■IPOの研究5■

---目次---
  • 公開株総額と初値値上り率の関係
  • ガンホーオンラインのバブル相場
  • ガンホーオンラインが崩壊した日
  • 買ってはいけないV(恐怖の新株予約権爆弾・エフェクター細胞研究所)
  • 買ってはいけないV(新株予約権の配分先)
  • エフェクター細胞研究所のロックアップ
  • 誰が売ったか(カブドットコム)
  • 原油価格と連動する(国際石油開発)
  • NTT都市開発のTOPIX買い日
  • よく似たチャート(国際石油開発)
  • J-POWER(電源開発)の上場日
  • 電源開発のIPO
  • テレビ東京、東証1部に上場
  • そーせいの初値が安い理由

  • (2005/7/25)
    公開株総額と
    初値値上り率の関係

    7月21日にヘラクレスに上場したマルマンの公開価格は1300円に対して、初値1100円。 久しぶりに公募割れとなりました。

    手当たり次第に応募して、やっと当たったと思ったら、公募割れというのは、避けたいものです。
    簡単にババを避ける方法はないものか?

    マルマン掲示板を読むと公募割れの理由が書かれています。
    「幹事証券が外資系(CSFB)」「公開株数350万株は多すぎる」・・・

    公開株数350万株@に公開価格1300円Aを乗じると45.5億円。

    確かに多い方でしょう。

    今年公開した81社について、公開株の総額(@×A)と初値の公開価格に対する上昇率を調べてみました。 公開株の総額の大きい順に並べると次のとおりになります。

    上場日 銘柄名 コード 市場 主幹事 公募価格@ 初値B 上昇率(B/@-1) 公開株数A 注目度 公開株の総額(@×A)
    1 3月23日 ジュピターテレコム 4817 ジャス 日・GS 80000 8万 0 1309029 104,722,320,000
    2 2月16日 博報堂DYホールディングス 2433 東1 日興 6500 7360 13.2 4198300 S 27,288,950,000
    3 3月17日 カブドットコム証券 8703 東1 大和 360000 65.5万 81.9 50000 18,000,000,000
    4 3月4日 アッカ・ネットワークス 3764 ジャス 大和 450000 45万 0 37000 16,650,000,000
    5 2月8日 メディシノバ・インク 4875 HC 大和 400 405 1.3 34500000 13,800,000,000
    6 6月9日 リンク・セオリー・ 3373 マザ 日興 760000 84.8万 11.6 15780 11,992,800,000
    7 6月7日 シンプレクス・インベストメント・
    アドバイザーズ
    8942 マザ みずほ 3300000 500万 51.5 3500 11,550,000,000
    8 2月10日 NECリース 8793 東2 大和 2200 2420 10 5100000 11,220,000,000
    9 4月25日 ぐるなび 2440 HC 野村 900000 240万 166.7 9100 8,190,000,000
    10 3月9日 ナルミヤ・インターナショナル 3364 ジャス 野村 250000 44万 76 30960 7,740,000,000
    11 3月29日 エフェクター細胞研究所 4567 セン ライブ 380000 24万 -36.8 19500 7,410,000,000
    12 2月22日 グリーンホスピタルサプライ 3360 東2 大和 400000 61万 52.5 17250 6,900,000,000
    13 7月21日 マルマン 7834 HC CSFB 1300 1100 -15.4 3500000 4,550,000,000
    14 6月8日 フィンテック グローバル 8789 マザ 日興 330000 67万 103 13200 4,356,000,000
    15 6月28日 メディキット 7749 ジャス 野村 43000 65100 51.4 100000 4,300,000,000
    16 2月16日 ディー・エヌ・エー 2432 マザ 大和 220000 68.2万 210 16000 3,520,000,000
    17 4月6日 大和システム 8939 東2 大和 1400 1610 15 2500000 3,500,000,000
    18 3月3日 アムスライフサイエンス 2927 ジャス 日興 30000 35200 17.3 100000 3,000,000,000
    19 7月21日 ミライアル 4238 ジャス 三菱 3600 4300 19.4 800000 2,880,000,000
    20 6月23日 イーコンテクスト 2448 HC いちよし 800000 185万 131.3 3488 2,790,400,000
    21 6月27日 アドバンスト・メディア 3773 マザ 野村 160000 70万 337.5 17250 2,760,000,000
    22 4月20日 極東証券 8706 東2 野村 700 961 37.3 3450000 2,415,000,000
    23 2月24日 チムニー 3362 ジャス 新光 2300 3490 51.7 1000000 2,300,000,000
    24 2月9日 ワールドインテック 2429 ジャス 大和 500000 145万 190 4400 2,200,000,000
    25 4月21日 日本通信 9424 HC 大和 50000 7万 40 39000 1,950,000,000
    26 5月27日 ザッパラス 3770 マザ 日興 930000 320万 244.1 1940 1,804,200,000
    27 3月1日 プロシップ 3763 ジャス 野村 1600 3090 93.1 920000 1,472,000,000
    28 4月4日 GMOペイメントゲートウェイ 3769 マザ 新光 800000 450万 462.5 1835 1,468,000,000
    29 3月23日 リスクモンスター 3768 HC 新光 550000 224万 307.3 2550 1,402,500,000
    30 3月4日 ファーストエスコ 9514 マザ 野村 750000 250万 233.3 1840 1,380,000,000
    31 6月22日 サンコーテクノ 3435 ジャス 日興 5400 6600 22.2 241500 1,304,100,000
    32 6月10日 エスアールジータカミヤ 2445 ジャス 新光 1200 1200 0 1000000 1,200,000,000
    33 3月9日 ガンホー・オンライン・ 3765 HC HSBC 1200000 420万 250 1000 1,200,000,000
    34 4月14日 アスカネット 2438 マザ 新光 500000 160万 220 2335 1,167,500,000
