■その時、株価はどう動いたか(5)■

---目次---
  • 阪神タイガースと阪神電鉄の株価
  • エプソン上場日の日興Cグループのシステムトラブル
  • 大商いによる東証システムトラブル(前編)
  • 大商いによる東証システムトラブル(後編)
  • 国債暴落の日における銀行の株価
  • 大統領宮殿制圧と株価の動き

  • (2003/7/10)
    阪神タイガースと阪神電鉄の株価

    阪神が優賞すれば、優勝セールなどで、関連銘柄が儲かるという連想で、関係する銘柄が買われているのは、ご承知のとおりです。

    一体、いつの時点で、この相場が始まったのか? 今後の参考にするため、調べてみました。

    阪神タイガースの成績との阪神電鉄の株価
    日付 阪神電気鉄道の株価 阪神タイガースの成績
    始値 高値 安値 終値 出来高 対戦相手 スコア 責任投手 通算 マジックナンバー
    2003年6月20日 347 347 345 345 224,000
    2003年6月21日 巨 人 16○5 伊良部8勝2敗 45勝20敗1分
    2003年6月22日 巨 人 5○4 下柳3勝2敗 46勝20敗1分
    2003年6月23日 348 349 347 347 409,000
    2003年6月24日 348 348 345 346 250,000 広 島 中止 (二回表終了
    2003年6月25日 345 345 342 343 318,000 広 島 7○0 井川9勝3敗 47勝20敗1分
    2003年6月26日 345 345 342 342 229,000 広 島 4●7 久保田1勝1敗 47勝21敗1分
    2003年6月27日 345 346 343 346 191,000 横 浜 11○5 伊良部9勝2敗 48勝21敗1分
    2003年6月28日 横 浜 5○3 ムーア9勝2敗 49勝21敗1分
    2003年6月29日 横 浜 6○2 下柳4勝2敗 50勝21敗1分
    2003年6月30日(月) 348 357 348 354 1,668,000
    2003年7月1日 358 370 358 368 1,980,000 中 日 中止
    2003年7月2日 372 380 371 380 2,023,000 中 日 14○3 井川10勝3敗 51勝21敗1分
    2003年7月3日 390 395 380 383 1,854,000 中 日 中止
    2003年7月4日 386 387 382 387 1,156,000
    2003年7月5日 ヤクルト 13○7 久保田2勝1敗 52勝21敗1分
    2003年7月6日 ヤクルト 7○2 下柳5勝2敗 53勝21敗1分
    2003年7月7日 392 396 391 394 2,027,000
    2003年7月8日 399 402 397 400 2,014,000 広 島 8○4 井川11勝3敗 54勝21敗1分 49
    2003年7月9日 435 450 427 428 5,679,000 広 島 2●3X 久保田2勝2敗 54勝22敗1分 49

    6月27日の市場終了後、金曜〜日曜日に、阪神タイガースは、横浜に三連勝します。
    この時点(29日)の阪神の成績は、50勝21敗1分、試合数はまだ。68試合も残っています。

    2位巨人の成績は、37勝35敗1分、阪神戦は12を残しています。 2位とのゲーム差は、13.5ゲーム

    巨人には、自力優勝が既にないわけです。

    阪神は、まだ17試合の広島戦を残しており、マジックは点灯しません。

    週明けの月曜日、阪神電気鉄道の株価は、8円高の354円でした。

    株価は、たいして上がっていませんが、出来高は1,668,000株の大商いでした。
    タイガース優勝相場は、この日から始まったと考えられます。

    この8日後、マジックナンバー49が点灯します。この日打ち負かしたのは、もちろん広島です。

    優勝相場が始まるのは、マジックナンバーが点灯が予測される日(広島戦)の約6〜10日前の月曜日と推定しておきましょう。

    マジックが点灯した直後の7月9日、阪神電鉄は35円高の435円で寄り付きます。
    この要因は、高確率で予測できたと考えられます。

    それにしても、連想ゲームみたいな銘柄に波及してますね。

    ◆◆日本ケンタッキーが上がったのは、1985年の阪神タイガースの優勝の際、◆◆
    ◆◆カーネルサンダースおじさんの人形が、◆◆
    ◆◆道頓堀に投げられ宣伝効果があったためとか・・・◆◆

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    (2003/7/7)
    エプソン上場日の
    日興Cグループのシステムトラブル

    2003年6月24日、セイコーエプソンが上場します。 主幹事の日興Cグループには、取り引きが殺到します。

    日興C証券と日興B証券の最近の取り引き件数は、55,000件/日なのに、この日の取り引きは、1.68倍の92,438件に増加します。

    許容量をオーバーし、システム障害が発生します。
    その結果3,100件の注文が、東証に取り次げませんでした。

    この内の2,020件(コーディアル1,068件、ビーンズ952件)は、その時の株価で、日興Cが売買相手となり、注文を引き受けたそうです。かなりの部分は、エプソン関係でしょう。

    エプソンの上場日のチャートです。

    日興Cグループは、買いが多いはずですから、買い注文が東証に伝達しませんでした。
    したがって、障害により、株価は値下がりするはずです。

    以下は、私の想像です。
    2時30分以降の暴落が、障害が起こった時間帯でしょうか?

