取り消し、売り方は猛然と獲物に襲い掛かります。

    午前10時、ついに寄り付きます。
    この瞬間・・・出来高820万株!

    寄り付きの取引は、信用取引がかなりのウェイトを占めていたと思います。

    この日の日証金の貸し株残は、なんと4,306,000株も増加して、5,875,000株となります。
    一方、融資残も1,252,000株増加して、2,192,000株でした。逆日歩は15銭(3日分)です。

    あれほどの買い人気は霧散して、株価は、490円まで急降下。
    その後、空売りの買戻しで、500円付近でもみ合います。

    私は、サラリーマンですから、昼休みにこの事態にようやく気づきます。
    後場の寄り付きで、493円で空売り。遅れた参加です。

    終値は、474円、一日の出来高は22,691,600株と空前の大商いでした。

    ・・・・・翌19日・・・・

    逃げ遅れて540円で信用買いした人にとっては、悪夢の日でしょう。
    終値は434円まで下がり、貸し株の返済は4,036,000株に達します。
    空売り筋は、ほとんど買戻を終了したのです。

    売り方が完勝した二日間でした。

    ◆◆私は、この日参加できず、20日に470円で買戻し。◆◆
    ◆◆あまり、儲かりませんでした。◆◆
    ◆◆ しかし、思い出に残る、息詰まるような名場面でしたね。◆◆

    もどる


    (2002/4/6)
    阪神タイガース快進撃と
    阪神電鉄(前編)

    星野新監督を迎えて、眠れる猛虎・阪神タイガースが突然目覚め、破竹の快進撃を続けています。

    去年までの阪神は、いいところがありませんでした。
    1985年以来優勝なし、屈辱の4年連続最下位チームというのが、共通認識です。

    オープン戦が始まる直前の3月22日、阪神電鉄の株価は、310円でした。
    この頃に、「阪神電鉄を買えばよい」と思いついた阪神ファンの投資家は偉い!

    名将・星野率いる阪神は、実力を発揮して、オープン戦で、7年ぶりの優勝を果たします。
    開幕戦が始まる直前(3月29日)には、株価は331円まで、値上がりします。

    3月30日(土)、ペナントレースが開幕します。相手は、宿敵巨人。
    これまでの阪神は、開幕戦なんと11連敗です! 「オープン戦は、まぐれさ。」試合前に、東京ドームの巨人ファンはつぶやきます。

    2回、檜山が右翼スタンドにホームランを打ち込み、阪神は先制します。
    投げては、エース井川が完投します。先発メンバー9人だけで戦い、3対1で巨人に完勝します。。

    勢いに乗る阪神は、31日(日)もムーアの好投で、3対1で巨人を連破します。

    ・・・・・さて、週明けの東京市場(4月1日)・・・・・

    もしも阪神が優勝なら、鉄道や百貨店の売上が増え、阪神電鉄の業績が潤うはずです。

    阪神電鉄は、阪神ファン?の買いを集めて、15円高の346円で寄り付きます。
    この日は、1,232,000株の大商いでした。

    ・・・・・・・・・・

    ◆◆私は、しょうもないネタのほうが、実は好きなのです。◆◆
    ◆◆ しかし、ひょっとして、雅子様のご出産の時のキムラタンのようになるかも?◆◆

    ◆◆いや、実はそれどころか、阪神優勝は大阪周辺の経済を再生する◆◆
    ◆◆総合不況対策の切り札なのです・・・◆◆
    ◆◆ 後編は、明日発表します。◆◆

    この話は、相互リンクさせていただいた、だるにゃんさんのサイト に啓発されて、思いつきました。

    (参考にさせていただいたホームページ)デジカメ日記阪神編

    阪神電鉄の株価と阪神タイガース試合結果
    日付 始値 高値 安値 終値 出来高 阪神タイガース試合結果
    2002年4月6日 阪神3-1ヤクルト(64年ぶり開幕7連勝)
    2002年4月5日 345 346 342 345 978,000 阪神2-1ヤクルト
    2002年4月4日 344 345 340 340 1,098,000 阪神2-1横浜
    2002年4月3日 349 350 335 339 2,019,000 阪神6-2横浜
    2002年4月2日 344 348 340 348 1,228,000 阪神6-1横浜
    2002年4月1日 346 349 338 342 1,232,000
    2002年3月31日 阪神2-1巨人
    2002年3月30日 阪神3-1巨人
    2002年3月29日 334 336 330 331 228,000
    2002年3月28日 339 339 330 330 308,000
    2002年3月27日 333 335 331 331 206,000
    2002年3月26日 332 335 328 335 320,000
    2002年3月25日 340 345 336 344 549,000
    2002年3月22日 336 339 335 336 334,000
    2002年3月20日 340 340 334 336 847,000
    2002年3月19日 333 340 331 340 471,000
    2002年3月18日 324 334 323 331 518,000
    2002年3月15日 319 322 317 322 256,000
    2002年3月14日 320 320 317 317 192,000
    2002年3月13日 322 324 319 319 332,000
    2002年3月12日 321 323 321 323 222,000
    2002年3月11日 320 322 319 321 279,000
    2002年3月8日 318 322 318 319 783,000
    2002年3月7日 319 322 319 321 202,000
    2002年3月6日 318 321 318 320 189,000
    2002年3月5日 322 322 318 320 191,000
    2002年3月4日 317 325 317 324 344,000
    2002年3月3日 オープン戦、4連勝
    2002年3月1日 317 317 311 315 253,000
    2002年2月28日 312 317 310 316 391,000
    2002年2月27日 311 315 309 315 250,000
    2002年2月26日 309 310 307 310 272,000
    2002年2月25日 310 312 308 309 178,000
    2002年2月23日 オープン戦始まる
    2002年2月22日 311 311 308 309 214,000