    35 6月9日 和井田製作所 6158 ジャス 野村 900 1400 55.6 1265000 1,138,500,000
    36 2月9日 日本テクシード 2431 ジャス 日興 2350 6600 180.9 480000 1,128,000,000
    37 6月17日 ウィズ 7835 ジャス 大和 700000 203万 190 1600 1,120,000,000
    38 2月25日 トーエル 3361 ジャス 野村 680 930 36.7 1610000 1,094,800,000
    39 2月9日 ホロン 7748 ジャス いちよし 230000 46万 100 4700 1,081,000,000
    40 7月20日 IMV 7760 ジャス 大和 560 1000 78.6 1900000 1,064,000,000
    41 6月30日 アイケイコーポレーション 3377 ジャス 野村 420000 110万 161.9 2530 1,062,600,000
    42 2月18日 テクマトリックス 3762 ジャス 大和 230000 68万 195.7 4600 1,058,000,000
    43 5月24日 レイコフ 8941 HC 新光 500000 240万 380 2000 1,000,000,000
    44 4月8日 グリーンフーズ 3367 ジャス 新光 400000 90万 125 2500 1,000,000,000
    45 2月23日 アールシーコア 7837 ジャス 大和 250000 60万 140 4000 1,000,000,000
    46 6月17日 ZOA 3375 ジャス 野村 210000 64.7万 208.1 4715 990,150,000
    47 3月25日 共同ピーアール 2436 ジャス 日興 2800 6000 114.3 345000 966,000,000
    48 4月14日 インテリックス 8940 ジャス 岡三 550000 165万 200 1700 935,000,000
    49 4月20日 ソフトクリエイト 3371 HC SMBC 6200 10540 70 150000 930,000,000
    50 4月6日 一六堂 3366 セン KOBE 310000 66万 112.9 3000 930,000,000
    51 2月18日 丸誠 2434 ジャス 日興 600 650 8.3 1518000 910,800,000
    52 7月8日 プラップジャパン 2449 ジャス UFJ 910 2000 119.8 1000000 910,000,000
    53 6月8日 ゼンケンオール 2446 HC みずほイ 300000 66万 120 3000 900,000,000
    54 6月7日 NowLoading 2447 セン KOBE 300000 71万 136.7 3000 900,000,000
    55 6月14日 IRIユビテック 6662 HC 日興 550000 249万 352.7 1600 880,000,000
    56 6月2日 関門海 3372 マザ 三菱 220000 53.4万 142.7 4000 880,000,000
    57 3月16日 ネクステック 3767 マザ UFJ 430000 186万 332.6 2000 860,000,000
    58 3月17日 シダー 2435 ジャス 日興 850 1000 17.6 1000000 850,000,000
    59 7月8日 オンリー 3376 HC コスモ 275000 61.1万 122.2 3000 825,000,000
    60 4月5日 シンワアートオークション 2437 HC HS 650000 301万 363.1 1200 780,000,000
    61 6月7日 ドリームバイザー・ 3772 マザ MB 500000 130万 160 1515 757,500,000
    62 6月14日 内外テック 3374 ジャス 新光 550 1100 100 1200000 660,000,000
    63 4月6日 日本テレホン 9425 ジャス SMBC 110000 17.9万 62.7 6000 660,000,000
    64 2月9日 ワイエスフード 3358 ジャス 新光 450000 120万 166.7 1400 630,000,000
    65 7月12日 ガイアックス 3775 セン KOBE 300000 120万 300 2000 600,000,000
    66 6月13日 システムリサーチ 3771 ジャス 新光 3000 4980 66 200000 600,000,000
    67 2月16日 Human21 8937 ジャス みずほイ 500 1350 170 1200000 600,000,000
    68 4月21日 アビックス 7836 ジャス 野村 330000 154万 366.7 1725 569,250,000
    69 4月7日 トレイダーズ証券 8704 HC みずほイ 110000 30.4万 176.4 5000 550,000,000
    70 2月16日 共立印刷 7838 ジャス 新光 540 700 29.6 1000000 540,000,000
    71 6月27日 ミクロン精密 6159 ジャス 三菱 1750 3290 88 300000 525,000,000
    72 2月10日 デジタルスケープ 2430 HC SMBC 290000 133万 358.6 1800 522,000,000
    73 2月9日 ハビックス 3895 ジャス 大和 600 931 55.2 840000 504,000,000
    74 3月9日 システムズ・デザイン 3766 ジャス 大和 600 1000 66.7 800000 480,000,000
    75 5月20日 セレブリックス 2444 HC DB 460000 340万 639.1 990 455,400,000
    76 4月20日 フジタコーポレーション 3370 ジャス 大和 230000 75.9万 230 1900 437,000,000
    77 4月6日 アライヴ コミュニティ 1400 HC 新光 300000 200万 566.7 1300 390,000,000
    78 3月3日 ロジコム 8938 HC HS 140000 42.1万 200.7 2500 350,000,000
    79 3月17日 ヒガシトゥエンティワン 9029 ジャス いちよし 350 709 102.6 806000 282,100,000
    80 2月16日 タイセイ 3359 Qボード DB 120000 25.2万 110 800 96,000,000
    81 4月26日 エムビーエス 1401 Qボード DB 80000 48万 500 700 56,000,000