    もしそうなら、日興の顧客への売値は、3600円〜3510円(平均3555円)。

    さて、翌25日、株価は前日より110円安い3400円で寄り付きます。

    何故、下がったか?不思議です。

    その後、日興Cの猛烈な買戻しが始まります。

    買い戻しが10時10分頃終わったと仮定すると、買戻し価格は、3,400円〜3,540円(平均3470円)です。

    つまり、約3,555円で空売り、約3,470円で買戻したのです。
    ミスにもかかわらず日興Cグループは、しっかりと85円の儲けたのです(あくまで、想像ですが・・)。

    日興のシステム障害の噂が流れたのは、後場でしょうか?
    もっと早く分かっていたら、朝は絶好のチャンスでした。

    ◆◆25日寄付、株価が下がったのは、なんでだろう??◆◆
    ◆◆ この件に関して、詳しい情報をお持ちの方は、掲示板で教えてください。◆◆

    (参考)2003年6月26日朝日新聞(朝刊)

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    (2003/7/5)
    大商いによる
    東証システムトラブル(前編)

    このところ10億株以上のバブル並みの活況が続く株式市場。 7月3日の日経平均先物は、構成銘柄の買い気配を反映して、大幅高の9,880円で始まります。

    構成銘柄は、9時15分頃まで、買い気配のものもありました。 個人投資家のネット証券の利用が増えた結果、この日の注文件数は、史上最大の262万件に達しました。出来高は、21億2298万株でした。

    東証の売買システムは、正常に作動しましたが、相場報道システムは、毎分4,660件が上限で、さばききれません。

    このため、株価情報の配信が、9時から10時の間、最大で15分遅れてしまいました。

    5月以降、たまに2〜3分の遅れはあったそうですが、これほど遅れは、初めてです。 投資家は、最新の株価や出来高情報が分からない状況で、指値を決めざるを得ない状況だったのです。

    売買成約の情報も少し遅れたようです。

    こうした状況で、何が起こるか? 貴重な例でしょう。

    以下は、日経225Fトレード研究会さんのところの日経平均先物の5分間チャート(7月1〜4日)です。 

    投資家は、新規のポジションは取りにくく、出来高は細ったのでしょう。

    日経平均先物は9時5分〜10分に9,910円をつけた後反落し、9時45〜50分に9,740円をつけます。
    この値動きは、1.72%下落に相当します。
    この間が、システムトラブルの時間帯です。

    システムトラブルが、株価の値下がりを誘発した可能性があります。

    熱狂相場に冷や水を浴びせられ、その後も利益確定売りで値下がりします。 後場2時40〜45分、日経先物は一時9,490円まで大幅に暴落しますが、この値動きはシステムが修復後です。

    東証は、7日の取り引きから応急措置を講ずるそうです。

    ◆◆「実害はないと聞いている」と東証は主張しているそうですが、◆◆
    ◆◆混乱を引き起こした責任を感じて欲しいですね。◆◆

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    (2003/7/6)
    大商いによる
    東証システムトラブル(後編)

    さて、多くの方から、東証のシステムトラブルについての情報を頂きました。

    ルーレットさんによれば・・・

    東証のデータは、チック毎に約40の小さなデータの固まりが送信され ますが、6月30日に手口開示が無くなったのと引き換えに、オンライン トレードでは気配が上下3本ずつ合計6本だったのが、上下5本で 10本見えるようになりました。

    この差の4本は、データの量で言えば10%増えたことなります。 この情報量の増加が、トラブルの原因の一つになった可能性があるようです。

    新天地さんによれば・・・

    東証のサーバーはデータの配信を行う際に、次の優先順位をつけているようです。

    @東証端末向けデータ
    A各社のディーリングシステムサーバー向けデータ
    B市況報道(ロイター、クイック)向けデータ

    最も優先順位の低いBは、今回、最も障害が顕著でした。
    ネット証券は、このルートで情報を入手しているようです。
    東証→ベンダー(ロイター、クイック)→ネット証券というルートです。

    しかし、証券会社のディーリングシステムを使用している自己売買部門も被害者です。
    Aのディーリングシステム向けの約定データとか、取り消し確認データも、今回相当遅延しました。

