■日経225入れ替え銘柄投資の研究■

---目次---
  • 2001年3月の銘柄入れ替え情報
  • 日経225除外銘柄投資
  • 入れ替え日の前日、セコムが値下がりした理由
  • 日経225新規銘柄のチャート2000年/9月
  • 日経225入れ替え情報(確定版)
  • 2000年10月2日の銘柄入れ替え情報
  • 日経平均の銘柄入れ替えは儲けるチャンス
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    (2001/3/9)
    2001年3月の銘柄入れ替え情報

    日本経済新聞社は、日経平均株価および日経株価指数300の構成銘柄について、一部の構成銘柄が持ち株会社設立や合併などで上場廃止となることに伴ない、採用銘柄の補充を実施する、と発表しました。

    日経平均株価には、3月23日付で日本航空<9201>、3月27日付でヤマト運輸<9064>、高島屋<8233>、クレディセゾン<8253>など7社が新規に採用されます。

    3月30日に日本ユニパックホールディング、4月3日に三菱東京フィナンシャル・グループとUFJホールディングスが採用されます。

    これらの持ち株会社が補充されることで、日本製紙<3863>、東京三菱銀行<8315>、三和銀行<8320>、東海銀行<8321>、三菱信託銀行<8402>、東洋信託銀行<8407>が除外されます。また、4月に住友銀行<8318>と合併するさくら銀行<8314>も除外されます。

    日経300には、3月23日にエヌ・ティ・ティ・ドコモ<9437>、同27日にオービック<4684>と武富士<8564>が新規採用されるほか、持ち株会社3社が日経平均株価採用と同時に補充されます。

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    (2001/1/19)
    日経225除外銘柄投資

    珈琲掲示板に1月8日に投稿された方(225さん)によれば、225入れ替え投資では、除外銘柄を空売りしたほうが利益率が高いそうです。

    今日は、この点を検証してみたいと思います。

    除外銘柄を事前に予測することは難しく、予測記事もはずれることが多いようです。

    この投資は、正式発表後で充分間に合います。このサイトのメインテーマ、「歴史から未来を予測」してみましょう。去年の秋のケースでは、2000年9月8日(金)市場が終了後、入れ替え情報が発表されました。その結果、鉄建、日証金の2銘柄が10月2日から除外されました。

    発表後初日の寄り付きは、下がりすぎて、後で値上がりすることも多いようです。このタイミングの空売りは、避けたほうが良いかもしれません。どうせ、除外日の前日になるまでは、それほど大きな値下がりはありません。

    少し上がったタイミングで、売りたいものです。発表前と比べると株価が下がっているので、もう遅いのではないかと不安になります。しかし、勇気を出して売るのがコツなのです。

    出来高をみると除外日前日(9月29日)と除外日(10月2日)に集中しています。
    この二日間でINDEX投信と裁定取引の現物売りが集中するのです。
    株価も安くなります。
    彼らは、他の日にこれを行うと、リスクを伴ないます。
    買い戻し日のお勧めは、除外日前日の大引け直前。
    (理由)彼らは、この瞬間に売りたいはずです。

