■つむじ風(新商品情報)■

---目次---
  • 次世代電池は、レトルトのカレー?
  • 子供ライオン、AIBOとソニーの野望
  • 携帯電話ディスプレイがきれいなカラーに(有機EL)
  • 排気の少ない掃除機
  • 光ファイバの新幹線WDM
  • iアプリが携帯の未来を開く
  • DRAMの限界と次世代メモリー
  • 次世代フォークリフトacroba-εは、排気がでない
  • フラーレン(C60)は、炭素のサッカーボール
  • カーボン・ナノチューブは、夢の素材
  • 人と道路と車をつなぐITS(前編)
  • 人と道路と車をつなぐITS(後編)
  • IPv6は、次世代インターネット(前編)
  • IPv6は、次世代インターネット(後編)
  • 旋風を巻き起こす新製品を紹介と言いたいけど、私の能力では、せいぜい木の葉をまわす「つむじ風」

    (2000/11/17)
    次世代電池は、
    レトルトのカレー?

    携帯電話に使われる二次電池(充電できる電池のこと)も、昔より長持ちするようになりました。これは、リチウムイオン電池が普及したためです。また、この電池も進化して、アルミ合金製の角型ケースが使われ、ずいぶん軽くなりました。

    リチウムイオン電池のメーカーは、三洋電機、ソニー、松下電池の日本勢が独占しています。日本は、世界に冠たる電池王国なのです。

    しかし、携帯電話、ノートパソコン、MDプレーヤー、デジタルカメラなどに搭載される二次電池は、さらに一層、軽く、かつ薄くすることが要求されているのです。 ところが、リチウムイオン電池は液体が入るため、金属ケースが必要です。金属ケースは平たく製缶するのが難しく、これ以上改善できません。

    そこで、最近登場したのが、次世代電池のリチウムポリマー電池です。この電池は、液体のかわりに、ゲル状の電気を通すポリマーを使っています。ゲル状とは、解かり易くいうと、ヤマト糊のような状態のことです。導電性ポリマーは、白川さんが、ノーベル賞を取ったときに出てきましたね。

    次世代電池は、ゲル状のため液漏れの心配がなく、薄いラミネートのパッケージに入れることが出来ます。

    つまり、三分間温めて食べる、レトルトのカレーみたいな状態で
    パッケージされているのです。

    そのため、驚異的に、薄く軽くできるのです。

    ◆◆1〜2年後には、リチウムポリマー電池は、旧世代を駆逐するでしょう。◆◆

    ◆◆日本勢も全力でがんばっていますが、◆◆
    ◆◆次世代電池は、アメリカの発明で、韓国、台湾も必死に開発しています。◆◆
    ◆◆電池王国、日本も、うかうかしてられませんぞ。◆◆

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    (2000/11/19)
    子供ライオン、AIBOと
    ソニーの野望

    ソニーのロボットペットAIBOの新型が、今月から受注を開始しました。目標販売台数は9万台で、前回の2倍です。今度のAIBOは、耳が立って動く、ライオンの子供(私には、猫にしか見えませんが)をイメージしています。

    ソニーは、AIBO専用の音声認識ソフトを開発しました。赤ちゃんから育てると、AIBOは、買主の50の言葉に少しずつ反応します。 自分の名前も覚え、AIBOは、同じソフトにもかかわらず、異なった個性を持ちます。

    買主は、ますます愛着が湧きます。AIBOに写真撮影してもらう機能もついているし、夜は、ロボットのくせに、眠りたくなるそうです。

    価格は15万円で、前回より10万円安くなりました。ただし、メモリースティックに入ったソフトが必要で、9000円かかります。

    頭部、脚部などもソニーからライセンスを受ければ、他のメーカーが創ることができます。1〜2年後には、外形が異なったAIBOが、生まれる可能性があります。

    ソフトに関しては、もっと画期的です。

    「赤ちゃんから育てるタイプ」
    「最初から活発な大人のタイプ」
    「じゃんけんゲームのできるタイプ」の3種類のソフトが発売されます。

    じつは、Rコード(スクリプト言語)を知っている買主が、独自のソフトを作ることもできるそうです。出来たソフトを無料で配ってもいいし、もし、商売にしたければ、ソニーからライセンスを受け暗号化して(コピーが出来なくなる)販売することもできるのです。