    約定データの遅延が生じると、注文の取り消しや訂正さえも出来なくなるのです。 二重注文も発生しやすく、株価の乱高下を招きます。 新規ポジションを取れないどころか、ポジションクローズさえ満足に出来なくなります。

    子龍 さんによれば・・・

    デイトレーダーにとって、東証や証券会社のシステムダウンで一番恐ろしいのは エントリー機会を奪われることではなく、前提となるリスク管理が不可能になり 過大なリスクテイクするはめになることです。

    最近のように変動が大きい折、もし半日の間、停止したら立ち直れない損害を被る可能性あります。
    こんど過大な出来高になったときはトレード休もうと思っているそうです。

    ・・・・・・・・・・・・・

    ロイター、クイックから情報を入手しているネット証券は、この種の障害が最も起こりやすいと考えられます。 ネットに頼った個人のデイトレーダーは、圧倒的に不利ですね。

    「実害がないと聞いている」との東証発言に、個人投資家として怒りを感じてきました。

    東証さん、11日のSQは、大丈夫でしょうか?

    ◆◆生半可な、私のまとめより、◆◆
    ◆◆新天地さん、子龍  さん、ルーレットさん、すかるぱーさんの原文を◆◆
    ◆◆読まれたほうがよいでしょう。◆◆

    ◆◆ そこで、喫茶掲示板の関連投稿の抜粋を保存することにしました。◆◆

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    (2003/6/22)
    国債暴落の日における
    銀行の株価

    日本の10年物国債の金利は、2003年6月11日、ザラバで0.43%と史上最低値を更新しました。

    16世紀末から17世紀の初にかけて、イタリアのジェノバで、デフレによる低金利時代があったそうですが、最低金利は1.125%(1619年)です。

    世界恐慌のときのアメリカの長期国債の最低金利は1.85%(1941年)でした。

    日本の金利は、人類史上、初めて経験する低水準なのかもしれません。

    さて、6月19日、十年物国債が、ついに暴落します。 国債金利は、前日終値0.54%に対して、一時0.73%まで急騰します。

    その後反落して、この日の終値は、0.645%(+0.105)でした。 国債価格(終値)は98円64銭と1円近くの暴落です。

    2003年3月末の民間金融機関の国債保有残高は、国債全体の約1/3に相当する178兆8910億円に達します。 この日だけで、金融機関全体で、約1兆7000億円の損失です。

    国債を保有している銀行株もこの日に売られます。
    例えば、みずほFGの株価は、前場の終値が93,000円でしたが、国債の暴落のニュースの広まった後場、90,000で寄り付きます。

    国債のパニック売りが終了し、金利が低下すると銀行株は値を戻します。

    ◆◆銀行は、国債で多くの含み益を得ていますが、◆◆
    ◆◆長期金利が1%を超えると含み損に転ずるそうです。◆◆
    ◆◆ その日が、いずれ来る気がしてなりません。◆◆

    ◆◆長期国債は、バブルではないでしょうか?◆◆

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    (2003/4/7 )
    大統領宮殿制圧と
    株価の動き

    本日アメリカ軍は、戦車65台、戦闘車両40台をバクダット市内に侵攻させました。

    さて、彼らの目標は? yahooの掲示板(日経平均)から、関連の投稿をご紹介しましょう。

    ・・・・14時3分・・・・

    ●米軍、大統領宮殿突入参考1

    2003/ 4/ 7 14:03
    終わり間近。

    戦車部隊は、チグリス川西岸の大統領宮殿を制圧するのが目的でした。
    大理石と黄金をふんだんに使用した宮殿は、フセイン政権のシンボルです。

    この瞬間、株は上昇を開始します。

    ・・・・14時10分・・・・

    バグダッド中心部制圧か参考2

    2003/ 4/ 7 14:10
    地元ラジオ速報より。(東海ラジオ)
    大統領宮殿に戦車2両が入る。

    たいした抵抗を受けずに、戦車が、大統領宮殿に突入します。

    株価は、今日の高値を突破して、上昇します。

    ・・・・14時32分・・・・

    大統領宮殿に米国旗参考3

    2003/ 4/ 7 14:32
    バグダッド陥落、制圧。

    大統領宮殿は、アメリカ兵に蹂躙され、星条旗が翻ります。イラク兵はどうすることもできません。次男率いる特別共和国防衛隊は、何をしているのでしょう?

    ニュースを聞いた投資家は興奮して、全面高の高値引け。
    さて、総まとめ。日経平均の一日チャートです。

    ◆◆ムードは、すっかりバグダッド陥落ですが、◆◆
    ◆◆この戦車部隊は、市外に引き返す予定です。◆◆
    ◆◆ 戦争終結は、間近ですが、近日中というわけではないでしょう。◆◆

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