■水晶玉の世界3■
合計特殊出生率1.29の もたらす未来(後編) |
クリスマスイブが終わった12月25日、クリスマスケーキは、市場価値を失い安売りされます。 不謹慎な話ですが、25才になった女性は、「ケーキのように嫁ぎ遅れると大変だ」と親から見合いを強制されたものです。
ところが、2003年において、全国平均の女性の初婚年齢は、27.6歳。
クリスマスケーキの話が通用した1975年の女性の初婚年齢は、24.7歳。
28年間で、2.9年も晩婚化が進んでいます。
25才で結婚する女性は、むしろ今日では早婚な方なのです。
女性は2〜3年間隔で子供を産みますから、晩婚化は合計特殊出生率の低下をもたらします。
合計特殊出生率は、全国平均1.29ですが、地域的にばらつきがあります。
低いのは、東京都1.0、京都1.15、奈良1.18です。参考1
これらの地域(奈良を除く)は、女性の初婚年齢が高く、晩婚が進んでいます。
三県の共通点は、都市部で、有名大学が多く存在する教育県です。
反対に、合計特殊出生率が高いのは、沖縄1.72、福島1.54、鳥取1.53です。
東京が晩婚のトップなら、福島は早婚のトップです。
こんなことを書くと怒られそうですが、合計特殊出生率1.29をもたらした犯人像が浮かんできました・・・大都市に住む女性。
◆◆高学歴で、豊かな家庭に育ち、結婚相手に妥協せず、独身志向。◆◆
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仮に結婚しても高年齢で、仕事をやめない。◆◆
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子供に対して教育熱心なあまり、教育費がかさみ1〜2人しか産もうとしない。◆◆
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