    つまり、将来は、全く違った個性(ソフト)を持ち、外形の異なったロボットが
    他社の参加により、AIBOから誕生する可能性があるのです。

    ソニーの野望は、ゲーム機のように、AIBOを
    ロボットビジネスにおけるプラットフォームにすることなのです。

    ◆◆私は子供の頃、鉄腕アトムというTV番組に夢中でしたが、◆◆
    ◆◆ロボットの登場は、意外と早いかもしれません。◆◆

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    (2000/12/28)
    携帯電話ディスプレイが
    きれいなカラーに(有機EL)

    まず、ノートパソコンですっかりお馴染みになった、液晶の解説をします。2枚のガラス板の間に特殊な液体を封入し、電圧をかけることによって液晶分子の向きを変え、光の透過率を 増減させることで、像を表示する構造になっています。

    明るく見えても実は液晶自体が、発光しているわけではありません。

    液晶の裏面に配置された光源によって、明るく見えるのです。この光源をバックライトと呼びます。 このバックライトは、電力を消費する上に、ノートパソコンの本体を薄くする際の障害となります。

    この点を抜本的に改善した次世代のディスプレイ技術が、有機EL(エレクトロ・ルミネッセンス)です。

    有機ELは、電圧をかけると自らが発光する物質なのです。

    赤、青(無機ELではこの色が難しい)、緑の三原色の発光体をガラス基板に蒸着し、5〜10Vの直流電圧をかけて表示させ、高い輝度を得ることができます。 電力消費が少なく、応答速度などの点で優れており、斜めから見にくい欠点もありません。

    2000年、携帯で発売されたのは、エリアカラーといわれるものです。
    フルカラーのものを多くの企業が、しのぎをけずって開発しています。

    フルカラー有機ELディスプレイは、大きなものほど開発が難しく、
    最初に登場するのは、2002年の携帯電話と予測されています。

    三洋電機、パイオニア(東北パイオニアがモトローラ向けを受注)、NEC、TDK、スタンレー電気(シャドウマスク方式)、セイコーエプソン(インクジェットで発光体を塗布する方式)などが開発しているようです。

    ◆◆いったい、何処が勝つのでしょう。◆◆
    ◆◆ もうすぐ、きれいなカラー画面になりますよ。◆◆

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    (2000/1/14)
    排気の少ない掃除機

    人件費の安い東南アジアや中国に、全て任せればよい、
    と思われていた白物家電の中に、昨年ヒット商品が誕生したそうです。

    三洋電機が創立50周年記念製品の一つとして、3年をかけて開発した「排気の少ない掃除機ジェットターン」です。

    アレルギー患者の増大に伴い、ダニを撒き散らす掃除機の排気は少ないほうがよい。
    赤ちゃんのいる家庭は、特に欲しがりますね。
    この商品は、消費者のこうした新しいニーズを取り込みました。

    気流は、循環方式になっており、ホースやパイプは、吸気と排気の二重構造になっています。外側のホースは、透明で内側のホースが透けて見えます。

    ブラシ部で気流を噴射、ゴミを浮かせて、吸い込んでいます。排気を完全に出さないと温度が上昇してしまうので、車輪部から少し出るそうです。 ホースの材質は、エラストマ(ポリプロピレン系合成ゴム)で塩素を含まず環境に優しく、軽い。

    二重ホースの一体成型の金型を作った会社は、難しくて苦労したそうです。

    掃除機のような成熟商品から、開発者の努力でヒット商品が出る。
    「日本のもの造り」もまだまだ大丈夫だな、と思い嬉しくなります。

    ◆◆この掃除機、各社が類似商品を出しました。◆◆
    ◆◆そして、2001年、売り込みのテーマは、◆◆
    ◆◆「コードレス掃除機」に移っているそうです。◆◆

    ◆◆ 頑張れ!負けるなニッポン◆◆

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    (2000/1/26)
    光ファイバの新幹線WDM