    買戻しは、延ばしても除外日まで。損したら男らしく撤退しましょう。

    日証金鉄建
    日付 始値 高値 安値 終値 出来高始値 高値 安値 終値 出来高
    2000年9月7日 583 593 570 572 188,000 106 106 100 101 572,000
    2000年9月8日 (発表直前)569 590 568 578 1,510,000103 104 102 104 1,421,000
    2000年9月11日(発表直後) 493 513 490 500 2,110,000 99 99 91 95 2,542,000
    2000年9月12日 520 520 505 505 833,000 96 97 94 94 602,000
    2000年9月13日515 515 503 505 312,000 96 96 93 93 381,000
    2000年9月14日 505 515 501 510 269,000 96 98 94 94 608,000
    2000年9月18日 501 512 500 511 135,000 97 97 93 93 265,000
    2000年9月19日 505 510 500 501 214,000 95 96 92 94 164,000
    2000年9月20日 521 521 505 505 272,000 94 97 94 95 259,000
    2000年9月21日 506 515 505 515 273,000 97 97 95 95 193,000
    2000年9月22日 506 506 501 506 140,000 96 97 9597 171,000
    2000年9月25日 510 510 500 510 247,000 102 102 98 101 478,000
    2000年9月26日 509 509 495 495 164,000 97 101 94 96 448,000
    2000年9月27日 500 500 469 475 351,000 95 97 93 97 437,000
    2000年9月28日 470 472 454 462 510,00097 97 93 94 304,000
    2000年9月29日(除外日前日) 457 457400 403 5,588,000 93 94 76 76 5,455,000
    2000年10月2日(除外日) 413 428 413 428 3,268,000 85 85 78 83 4,791,000
    2000年10月3日 426 426 414 421 1,304,000 85 85 82 83 937,000

    昔は、新聞の縮小版で調べるしかなかった株価も、yahooの時系列データで簡単に調べることができます。

    発表直後の終値で空売りして、除外日前日の終値で買い戻したとします。鉄建は、19.4%(500円空売り403円買い戻し)、日証金は、20%(95円売り76円買い戻し)の利益を上げられました。

    ◆◆二匹目の泥鰌(どじょう)は、柳の下に果たしているでしょうか?◆◆
    ◆◆ 損しても、知りませんよ。◆◆

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    (2000/9/29)
    入れ替え日の前日、
    セコムが値下がりした理由

    日経225入れ替え新銘柄を売買する者にとって、入れ替え日の前日は素晴らしい日です。 INDEX投信や裁定取引に関係するトレーダーは、この日の内に、大量の株を買わなければなりません。

    今年の秋に入れ替えた他の4新銘柄は、買い手は足元を見られ売り手側の圧勝でした。たった一日で株価は、4〜9%上昇しました。ところが、この日の買い手は、巧妙でした。

    次の戦略がとられたように思えます。

    1. 寄り付きで買い注文を出さない。
    2. 午前中は、押し目買いに徹する。
    これまでと経過が違ったため、売り手は困惑します。買い手不在のため、株価は8530円(▼200円)になります。この間、出来高40万株程度。 ここで、100万株程度買い手は、押し目買いします。株価は、8760円(△30)程度まで回復。しかし、買い手は深追いしません。

    午前が終った段階で、出来高は、わずか150万株程度だったと思います。

    後場の寄り付き。買い手は注文を出しません。売り手側にパニックが起こります。

    買い手は、相対取引で株を取得済みなのではないか?不安が広がります。

    売り手は総崩れ、投売りが始まります。

    しかし、買い手は投げた株を着実に安値で拾っていたのです。終ってみると出来高なんと大量の763万株、終値8690円(▼40円) 我慢比べに負けて、恐怖心から売り手は、買い手より一歩先に株を売ってしまっただけなのです。

    ◆◆戦略を考案した担当トレーダーの人へ。◆◆
    ◆◆完敗しました。あなたは、素晴らしい相場師です。◆◆

    ◆◆ 仲間の売り手の皆さんへ。次回は、同じ手に乗らないようにしましょう。◆◆
    ◆◆特に午前中の100万株の狼狽売りが痛かったなぁ。◆◆

    (追記)セコム10月2日の値動きついての感想

    出来高256万株は、多すぎます。どうも、9月29日の大引けに買いを集中するのを避けるため、翌日に買いの一部を分散させた可能性があります。この日も寄り付きの買いを避けており、株価が充分下がったところで買い出動しています。

    そういえば、9月28日も出来高が多く値動きが似ています。3日間で1000万株、目立たぬよう買ったのでしょう。

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    (2000/9/13)
    日経225新規銘柄の
    チャート2000年/9月