    これを10社ごとにグループ化して平均値を求めると次の結果が得られます。

    公開株の総額が小さいほど値上りしやすいと言えそうです。 需給関係を考えれば、当然かもしれません。

    平均公開株の総額 平均初値上昇率
    1〜10位 23,115,407,000 41.22
    11〜20位 4,320,640,000 54.77
    21〜30位 1,915,170,000 199.68
    31〜40位 1,149,790,000 113.4
    41〜50位 987,175,000 170.79
    51〜60位 869,580,000 171.57
    61〜70位 616,675,000 159.81
    71〜80位 404,150,000 241.76

    公募割れのエフェクター細胞研究所(11位)、マルマン(13位)、初値が公開価格と等しかったジュピターテレコム(1位)、アッカ・ネットワークス(4位)、 エスアールジータカミヤ(32位)は、いずれも公開株の総額が大きい特徴があります。

    ◆◆公開株の総額が20億円以下なら、調査なしでブックビルディング。◆◆
    ◆◆ これを超えたら慎重に調査という方針は、どうでしょう?◆◆

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    (2005/4/5)
    ガンホーオンラインのバブル相場

    3月9日、ヘラクレスの上場したガンホーオンラインは、「ラグナロクオンライン」という人気オンラインゲームを運営している企業だそうです。 料金は、30日間で1500円、会員は約70万人いるそうです。

    掛け算すると収入は、年間126億円。
    売り上げに対する営業利益率は12.6%あるし、人気がでるのは納得できます。

    ガンホーオンラインの公開価格は、120万円でした。
    初値は3.5倍の420万円、今日の終値は、なんと14倍の1679万円です。

    2005年12月期の予想利益は370百万円ですから、予想PERは743倍です。
    いくらなんでも、オランダのチューリッブ状態、言い換えると完全なるバブル相場です。

    何故、バブルが起きたのか?