    インターネットのトラフィック数は、今後一年で2倍ずつ増加するそうです。 現行の方法では、通信用の光ファイバを何本増設しても足りなくなります。

    そこで、注目されているのが、
    WDM(Wavelength Division Multiplexing 波長分割多重)です。

    WDMの主戦場は、北米市場でしたが、FTTH(家庭にひかれた光ファイバ)などの普及で、日本でも急速に利用されるようになると予測されています。

    WDMは、一本の光ケーブルの中に、波長の異なる多くの光信号を多重伝送できます。

    この点が、情報をまるで新幹線のように高速高密度で送れる理由です。

    波長は、損失が最も少なくなる1.55μmの周辺のものが使用されています。

    現在、稼動中の最高速のWDM装置は、10Gbitのものが160波長分、多重伝送されています(WDMと呼ばれている)。

    WDM装置を作っているメーカーは、カナダのNortel(38%)、Lucent(14%)。日本勢では、富士通(三位 12%)、NEC(七位 5%)が健闘しています。

    関連メーカーも目が離せません。古河電気工業は、米国JDSユニフェーズ(WDMモジュールの大手)やオプティカル・コミュニケーション・プロダクツの株主であり、昨年同社の株が高騰した理由になっています。

    日立電線、住友電工、駿河精機(光学実験装置)、シグマ光機(レーザー光学機器)、モリテックス(光学機器)などが関連メーカーとして注目されています。

    ◆◆WDMは、年率50%で伸びると予測されています。◆◆
    ◆◆技術の動向に気を配ったほうが良いでしょう。◆◆

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    (2000/1/31)
    iアプリが携帯の未来を開く

    高校生の息子が、最近妙に馴れ馴れしいと不思議でしたが、理由が判明しました。 彼は、ドコモが26日発売した新製品の携帯電話503iを買ってもらいたかったのです。

    先週の土曜日、久しぶりで子供連れで買い物です。

    この携帯には、2年前から携帯電話に搭載されると言われていたjavaが、iアプリという名で始めて登場します。

    パソコンでインターネットからアプリケーションソフトがダウンロードできるように、

    携帯電話でiモードからアプリケーションソフトがダウンロードできるのです。

    息子の503iには、最初から4個のゲームソフトと次の2個の便利ソフトがついていました。

    1. 設定したスケジュールを知らせてくれるカレンダーソフト。
    2. 交通費、支払い金額を記録して計算するソフト。

    富士通(F503i)と松下通信工業(P503i)がセットメーカーです。

    息子は、何処へ行っても自慢の携帯でテトリスを楽しんでます
    今後、iアプリ用のソフトを提供する企業も増加するでしょう。

    携帯電話は、パソコンに近づいたのです。

    今日、タカラが、503iシリーズで操作可能なヒューマノイド型ロボットを今秋発売する、と発表しました。

    このロボット(78000円)は、ラジコンのように、503iで操作することができるそうです。 オプションのCCDカメラをロボットに装着すれば、携帯電話の画面でロボットの視野をリアルタイムで確認しながら、遠隔地で操作できるそうです。

    ◆◆父親の権威は示せたし、◆◆
    ◆◆日本の未来が見えたし、嬉しい雪の日でした。◆◆

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    (2000/2/15)
    DRAMの限界と次世代メモリー

    半導体メモリー(DRAM)の大容量化は、永遠に続くと思っていましたが、限界に近づきつつあるようです。

    DRAMの記憶は、スイッチと蓄電部の組み合わせが多数集まったものです。スイッチ(トランジスタ)の部分は、いくらでも小型化できるのに、蓄電部(キャパシター)は、一定の体積が必要です。

    512Mビットの半導体メモリー(DRAM)となると、貝柱のような細長い蓄電部の集合体のように見えるそうです。 DRAMには、もう一つの欠点があります。電源を切ると、せっかくの記憶がなくなってしまうのです。

    DRAMは、健忘症なのです。

    パソコンのスイッチを入れてもテレビのように
    直ぐに起動しないのは、主としてDRAMのせいです。

    あの異様に長い時間で、ハードディスクから半導体メモリー(DRAM)への
    記憶の移し変えがなされるのです。

    記憶がなくならない半導体にフラッシュ・メモリーがあります。最近、携帯電話、デジタルカメラ、メモリーカード向けに需要が急増しています。 しかし、このフラッシュ・メモリーにも、問題があります。

    データを書き込むのに時間がかかるのです。

    携帯電話一台の制御データをフラッシュ・メモリー入れるのに、なんと15分以上もかかるそうです。
    携帯電話製造工場では、生産効率を妨げる最悪の工程になっているそうです。

