■売り出し必勝法■

---目次---
  • 売り出しで確実に儲ける方法(前編)
  • 売り出しで確実に儲ける方法(後編)
  • JR東日本の受渡日(続編)

  • (2001/6/18)
    売り出しで確実に儲ける方法
    (前編)

    さて、売り出しで確実に儲ける方法がないだろうか?
    日頃からそう考えている私は、このシリーズを開始することにしました。

    必勝法が、完全に確立しているわけではありません。実は、私は未経験なのです。
    書きながら実戦して、皆さんの情報も吸収して、より有効な戦略を築きあげよういう魂胆です。

    さて、実例を説明した方が分かりやすいでしょう。

    JR東日本 は、50万株の株式の売り出しを実施中です。

    そのスケジュールは、次のとおりでした。
    売り出す株主日本鉄道建設公団  
    売り出し数量国内36万株、海外14万株の合計50万株 
    ブックビルディング6月10日〜売り出し価格決定日の3時まで
    ディスカウント率 3〜5%(1%単位)
    売出価格決定日6月14日〜19日の4日間のいずれかの日
    申し込み日価格決定日の次の3営業日
    受け渡し日価格決定日から4営業日後

    ブックビルディングの際、ディスカウント率を書かないといけませんが、当選すれば、5%と書いても決定価格で買わなくてはなりません。ここは当たりやすい3%を選ぶべきでしょう。

    JR東日本は、人気がなさそうなので当選率が高そうです。この点は、この投資にとってありがたいところです。 なにしろ外れるのが一番困るのです。

    次に戦略の骨子を述べます。

    1. 証券会社で、ブックビルディングに参加します(参加しないと後で申し込めません)
    2. 適当な時期に空売りをします。
    3. 申し込みを行い、受け渡し日に現渡しすれば、価格変動がなくとも、ディスカウントの3%分は儲かるというわけです。

    さて、具体的には、どの時期に空売りすればよいか?・・・・この点がもっとも重要でしょう。
    有力な説は、二つあります。

    この点については、明日発表します。

    なお、JR東日本の売出価格は、17日の東証終値54万9000円から3%割り引いた53万2000円に決定しました。

    ◆◆すでにブックビルディングは、終了しており、◆◆
    ◆◆今からの参加は残念ながらできません。◆◆

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    (2001/6/19)
    売り出しで確実に儲ける方法
    (後編)

    空売り日の第一候補は、価格決定日の大引けに空売りすることです。
    理屈の上からは、ディスカウント分が確実に儲けられそうです。

    しかし、問題が二つあります。

    一つ目は、4日間のうち、どの日が価格決定日か分からないことです。 JR東日本は、2日目の17日でした。そういえば、千代田インテグレも3日間のうちの2日目です。

    どうも、2日目が有力なようです。しかし、100%確実では、ありません。

    さて、次のチャートは、JR東日本の価格決定日のチャートです。

    2002/6/17のJR東日本(価格決定日)

    しかし、大引けの暴落ぶりは、顕著ですね。まるで、販売しやすいように、故意に終値を引き下げているかのようです。
    いつも、この調子なら、午後一番に空売りしたほうが、いいかもしれません。

    問題点の2つ目は、人気が出たとき、抽選で当たるかどうか分からないことです。 売りと買いの量が違う危険性があります。これでは、必勝法といえません。

    これらの問題を解消するために改善したのが、空売り日の第二候補です。
    すなわち、証券会社で何株当たったかが確定した後、申し込み期間のうちに空売りする方法です。

    申し込み期間(JR東日本の場合、18日〜20日)は、安定操作が認められており、株価は売り出し価格を上回るはずです。 もし、株価が値下がりして利益が出ないようなら、払込を中止して、申し込みをキャンセルします。

    次のチャートは、申し込み期間のチャートです。

    2002/6/18のJR東日本(申し込み期間1)

    申し込み初日、JR東日本は、幹事証券会社の買支えで、終値は23,000円高の578,000円でした。出来高は、77,839株の大商いです。

    2002/6/19のJR東日本(申し込み期間2)

    2002/6/20のJR東日本(申し込み期間3)

    さて、申し込み最終日、後場、終了1分前まで、590,000円近くを維持しました。払込を渋る最後のお客は、勇気づけられたでしょう。大引けの値下がりに注目したいと思います。

    出来高を伴わず、581,000まで、急降下。幹事証券が、買いを引っ込めたための値下がりでしょう。 580,000に1124枚の買い板があり、ここで受け止める計算でした。