    もどる


    (2002/4/7)
    阪神タイガース優勝の
    経済効果(2)

    めったに勝たないチームが優勝する場合、ファンはいっそう感激して地元は熱狂的に盛り上がります。
    巨人やヤクルトの優勝とは異なり、判官びいき効果により、その影響は拡大されるのです。 関西地区の経済の落ち込みは深刻であり、阪神が頑張れば「負けてられへん!」と皆がふんばります。

    観客動員や関連グッズ販売で、関連業界が潤います。
    阪神が勝てば、ファンが飲む酒はうまいし、消費は刺激されます。

    阪神百貨店で2日新発売のタイガース弁当は、テレビ観戦しながら食べたいというファンの需要で、売れ行きが好調のようです。

    もし17年ぶりの優勝ということになれば、優勝セールで、阪神百貨店から地元商店街まで活気づくでしょう。

    巨人びいきで有名な報知新聞が、6日の紙面で「神がかり6連勝」という阪神の記事を一面に載せました。 阪神タイガースを書けば新聞が売れる、という決定的な証拠です。

    尼崎信用金庫は、「がんばれ阪神タイガース定期預金 勝星77」を発売しています。
    星野監督の背番号77にちなみ、阪神がリーグ優勝すれば、金利が7.7倍の0.462%になるそうです。
    4日現在、この預金の総額は485億円を超えたそうです。

    日本総研は、もしも阪神がセ・リーグで優勝すれば
    1000億円以上の経済効果がある」と試算しました。

    1985年の優勝の時は、約400億円の波及効果があったそうです。 この優勝を契機に日本経済はバブルに突入した、と主張する人もいるようです。

    昨日の阪神はヤクルトを一蹴して7連勝、神宮球場で「六甲おろし」が高らかに熱唱されました。

    六甲おろしに〜颯爽と〜
    蒼天翔ける日輪の〜
    青春の覇気うるわしく〜
    輝く我が名ぞ阪神タイガース
    オウオウオウオウ〜阪神タイガース
    フレ〜フレフレフレ〜

    ◆◆まぁ、買い煽りと思われても困りますので、最後に一言。◆◆
    ◆◆ 正直言うと、私は、買いよりは売りに興味がありますね。◆◆
    ◆◆そのタイミングは何時か?◆◆

    ◆◆ しかし、日本人として考えると、この株は、阪神ファンの力で充分バブル化させて、◆◆
    ◆◆世の中が明るいムードになるほうがいいのです。◆◆

    もどる


    (2002/4/14 )
    ドン・キホーテの
    転換社債&売り出し

    ドン・キホーテの海外での転換社債売り出しが発表されたのは、2002年2月25日の市場終了後のことでした。

    売出しとは、既に発行された有価証券の売付けの申込み又はその買付けの申込の勧誘のうち、均一の条件で50人以上の者を相手方として行うものです。(証券取引法第2条第4項、同施行令第1条の8)

    売り出し人は、社長の安田隆夫で、売り出し株数は、388,200株でした。この他、私募形式(少人数を相手にする)で231,800株を売っています。
    両者を合計すると、発行済み株数10,041,000株の6.17%に達します。

    転換社債の方は、2007年償還で80億円の規模でした。
    売り出しは、株の供給圧力が強まるため、一般的には値下がり要因です。

    ドン・キホーテのCB&売り出しと株価
    日付 始値 高値 安値 終値 出来高
    2002年3月8日 7,740 7,850 7,670 7,750 40,200
    2002年3月7日 受け渡し 7,550 7,670 7,530 7,630 22,500
    2002年3月6日 7,610 7,660 7,530 7,600 26,700
    2002年3月5日 7,650 7,700 7,620 7,640 21,200
    2002年3月4日 7,590 7,640 7,540 7,590 38,900
    2002年3月1日 売出し価格基準日 7,680 7,890 7,450 7,890 29,200
    2002年2月28日 7,580 7,790 7,450 7,680 11,900
    2002年2月27日 7,300 7,580 7,300 7,580 40,500
    2002年2月26日 7,690 7,730 7,250 7,280 42,300
    2002年2月25日 発表 8,000 8,000 7,750 7,790 8,200
    2002年2月22日 8,000 8,000 7,880 7,890 10,300
    2002年2月21日 8,010 8,200 7,950 8,000 52,300
    2002年2月20日 8,080 8,200 8,060 8,100 13,100

    発表後の26日は、ドン・キホーテ株の終値は、6.5%も値下がりして、7280円となります。 出来高は、42,300株と通常より多くなっています。

    しかし、翌日から株価は、持ち直します。主幹事証券会社の国際証券の買支えでもあったのでしょうか?