    これらを抜本的に解決すると期待されているのが、次世代メモリーで、いくつかの候補があります。

    MRAMは、キャパシタのかわりにTMR素子を使ったもので、IBMやモトローラーが2004年に256Mビットを量産する予定です。 MRAMは、電源を切っても記憶はなくならないし、書き込みも瞬時に出来ます。

    両社のこの製品に賭ける意気込みは凄いといわれます。 安価に生産可能なら、DRAMとフラッシュ・メモリーの両方を駆逐する可能性を持った恐るべき商品です。

    彼らは、世界制覇を計画しているようです。日本勢は大丈夫でしょうか。

    別の方法に、FeRAM(強誘電体メモリー)と言うのがあるそうです。

    ◆◆この方法は、東芝が進んでいるそうです。◆◆
    ◆◆携帯電話には、こちらの方が向いているとも言われています。◆◆
    ◆◆ 瞬時に立ち上がるパソコン、数年後には発売されるかもしれません。◆◆

    (参考文献)日経エレクトロニクス(2/12)

    (追伸)今日、村田製作所、買いました。

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    (2000/4/12)
    次世代フォークリフト
    acroba-εは、排気がでない

    TCMは、去年の5月、運動性能の優れた次世代フォークリフトacrobaを発売しました。
    このフォークリフトは、真横に走り、その場で旋回し、シートが回るのです。

    何故そんなことができるか、不思議ですね。

    左右の車輪が独立駆動方式になっており、車軸の向きを変えられるのです。
    こちらをクリックすれば、車輪の動きで原理が理解できると思います。

    運動性能が良いために、通路を狭くとれ、倉庫の保管量が10%〜30%も増加するそうです。

    ところが、去年発売のacrobaには、欠点がありました。
    エンジン車のため、排気ガスが出て、室内作業をする者の健康を害する恐れがありました。

    この点を改善したのが、今春、発表が予定されているacroba-ε(アクロバ-イプシ)です。

    acroba-εは、電気車(バッテリーフォーク)です。
    高出力でメンテナンスの容易な交流モーターを使用しています。

    掲示板によれば、4月20日acroba-ε発表説(真偽未確認)が出ています。また、発売は、5月との噂も聞きました。 TCMは、バッテリーフォークの市場でシェア拡大を狙っているのは間違いありません。

    また、エンジン車のacrobaの価格を3月23日から、1割引き下げ攻勢に出ています。 TCMは、前回のように発表にあわせて、新聞広告や営業攻勢をかけるかもしれません。

    実は、私は、去年の5月〜6月、acrobaで稼ぎました。

    ◆◆今回は、すでに高くなっているので、◆◆
    ◆◆前回ほどの自信は、ありません。自己責任で・・・◆◆

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    (2000/5/14)
    フラーレン(C60)は、
    炭素のサッカーボール

    1985年、後にノーベル化学賞を受賞することになるクロート教授、スモーリー教授、カール教授の3人は、グラファイト(鉛筆の芯部分で炭素の結晶)に強力なレーザーを照射する実験を行っていました。

    グラファイトを分解させたものを質量分析器にかけてみます。 すると、分子量720のところに鋭いピークが現われます。

    炭素の分子量は12で、生成された物質は炭素のみで、できているはずです。
    つまり、60個の炭素からなる、極めて安定した物質C60が誕生したのです。

    いったい、C60はどんな構造をしているのだろう?

    3人は、夢中で考えつづけます。答えが、突然浮かびます。
    その答えとは・・・・サッカーボール

    サッカーボールは、12個の黒い五角形と20個の白い六角形から出来ています。
    頂点の数は、60個!そこに、炭素を配置させればよいのです。

    C60は、フラーレンと呼ばれるようになります。フラーレンは、トルエンに溶かす、と美しいワインレッド色になるそうです。炭素間は、ダイヤモンドより強い共有結合で、強固に連結されています。

    フラーレンの中に、ランタンなどの別の原子を封じ込めることもできます。鳥かごに、小鳥を入れたような、この物質は、他の元素にない特徴を持っています。つまり、新しい元素を発見したようなものです。