    信用の取り組みは、次のとおりでした。(単位千株)
    貸株 融資 差引
    6月17日(価格決定日) 新規 2.743 0.134
    返済 1.709 0.172
    7.269 0.83 -6.439
    前日比 1.034 -0.038 -1.072
    逆日歩 50.00/1日
    6月18日(申し込み1日) 新規 32.545 0.053
    返済 0.829 0.763
    38.985 0.12 -38.865
    前日比 31.716 -0.71 -32.426
    逆日歩 150.00/3日
    6月19日(申し込み2日) 新規 9.147
    返済 3.296 0.077
    44.836 0.043 -44.793
    前日比 5.851 -0.077 -5.928
    逆日歩 50.00/1日
    6月20日(申し込み3日) 新規 8.717 0.014
    返済 1.89 0.023
    51.663 0.034 -51.629
    前日比 6.827 -0.009 -6.836
    逆日歩 50.00/1日

    申し込み初日の新規信用売りは、なんと32,545株!この日の出来高の41.8%を占めます。かなりの部分が繋ぎ売りでしょう。

    ◆◆皆さん、とっくの昔に、ご存知なのかもしれませんね。◆◆
    ◆◆ officerさん、トニーさんのご意見を参考にさせていただきました。◆◆
    ◆◆この方法、オンライン証券でも可能ですか?ご存知の方教えてください。◆◆

    (参考)HS証券 についてのOfficer さんの投稿です。

       HS証券の場合だと今までの当選結果では
     
  • ブックビルディングに申し込んで当選する  
  • 当選のメールが来る  
  • 翌日の正午までに返信のメール出せば購入
      出さなければ購入の意思無しとして辞退扱い
      (実際には確認のTELも来る)  

    という流れになってましたので、当選した翌日の寄り付きに指値で空売り→引渡し後に現渡しするチャンスがありました。  今回は当選のメールがきたのでお小遣いGet!、と喜んでいたらすかさずTELがきて『さっきのメールは間違いです』だって。  なかなか当たらないです。(HSではいままで3回しか当たってないです。)

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    (2001/6/22)
    JR東日本の受渡日
    と有力空売りニ例(続編)

    さて、今日は最初に、記録を完全にする意味で、JR東日本の受け渡し日について、書くことにします。

    2002/6/21のJR東日本(受渡日)

    この日のTOPIXの始値は、1,012.88(-10.09)だったことも、値下がりに関係したとは思いますが、やはり買支えに熱心なのは、申し込み日までなのでしょう。

    この日のJR東日本は、56,100円(-20,000)で始まります。 値動きが、少ないのは不自然な気がします。

    この日の出来高は、67,659株でしたが、50万株の受け渡しの割には少ないかもしれません。

    大引けにかけて連日の急降下、終値は550,000円(-31000)でした。

    信用の取り組みは、次のとおりでした。(単位千株)
    貸株 融資 差引
    6月21日(受け渡し日) 新規 7.084 0.035
    返済 25.416
    33.331 0.069 -33.262
    前日比 -18.332 0.035 18.367
    逆日歩

    受渡日の貸株返済は、25,416株もありました。繋ぎ売りした人が、現渡ししたのでしょう。

    JR東日本の売り出しに関連した株価の動きをまとめましょう
    日付 始値 高値 安値 終値 出来高
    2002年6月12日 611,000 611,000 605,000 611,000 8,162
    2002年6月13日 608,000 609,000 590,000 590,000 7,620
    2002年6月14日(価格決定予定日) 572,000 588,000 567,000 571,000 19,449
    2002年6月17日(価格決定日) 569,000 570,000 549,000 549,000 14,095
    2002年6月18日(申し込み日1) 551,000 582,000 551,000 578,000 77,839
    2002年6月19日(申し込み日2) 580,000 581,000 564,000 571,000 26,734
    2002年6月20日(申し込み日3) 569,000 590,000 569,000 581,000 21,387
    2002年6月21日(受け渡し日) 561,000 565,000 550,000 550,000 67,659

    さて、上の表をじっと眺めると、売り出しに関しては、前回ご紹介した必勝法の他に、空売りの有力なタイミングがあるようです。

    経験が乏しく自信はありませんが、二例ほど、ご紹介します。

    その1
    価格決定予定日の間は、出来高を伴い値下がりする傾向があるようです。
    売出価格を引き下げ、完売するためには、この操作は不可欠です。この操作を利用します。

    すなわち、価格決定予定日の前日に空売りして、2日目の価格決定予定日(価格決定日となることが多い)の終値で買戻します。

    JR東日本の場合、13日の終値590,000円で空売りして、17日の終値549,000円で買戻すと6.9%の利益が得られました。

    その2
    人気のない売り出しの際、申し込み期間中は無理に買い支えて、販売を促進します。
    この期間中に売り出し価格と大きな乖離ができた場合、申し込み期間中に空売りして、受渡日に買戻します。

    JR東日本の場合、申し込み最終日の午後590,000円(売出価格532,000円との乖離10.9%)で空売りして、受け渡し日の寄り付き561,000円で買戻すと4.9%の利益が得られました。

    ◆◆多くの例を検証していませんので、◆◆
    ◆◆前述の必勝法ほど安全ではないかもしれません。◆◆
    ◆◆ しかし、今後データを積み重ねる価値はあるでしょう。◆◆

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