    注目すべきは、3月1日の終値です。
    この日の終値は、7890円と2.7%も値上がりしてピークをつけました。

    この価格は、重要な意味を持ちます。
    この日の終値の4.94%ディスカウントした価格(7500円)が、売出価格に決まります。
    そして、この日の終値に7%上乗せした価格(8442円)が転換価格に決まります。

    翌日、株価は反落します。

    売り出しの受け渡し日は、一般論では、出来高が増え下がりやすい、といわれます。
    しかし、3月7日の受け渡し日の終値は、30円高の7630円でした。

    売り出しに応じた人がこの日に売れば、1.73%儲かったことになります。 この日の出来高は、あまり増えていません。買った人は、この日に売らなかったのでしょう。

    結果から見ると「CB&売り出し」発表直後の終値(7280円)で買い、
    売出価格が決まる日の終値(7890円)で売れば、8.38%の利益が出たことになります。

    ◆◆一例では、なんとも言えないので、似た例をそのうち調べたいと思います。◆◆
    ◆◆ 「CB&売出し」の例について、情報をお持ちの方は、掲示板で教えてください。◆◆

    もどる


    (2002/8/13 )
    日本ハムの牛肉偽装事件と株価の推移(前編)

    8月6日の市場終了後、
    日本ハム の子会社日本フードが、狂牛病対策の国産牛肉買い上げ事業で、
    輸入牛肉を混入させて、補助金を申請していたことが明らかになります。

    同じ不正をしていた雪印食品、日本食品が、会社解散や経営破たんに追い込まれたのは、よく知られています。
    さあ、大変です。ハムの業界最大手、日本ハムが危機を迎えたのです。

    同日午後11時前、日本ハムの大社啓二社長は、緊急会見をひらきます。
    「子会社の不正とはいえ、心よりお詫び申し上げます」と頭を下げ、陳謝しました。

    さて、翌朝(7日)の東京市場が開かれます。 株価は、200円ストップ安の売り気配でしたが、買い物は少なく、比例配分はありませんでした。

    日本ハムの牛肉偽装事件と株価の推移
    日付 始値 高値 安値 終値 出来高 比例配分の売り残 貸株超過株数 逆日歩
    2002年8月6日 1,454 1,459 1,439 1,453 230,000 1,282,000 0.15(3日)
    2002年8月7日 ストップ安 売買成立せず 1,257,0000.05
    2002年8月8日 1,053 1,053 1,053 1,053(ストップ安) 1,684,000(比例配分) 12,330,000 1,909,000 0.05
    2002年8月9日 993 1,003 903 925 26,792,000 5,546,000 0.05
    2002年8月12日 825 825 825 825(ストップ安) 1,254,000(比例配分) 12,973,000 3,452,000 0.05
    2002年8月13日 785 808 741 777 41,792,000

    8日になると事件の影響は、拡大します。

    農水省は、調査結果次第では刑事告発を含めて対処する考えを表明しており、その行方に警戒感が広がります。 小売業界でも同社製品を店頭から撤去する動きが広がり、同事件は日本ハムの売上げに悪影響をもたらすことが、確実となります。

    8日は、ストップ安1053円の比例配分で、出来高は1,684,000株でしたが、比例配分の売り残は、なんと1,233万株に達しました。
    この日は、貸し株超過株数も前日の1,257,000株から1,909,000株に増加します。
    つまり、出来高のかなりの部分は、空売りです。
    比例配分狙いで空売りされた方は、かなり上手な人でしょう。

    この日の夜、ファミリーマート、阪急百貨店などが、日本ハム製品の店頭からの撤去を発表します。

    翌9日は、993円(60円安)で寄り付きます。

    この日も、空売りも多かったようです。貸し株超過株数は、前日の1,909,000株から5,546,000株へと増加します。
    この日の終値は925円、出来高は26,792,000株に達しました。

    一方、リバウンド狙いの買いのチャンスにも思えました。しかし、この日に買った人は、後悔することになります。

    ◆◆週末・・・新しい事実が発覚します。◆◆
    ◆◆ 株価は再び奈落の底に、突き落とされることとなるのです。◆◆

    ◆◆ この続きは、18日(日)に発表します。◆◆
    ◆◆4日間旅行で休みます。◆◆

    もどる


    ホームへ