    世界中の科学者が、新発見の宝庫、フラーレンの研究に参入します。 炭素の数は、60でなくても、よかったのです。

    C70、C76、C84が発見されます。
    これらは、赤みがC60より強く、紅花墨という習字に使う墨に含まれているそうです。

    そして、一人の日本人の手で、無限の可能性を秘めた驚くべき物質が、発見されます。

    ◆◆それが、兜町を賑わしているカーボン・ナノチューブなのです。◆◆
    ◆◆ この続きは、明日発表します。◆◆

    (参考文献) 「サッカーボール型分子C60」  山崎 昶著  ブルーバックス(講談社)

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    (2000/5/15)
    カーボン・ナノチューブは、
    世界最小のストロー

    NEC基礎研究所の飯島澄男博士は、炭素の六角形で囲まれた筒状の物質を発見します。彼は、この微細なストローをTEM(透過電子顕微鏡)で撮影して、1991年11月7日号のネイチャー誌で発表しました。

    さらに、2年後、飯島博士は、ストローの中に鉛原子を2個入れることに成功して、世界を驚かせました。

    筒の直径は、フラーレンと同じ、1ナノメーター(10億分の1メーター)です。
    最近よく聞くナノテクは、「10億分の1メーターの技術」という意味です。

    この世界最小の炭素のストローは、カーボン・ナノチューブと名づけられました。
    カーボン・ナノチューブは、構造によって金属にも、半導体にもなります。

    この性質を利用すれば、カーボン・ナノチューブでコンデンサ、抵抗、スイッチなどが出来ます。 つまり、今までシリコンで作られている半導体に、カーボン・ナノチューブが取って替わる可能性があるのです。

    こうして完成する夢の半導体は、極限の集積度を持つでしょう。
    (ただし、実現は何十年も先だそうです)

    このはか、カーボン・ナノチューブの応用として、次のものが有望です。

    1. ディスプレイの電子銃の陰極(暖める必要がない)
    2. STM(走査トンネル顕微鏡)の探針

    3. カーボン・ナノチューブの中に水素を入れて、自動車の燃料電池のタンクにする計画
    4. アルカリ金属との反応電極として二次電池を開発する計画

    5. 炭素繊維以上の強度を持つ繊維として利用する
    6. 超伝導の素材になる

    なかなか夢がありますね。

    ◆◆ しかし、G産業やNカーボン社の株の暴騰は、◆◆
    ◆◆先取りのしすぎで、バブルのような気がします。◆◆

    ◆◆ まだ、カーボン・ナノチューブのゴルフクラブでさえ、◆◆
    ◆◆発売されていません。値段と品質が気になりますね。◆◆

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    (2000/6/6)
    人と道路と車をつなぐITS(前編)

    ITSとは、Intelligent Transport Systems(高度道路交通システム)の略で、人、道路、車を最新の情報通信技術で結んだ未来の交通システムのことです。

    このうち代表的なもの三点、ナビゲーションシステムの高度化、自動料金収受システム(ETC)、自動運転システムについて、簡単にご紹介したいと思います。

    まず、日本が最先端を走っているカーナビゲーションです。

    アメリカが打ち上げた24個の軍事衛星のうちの4個の電波を受信して、カーナビは位置を知ることができます(GPSシステム)。

    全国地図の電子化に成功(ゼンリン、デンソー)し、高額なカーナビが普及しているのは、日本だけです。

    将来、カーナビは、車に搭載されるコンピュータとしての
    中心的な機能を果たすと、私は思います。

    2001年4月、カーナビゲーションの累計出荷台数が720万台を突破しました。

    最近のカーナビは、位置だけでなく渋滞情報も分かるもの(VICSユニット)が半数近くを占めています。 同ユニットは、VICSセンターが、編集、処理した渋滞や交通規制などの道路交通情報をリアルタイムに受信し、文字・図形で表示することができます。

    この情報を利用すれば、すいた道を選択して移動することが可能なのです。

    ITSの二番目の柱がETCです。

    ETCとは、Electronic Toll Collection System(自動料金収受システム)の略です。
    高速道路の料金ゲート(トールゲート)で、ノンストップで渋滞なく料金を払うことができます。

