オリンピックの年の11月の第一月曜日の翌日は、大統領選挙の日です。
つまり、大統領選挙の日は、2004年11月2日(火）です。

日本は、3日は祝日ですから、11月4日の東京市場は、この結果に影響されそうです。

2回のTV討論を終えた段階で、共和党ブッシュと民主党ケリーは、ほぼ互角の大接戦。どちらが勝っても不思議ではありません。

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さて、2000年11月7日（火）の前回の大統領選挙を振り返ってみましょう。

米ＣＮＮテレビは2000年10月11日、米大統領選の政策討論会（ディベート）後の電話調査の結果として、ブッシュ・テキサス州知事４９％、ゴア副大統領３６％で、ブッシュがかなり優勢でした。 ところが、ゴアは選挙直前にフロリダで運動を展開して、奇跡の粘りを見せます。フロリダは、この大統領選挙の天王山だったのです。

選挙が迫る1０月31日、11月2日、NASDAQは上昇します。 日経平均（時差の関係で翌日となる）も、大統領選挙に注目が集まるせいか、アメリカ市場と連動して、株価は上昇します。

7日選挙が終わり、開票が始ります。
アメリカ時間８日未明（日本時間８日夕方）、フロリダ、オレゴン両州を残して開票を終えます。

ブッシュの僅差勝利となりますが、フロリダ州の開票結果が0.01％の差に過ぎなかったため、州法の規定により票の再集計をすることになります。 ブッシュの勝利は、ほぼ確実ですが確定はしていません。

１１月8日NASDAQは、反落します。
材料でつくし？当選者が決まらない混乱のせいか？理由はよく分かりません。

日経平均も連れ安。

そういえば、日本における総選挙時の株価パターンも、「選挙前に値上がり、選挙後は値下がり」が多いようです。 1例では話にならないので、もっと多くの過去例を次回に調べてみることにします。

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◆◆さて、大接戦の今回はどうなるか？◆◆

◆◆ ケリーが勝つと対日政策がどう変わるかが、気になります◆◆
◆◆ 選挙直前の大ニュースにも注目したいと思います。◆◆

１９９６年11月5日の大統領選挙は、民主党ビル・クリントンと共和党ロバート・ドールの対決でした。

クリントンは、2期目を目差していました。倫理問題で批判は浴びたものの、失業問題を解決して、景気は回復し、事前の調査ではドールを10ポイント以上引き離していました。

11月6日のNasdaq寄り付きも、翌日の日経平均寄り付きも、ほとんど変動はありません。

日本の90年代の停滞（いわゆる失われた10年）は、クリントン政権の対日政策が影響したはず。 民主党は、対日政策が厳しく、親中国だった気がします。日経平均はもっと下がるべきだと思います。

しかし、結果が分かっている選挙は、株価に既に織り込み済みなのでしょう。 なお、11月7日は、第二次橋本内閣が、発足した日でもあり、日経平均はこちらの影響も受けています。

◆◆今回は、ブッシュとケリーは実力伯仲ですから、◆◆
◆◆選挙結果で株価は変動する可能性がありそうです。◆◆

◆◆ 「ブッシュが勝てば、日経平均は上がり、ケリーが勝てば下がる」という予想はどうでしょう?◆◆
◆◆ 自信は、ありません。◆◆

ブッシュ（共和党）とケリー（民主党）は、実力伯仲。米民間調査機関ゾグビー社が１０月３１日に発表した大統領選挙に関するロイター通信との合同世論調査によると、ブッシュとケリーがともに支持率４８％で並びます。

投票日の11月2日、2時半頃、nasdaqは、急落します。
投票率は好調。浮動票を集め、ケリーが勝つとの観測が流れたためかもしれません。

しかし、開票が進むとブッシュ254に対してケリー252で、ブッシュが優勢に。 残るは、大票田オハイオ州などだけです。

オハイオ州は、日数のかかる未確定の票が17万票ありますが、ブッシュは14万票もリードしています。 ３日午前（日本時間４日未明）に、ケリーは、ブッシュに潔く敗北を認めます。 最終的には、ブッシュ286対ケリー252でした。

11月3日、ニューヨークのNASDAQは、2,014.45 （+29.66）で寄り付きます。 この時点で、ブッシュの勝ちは織り込みました。

日本の日経平均も、11月4日（寄付）は10,990.70（+102.89）と堅調でした。
株よりも遥かに面白いと思ったのは、為替相場（日本時間）ですね。

◆◆ブッシュ優勢で、一時的にドル高に動いているように見えますが・・・◆◆
◆◆ 双子の赤字はいかんともしがたく、やがて反転し急降下。◆◆
◆◆選挙後はドル安に向かったのでしょうか？◆◆

◆◆ この反転を新天地さんは、 2004年11月3日 (水) 19時17分04秒 に予測されています。◆◆