    発行済株数は16,360株 (潜在株式901株)でした。
    公開されたのは、公募300株、売出700株で、合計1000株に過ぎません。

    発行済株数の6.1%しか、公開されなかったわけです。

    公開価格が百万円以上で、当選人数が少ないことも、競争率を高めました。
    最初は、IPOに外れた人などが異常人気を察知して、買いに殺到したのでしょう。

    ソフトバンクBBなどの大株主も、ほとんど売らなかったと思われます。
    つまり、流通している金額は、公開価格で計算すると12億円、初値で42億円となります。

    「買うから上がる。上がるから買う」バブルの螺旋階段が生まれます。
    しかし、今日の終値で計算すると168億円とかなりの流通金額です。

    ◆◆信用で買っている人もいますが、ババ抜きゲームは危険ですね。◆◆
    ◆◆ 潮目が変れば、ストップ安の連続で、売ることは何日間も不可能になるかもしれません。◆◆

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    (2005/4/6)
    ガンホーオンラインが崩壊した日

    さて、4月6日のガンホーは、買い気配で始ります。 今日も絶好調。 しかし、ストップ幅は300万円もあるのが、気になっていました。

    9時39分、19,430,000(+2,640,000)で寄り付きます。

    ほとんど売り物のない中、10時27分、ついに到達不可能と思われたストップ高(19790000円)に張り付きます。

    一株で、マンションが買える価格です。
    この瞬間の時価総額は、3238億円!

    売上げわずか42億円のゲーム会社の時価総額が、マクドナルドや川崎重工業を超えてしまいます。
    夢追い人の行く手を阻むものは、存在しないのか?

    午後1時10分頃、最初の異変が起きます。

    約40株の売り物がまとまり、天井から剥げ落ちたのです。
    天空のもみ合い・・・夢追い人の心に小さな疑惑が生まれます。

    午後1時30分頃、決定的な瞬間が訪れます。

    ほんのわずかの売り物により、株価は墜落します。
    受け止めるはずの、買い板が存在しません。

    恐怖の「特別売り気配」!

    さしもの大相場は、このとき崩壊します。
    バブルが崩壊するときは、価格が下がるほど売物が湧いてきます。

    売り注文は、合計約80株に膨らみます。 馬鹿高値の重みに耐えかねて、ガンホーは、タイタニック号のように気配値を下げながら沈んでいきます。

    午後2時20分頃、命知らずの投機家が買いを入れ、ガンホーは再び舞上がります。

    しかし、もはや流れを変えるのは不可能です。

    ◆◆ガンホーは、綾戻しをしながら、着実に自然落下を開始します。◆◆
    ◆◆ 今日のローソク足は、高値圏での「つつみ(抱き)線」。相場の転換の証です。◆◆

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    (2005/3/29)
    買ってはいけないV
    (恐怖の新株予約権爆弾・
    エフェクター細胞研究所)

    今日は、エフェクター細胞研究所が名証セントレックスに上場しました。 同社は東京大学発のバイオベンチャーで、代表取締役の金ケ崎氏は東大名誉教授です。

    公開価格は、38万円。
    さぞかし人気があると思いきや・・・

    同価格を30%も下回る267,000円になっても、売り気配。とうとう寄り付きませんでした。
    2005年3月期経常損益が900万円の赤字(前期は7700万円の黒字)なこと、市場全体の地合の悪さも影響したでしょう。

    しかし、初値がつかない本当の理由は別にあります。

    同社の上場時の発行済株数は、98,050株ですが、次の( 資料)によれば、別に潜在株式が50,040株も存在します。
    潜在株数は、発行済株数の51%に達するわけです。

    目論見書を調べると、潜在株数は、従業員などに割り当てた新株予約権であることが分かります。

    その内訳を表にまとめました。

    上場日に行使可能なものは、上の3行で合計12,540株存在します。

    もっとも、注目すべきは、行使が4月9日から可能になる(商法)第1回と第2回で、合計31,800株もあります。
    行使価格は1万円と安価ですから、売れるようになったら直ぐに売りたいでしょうね。