    道路に設置された無線装置と車載機が双方向の通信を行い、走りながら料金収受処理を完了します。 支払いは、クレジット会社が発行したETCカードで決済されます。

    ETCは、アメリカのほうが先行していますが、方式が5つに分かれています。日本の方式は、統一がとれており、これから急速に普及すると期待されています。

    ◆◆高速道路で、料金支払いの列を横目に追い抜き、◆◆
    ◆◆トールゲートを走り抜けたら、気持ち良さそうですね。 ◆◆

    ◆◆明日は、仕事で休みです。◆◆
    ◆◆続きは、明後日の予定です。◆◆

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    (2000/6/8)
    人と道路と車をつなぐITS(後編)

    交通事故の死者は年間1万人以上、負傷者は100万人をこえています。 ガードレールやシートベルトは、衝突後の乗員の怪我を抑えることしかできません。

    これからは、ドライバーを技術的にサポートして、事故を予防することが重要です。

    この観点から、最新のエレクトロニクス技術を自動車と道路に設置して、
    抜本的に事故予防をしようと言うのが、ITSの三番目の柱です。

    ASVとは、Advanced Safety Vehicle(先進安全自動車)の略です。ASVは、旧運輸省のプロジェクトで、高知能化した未来の自動車です。

    具体的には、多くのセンサー、CCDビデオカメラ、通信システムなどを車に設置、情報収集して、ドライバーの注意を喚起、事故を未然に防ごうと言うものです。

    道路環境側からも、運転をサポートするのがAHSで、旧建設省が中心になって開発が進められています。

    AHSとは、Advanced cruse-assist Highway System(走行支援道路システム)の略です。急カーブなどの事故の起こりやすいところに情報を道路側から発信すれば効果的です。

    これらのシステムが目指す最終目標は、車の自動運転といわれています。

    1996年9月16日、建設省土木研究所と共同研究企業により、開通前の上信越自動車道でAHSの公開実験が行われました。

    自動ブレーキ制御による「前の車との衝突防止」、
    「車線逸脱の防止」などに成功しました。

    また、11台の車が11kmの距離を自動運転しました。

    ◆◆自動運転で事故がおきたら、誰が責任をとるか?◆◆
    ◆◆難しい問題は山積していますが、◆◆
    ◆◆昔、マンガでみた無人カーが出現するかもしれません。◆◆

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    (2000/6/13)
    IPv6は、次世代インターネット
    (前編)

    IP(インターネットプロトコール)とは、ネット上に接続された機器同士で通信する
    約束事のことだそうです。 その改訂版v6(バージョン6)が今、熱い視線を浴びています。

    現状(IPv4)のままでは、IPアドレスは、43億個(2の32乗)に過ぎず、そのかなりの部分をアメリカが独占しています。

    世界の人口が60億人いることを考えると、IPアドレス不足は明らかです。 現在、NAT(net-work address translation)を使いアドレス不足を誤魔化しています。

    このために、機器同士のピア・ツー・ピアな関係が失われます。

    次世代インターネットIPv6では、IPアドレスは、2の128乗まで増加します。この数は、実用上無限大と考えてよい数です。

    今年の10月、マイクロソフトは、WindowsXPを発売しますが、この次世代OSには、IPv4とIPv6が搭載されています。 また、ソニーは、プレステ2にIPv6を搭載して、ゲーム機をパソコン化する戦略を企てています。

    インターネット電話は、料金が安いのですが、旧システムでは、うまくいきません。 NATを多用しているのが、悪影響を及ぼしているのです。

    ところが、IPv6が普及して、ピア・ツー・ピアな関係が維持され、
    VoIP(voice over internet protocol)技術を使えば、
    低料金、高品質のインターネット電話が実現するそうです。

    また、IPv4では、アメリカは海外との接続料金を外国に負担させています。
    IPv6に世代交代すれば、アメリカとの不平等な料金問題も是正されます。

    しかも嬉しいことに、IPv6は日本企業が先行しているようです。

    NEC、日立、富士通がIPv6用ルーターを開発中とのことです。
    シスコが独占しているルーターのシェアも変るかもしれません。

    さて、次世代インターネットが約束する未来は、こんなものではありません。
    すべての電気製品の驚くべき進化が、始まるのです。

    ◆◆ 今は不況でも、エレクトロニクスの世界は、きっと成長しますよ。◆◆
    ◆◆ この続きは、明日発表します。◆◆

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