    必ずしも思惑どおり進んでませんが、この短期のテーマは、定期的に出てきそうです。今回は、告知期間が長いのが特徴でしょう。インデックス投信と裁定取引の現物買いが、入れ替えの直前にはいるかどうかが最大の注目点でしょう。

    そこで、今後の研究のために、採用5銘柄の四本値と出来高の記録をとることにしました。ご活用ください。

    横浜銀行東洋信銀新光証券アルプス電気セコム
    日経平均225入れ替え日9月22日9月26日10月2日
    2000/9/8発表直前(終値)48339337822407950
    2000/9/11(初値)48839541824008540
    (高値)50440542024408590
    (安値)48537840223408300
    (終値)49938740523558440
    出来高(千株)70796716766951181731.5
    2000/9/12(初値)48937740322758240
    (高値)49037740423508310
    (安値)48136038822408200
    (終値)48737039823508250
    出来高(千株)1095272329962065637.5
    2000/9/13(初値)48836539323508270
    (高値)48836739523708280
    (安値)47935838222858120
    (終値)48336239023108250
    出来高(千株)85416091352872504
    2000/9/14(初値)48336238623358210
    (高値)48337338723708370
    (安値)47235838123008140
    (終値)47635838423558320
    出来高(千株)91513361598584551
    2000/9/18(初値)48136337823158320
    (高値)48938438323808400
    (安値)47536337323158260
    (終値)48938038323758350
    出来高(千株)144827971983857441
    2000/9/19(初値)48737937823308150
    (高値)49838338923308330
    (安値)48137237222908150
    (終値)49838338923208330
    出来高(千株)194211241755997517
    2000/9/20(初値)49638539422808350
    (高値)50139040023408720
    (安値)48838039122808350
    (終値)48838539923108610
    出来高(千株)3341286522471538824
    2000/9/21(初値)49338740222858500
    (高値)53340043023508700
    (安値)49238640122858480
    (終値)53340043023408600
    出来高(千株)105301056380871666493.5
    2000/9/22(初値)50339041023008400
    (高値)50739341624208600
    (安値)48838140022958400
    (終値)49338440523658500
    出来高(千株)3043440033982346402
    2000/9/25(初値)49638640524158450
    (高値)51039041225308490
    (安値)48237339924158310
    (終値)48237440125158310
    出来高(千株)12731338123311836622
    2000/9/26(初値)48737840124708290
    (高値)49338041024758540
    (安値)48637439823758250
    (終値)48637940623808310
    出来高(千株)505109011793749750.5
    2000/9/27(初値)48537540223408260
    (高値)48537740524158550
    (安値)47536539723208260
    (終値)47537140123558530
    出来高(千株)62782711802728772
    2000/9/28(初値)47036939623608430
    (高値)48037040523908800
    (安値)47035939623358430
    (終値)47836340123358730
    出来高(千株)725148484914842099
    2000/9/29(初値)48336540323608730
    (高値)50037040623908800
    (安値)47836239623358530
    (終値)49236739623358690
    出来高(千株)10171004140614847630
    2000/10/2(初値)47835939123208590
    (高値)51136540023309050
    (安値)46835539022258520
    (終値)51136540022408990
    出来高(千株)18851930150818002564
    2000/10/3(初値)51937339522008750
    (高値)54037839922508890
    (安値)51037039221358510
    (終値)53437339721408610
    出来高(千株)2334165975115471267
    2000/10/4(初値)53437839421308520
    (高値)54840040322408720
    (安値)52937839321108470
    (終値)54839940222008520
    出来高(千株)249949471331824751

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    (2000/9/9)
    日経225入れ替え情報
    (確定版)

    さて注目の日経平均株価の構成銘柄入れ替えが日本経済新聞社から発表されまし た。

    まず22日に共同持ち株会社を設立する「興銀」「第一勧業銀行」「富士銀 行」の上場廃止に伴いまして、同じ金融セクターから「横浜銀行」「東洋信託銀 行」「新光証券」を補充いたします。