    もし、売り抜ければ、大学の先生方は億万長者の仲間入りです。

    行使価格 転換株数 行使期間
    (旧商法)第1回無担保新株引受権付社債(平成11年8月27発行) 5,000 3040
    (旧商法)第2回無担保新株引受権付社債(平成13年9月27発行) 10,000 8500
    (旧商法) 10,000 1000 H14/4/1〜H22/3/31
    (商法)第1回 10,000 28140 H17/4/9〜H25/4/8
    (商法)第2回 10,000 3660 H17/4/9〜H25/4/8
    (商法)第3回 50,000 1800 H17/10/28〜H25/10/23
    (商法)第4回 50,000 300 H17/10/28〜H25/10/23
    (商法)第5回 50,000 600 H17/10/28〜H25/10/23
    (商法)第6回 50,000 1050 H18/5/29〜H25/5/27
    (商法)第7回 50000 1950 H18/5/29〜H25/5/27
    合計 50040

    ◆◆ドスンチャッチは、恐怖の4月9日行使爆弾が投下された後がよさそうです。◆◆
    ◆◆この爆弾は、何日から市場で売れるのでしょうか?◆◆

    ◆◆ この会社は、ストックオプションを、ばら撒き過ぎですね。◆◆

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    (2005/3/31)(改正4/2)
    買ってはいけないV
    (新株予約権の配分先)

    さて、初値をつけてから2日間のエフェクター細胞研究所の株価の値動きです。

    エフェクター細胞研究所の暴落
    上場2日目(初値をつけた)上場3日目

    前代未聞の暴落ぶりで、今日の終値は公開価格38万円の半分以下の188,000となりました。
    ライブドア証券でIPOを当てた人は本当に災難でした。

    さて、新株予約権の配分先を有価証券報告書(第3株主の状況)から調べてみました。

    金ヶ崎社長への配分は、17,180株(34.3%)と最も多いのは、当然でしょう。
    彼は、売らない可能性が高いでしょう。

    副社長の鈴木幹雄氏にも9,140株も配分されています。

    この会社の従業員数は、39人です。
    このうち31人に対して、合計7530株が割り当てられています。

    一人平均243株は、今日の終値18万8000円で換算すると4,567万円に相当します。 行使価格は、1株当たり5千〜5万円です。この会社は、ほとんど利益をあげたことがないのに、恵まれすぎです。

    この会社の創業は、1999年6月とまだ、6年たっていません。 もし、私が彼らの立場なら退職金以上の資金を得て、働く気がしなくなりそうです。

    氏名又は名称 住所 新株予約権
    社長 金ヶ崎 士 朗 (注)4、5 東京都目黒区駒場エフェクター細胞研究所内 17,180
    大株主 鈴 木 幹 雄   (注)4 東京都目黒区駒場エフェクター細胞研究所内 9,140
    取締役 玉 谷 卓 也   (注)6 東京都目黒区駒場エフェクター細胞研究所内 3,800
    取締役 宮 本  積   (注)6 東京都目黒区駒場エフェクター細胞研究所内 100
    役員など4人計 30,220
    監査役 玉 井 克 哉  (注)7 東京都目黒区駒場エフェクター細胞研究所内 660
    監査役 伊 藤 義 博  (注)7 東京都目黒区駒場エフェクター細胞研究所内 300
    監査役 芥 田 俊 彦  (注)7 東京都目黒区駒場エフェクター細胞研究所内 50
    監査役3人計 1,010
    従業員 秋 山 修 一   (注)8 東京都目黒区駒場エフェクター細胞研究所内 1,980
    従業員 川 瀬 正 剛  (注)8 東京都目黒区駒場エフェクター細胞研究所内 500
    従業員 黒 川 ゆかり  (注)8 東京都目黒区駒場エフェクター細胞研究所内 300
    従業員 山 内  明   (注)8 東京都目黒区駒場エフェクター細胞研究所内 300
    従業員 寺 島 裕 也  (注)8 東京都目黒区駒場エフェクター細胞研究所内 300
    従業員 土 屋 朋 子  (注)8 東京都目黒区駒場エフェクター細胞研究所内 300
    従業員 鮑  郁 伸   (注)8 東京都目黒区駒場エフェクター細胞研究所内 300
    従業員 大久保 晃 司  (注)8 東京都目黒区駒場エフェクター細胞研究所内 300
    従業員 小 野  稔   (注)8 東京都目黒区駒場エフェクター細胞研究所内 300
    従業員 鈴 木 貞 夫  (注)8 東京都目黒区駒場エフェクター細胞研究所内 300
    従業員 新 田  尚   (注)8 東京都目黒区駒場エフェクター細胞研究所内 300
    従業員 荒 木 裕 一  (注)8 東京都目黒区駒場エフェクター細胞研究所内 300
    従業員 榎 本 政 彦  (注)8 東京都目黒区駒場エフェクター細胞研究所内 250
    従業員 内 田 裕 子  (注)8 東京都目黒区駒場エフェクター細胞研究所内 250
    従業員 小 林 祐 子  (注)8 東京都目黒区駒場エフェクター細胞研究所内 200
    従業員 石 渡 義 郎  (注)8 東京都目黒区駒場エフェクター細胞研究所内 200
    従業員 石 川 千 恵  (注)8 東京都目黒区駒場エフェクター細胞研究所内 100
    従業員 欠 塚 杏 奈  (注)8 東京都目黒区駒場エフェクター細胞研究所内 100
    従業員 池 田 恵 美  (注)8 東京都目黒区駒場エフェクター細胞研究所内 100
    従業員 佐 藤  強   (注)8 東京都目黒区駒場エフェクター細胞研究所内 100
    従業員 青 木 良 子  (注)8 東京都目黒区駒場エフェクター細胞研究所内 100
    従業員 殿 塚 行 雄  (注)8 東京都目黒区駒場エフェクター細胞研究所内 100
    従業員 溝 入 紀 昭  (注)8 東京都目黒区駒場エフェクター細胞研究所内 100
    従業員 三 浦 愛 子  (注)8 東京都目黒区駒場エフェクター細胞研究所内 100
    従業員 樽 木 千 穂  (注)8 東京都目黒区駒場エフェクター細胞研究所内 50
    従業員 細 田 晴 美  (注)8 東京都目黒区駒場エフェクター細胞研究所内 50
    従業員 伊 藤 京 子  (注)8 東京都目黒区駒場エフェクター細胞研究所内 50
    従業員 細 田 凱 子  (注)8 東京都目黒区駒場エフェクター細胞研究所内 50
    従業員 大久保 純 子  (注)8 東京都目黒区駒場エフェクター細胞研究所内 50
    従業員 兒 玉 恵 子  (注)8 東京都目黒区駒場エフェクター細胞研究所内 50
    従業員 加 藤 篤    (注)8 東京都目黒区駒場エフェクター細胞研究所内 50
    従業員31人小計 7,530
    顧問 ファイブアイズ・ネットワークス
    (注)9
    東京都中央区日本橋本石町1−1−9
    新日本橋ビル6F
    500
    顧問 平 田 克 文  (注)9 東京都品川区 300
    顧問 小 田 康 夫  (注)9 東京都世田谷区 50
    顧問 大   毅    (注)9 東京都中央区 50
    顧問 柳 本 勝 利  (注)9 東京都日野市 50
    顧問5人小計 950
    村 井  深 茨城県つくば市松代3−19−12 5,060
    松 島 綱 治 千葉県松戸市 1,760
    鄭 鎰 Q 東京都足立区綾瀬 500
    前 田  浩 熊本県熊本市 360
    江里口 正 純 東京都品川区 360
    松 本 良 二 千葉県船橋市 320
    清 水 初 志 茨城県つくば市 320
    大 久 寛 晴 神奈川県横浜市 320
    柳 衛 宏 信 東京都港区 310
    菊 池 佑 二 茨城県竜ヶ崎市 300
    斧  康 雄 埼玉県さいたま市 200
    米 山 博 之 東京都文京区 200
    平 井 昭 光 神奈川県横浜市 160
    芥  照 夫 熊本県熊本市 160
    14人小計 10,330
    合計 50,040

    (注)1〜3省略    
    4.特別利害関係者等(当社代表取締役)    
    5.特別利害関係者等(大株主上位10名)    
    6.特別利害関係者等(当社取締役)    
    7.特別利害関係者等(当社監査役)    
    8.当社従業員    
    9.当社顧問    
    10.当社取引先

    それから、なんの肩書きもない14人に合計10,330株も割り当てられています。
    一人平均738株は1億3872万円です。特に村井深さんには、5060株(9億5千万円)が与えられました。

    ◆◆何故、彼を優遇する必要があったのか?◆◆
    ◆◆ 彼らにあぶく銭を献上するのは、◆◆
    ◆◆名証セントレックスの上場審査を信じた株式投資家なのです。◆◆

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    (2005/4/7)
    エフェクター細胞研究所の
    ロックアップ