    次に9月26日は「DDI」と合併する「KDD」が上場廃止されますので、同 じ技術セクターの「アルプス電気」を補充いたします。新しい銘柄選定基準の臨 時入れ替えルールで、補充銘柄は除外銘柄と同一セクターから相対的に市場流動 性の高い銘柄を選びました。

    そして10月2日の定期見直しで、「みずほ」「セコム」を採用いたします。それ に伴いまして「鉄建建設」、「日本証券金融」を除外いたします。

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    (2000/8/28)
    2000年10月2日の
    銘柄入れ替え情報

    日経平均225の銘柄入れ替えがいかにチャンスかは、前回解説しました。8月28日付の日刊現代に入れ替え情報が載っていたので、報告します。

    今回の入れ替えは、毎年1回、10月の第一営業日に実施される定期見直し。見直し基準は、4月に発表されているそうです。

    排除されるもの  
    市場流動性451位以下の銘柄、合併される銘柄、具体的には次が可能性あり
    日本興業銀行、第一勧業銀行、富士銀行、KDD(以上が合併がらみ)
    明電舎、飛島建設、不二越、トピー工業

    新規採用銘柄
    市場流動性75位以内の銘柄、業種バランスも考慮される(あくまで予想です)
    東洋信託銀行、クレディセゾン、横浜銀行、みずほホールディング、
    藤沢薬品工業、大正製薬、積水ハウス、JR東海、ヤマト運輸、
    JR西日本、アルプス電気、オリンパス

    ◆情報源は、中堅證券アナリスト、野村證券関係者、証券会社のシンクタンクだそうです。◆
    ◆◆日経平均連動型投資信託は今でも約6600億円もあるそうです◆◆
    ◆◆当たるかどうか、知りませんが参考にしてください。◆◆

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    (2000/7/27)
    日経平均の銘柄入れ
    替えは儲けるチャンス

    日経平均の30銘柄の大入れ替えの発表があったのは、2000年4月15日(土)午後3時のことです。週明けの17日(月)から21日(金)までの5営業日を告知期間として、21日の終値を基準に入れ替えを行うとの内容でした。

    告知期間の1週間、新30銘柄は暴騰を続け、平均で30%値上がり、反対に外される旧30銘柄は30%値下がりしたそうです。この新30銘柄は、日経平均採用後は直ぐに反落して、入れ替えだけの影響で日経平均は、2000円程度下がったそうです。

    告知期間に新30銘柄は何故上がり、旧30銘柄は何故下がったのでしょうか?

    日経平均との連動で運用されていた資金は、日経平均連動型投資信託が8000億円、日経平均先物と現物との裁定取引の残高が12000億円ありました。このうちの約半分の1兆円が、告知期間に旧30銘柄売りの新30銘柄買いに動かざるを得なかったのです。

    その需給関係で株価は大きく変動したのです。特に、流動性の低い品薄株は、変動が激しかったようです。
    また、入れ替え日を過ぎてからは、ファンダメンタルが変化ないのに株価が変動したことに対する反動がおきたのです。

    事情をよく知っていた、ヘッジファンドや証券会社のディーラー部門はリスクなく巨額の利益を得たそうです。

    ◆◆ところで、日経平均225の銘柄入れ替えは、定期的にありますよ。◆◆
    ◆◆その時も今回とそっくりの現象が必ずおこるのです。◆◆
    ◆(ただし、次回の銘柄数は少なく、告知期間は短いと思われます。)◆

    ◆◆まさに千載一遇のチャンスですね。◆◆

    私も、皆さんと一緒に儲けたいと思います。その時は、できるだけお知らせしますが、私が気づかなかったら(勤め人で情報が入りません。)どなたかゲストブックで知らせてくださるようお願いします。

    7月27日の朝日新聞(朝刊)を参考に書きました。

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