    4月6日、午後4時、エフェクター細胞研究所が、新株予約権について、役員や従業員に対してロックアップを要請するとの発表がありました。参考

    上場後に新規のロックアップが実施されるのは、異例です。

    行使により取得した株式を証券会社に預託し、代表取締役は2年、取締役と監査役は1年、社員は6ヶ月売却を行なわないとの覚書を締結するそうです。

    ロックアップの内訳を次表に まとめました。全体の68.2%にあたる34140株が売れなくなりました。しかし、既に行使可能な11540株と4月9日に行使可能な第2回の内3110株分が抜けています。

    行使価格 転換株数 ロックアップ分 行使期間
    (旧商法)第1回無担保新株引受権付社債
    (平成11年8月27発行)
    5,000 3040
    (旧商法)第2回無担保新株引受権付社債
    (平成13年9月27発行)
    10,000 8500
    (旧商法) 10,000 1000 1000 H14/4/1〜H22/3/31
    (商法)第1回 10,000 28140 28140 H17/4/9〜H25/4/8
    (商法)第2回 10,000 3660 550 H17/4/9〜H25/4/8
    (商法)第3回 50,000 1800 1800 H17/10/28〜H25/10/23
    (商法)第4回 50,000 300 H17/10/28〜H25/10/23
    (商法)第5回 50,000 600 600 H17/10/28〜H25/10/23
    (商法)第6回 50,000 1050 1050 H18/5/29〜H25/5/27
    (商法)第7回 50000 1950 1000 H18/5/29〜H25/5/27
    合計 50040 34140

    この発表は、4月6日の市場終了後です。
    6日の一日チャートです。

    昼休みが終わると、株価は急上昇・・・・
    まるで、このニュースが発表されたかのような株価の動きです。

    昼休みに情報を得た者が6日の後場の寄付きに174000円で買って、正式発表後の7日の寄付きに197000円で売れば、17.2%の儲けです。

    ◆◆もし、インサイダー取引なら、許せませんね。◆◆
    ◆◆ 証券取引等監視委員会は、ぜひ徹底的に調べていただきたいと思います。◆◆

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    (2005/3/22)
    誰が売ったか(カブドットコム)

    次の表は、3月17日に東証1部に上場したカブドットコムの3日間です。
    公開価格36万円に対して、初値は81.9%高の655,000円。最近IPOは、当たったことがありませんが、凄い上昇率です。

    発行済株数@ 316767
    日付 始値 高値 安値 終値 出来高A A/@
    2005年3月17日(東証1部上場) 655,000 692,000 652,000 670,000 64,831 20.47%
    2005年3月18日 675,000 681,000 651,000 651,000 22,527 7.11%
    2005年3月22日 635,000 661,000 613,000 657,000 14,954 4.72%

    上場日の出来高64,831株(20.47%)は多すぎる気がしました。 公募(36,000株)と売出(14,000株)の合計は、発行済株数(316,767株)の15.78%に過ぎません。

    大株主が、売っているに違いありません。

    そこで、目論見書で、大株主を調べて見ました。

    目論見書のP28にロックアップが書かれています。上位5社は、166864.27株について、6ヶ月間のロックアップを合意しているのが分かります。 しかし、この5社は、合計188,464.27 株も保有しており、「差数の21,600株(6.82%)は短期間で売る」と読むことも出来ます。

    後は、ベンチャーキャピタルなどが怪しそうです。

    テクノロジーベンチャーズ一号 投資事業有限責任組合、新規事業投資、UFJパートナーズ投信、みずほキャピタル、ジャフコ・ジー7(エー)号、ジャフコ・ジー7(ビー)号、安田企業投資1号の合計株数は、23221.2株(7.33%)に達します。

    以上を足し算すると、29.93%となり、3日間の出来高が、ほぼ納得できます。

    株主名 公開直前 売出放出元 公開直後 シェア
    伊藤忠商事 65,284.77 6,000 59,284.77 18.72% ロックアップあり(166,864.27)
     ロックアップなし(21,600)
    UFJ銀行 51,822 51,822.00 16.36%
    NB Holdings Corporation 35,820 35,820.00 11.31%
    UFJつばさ証券 31,500 5,000 26,500.00 8.37%
    伊藤忠ファイナンス 18,037.50 3,000 15,037.50 4.75%
    東短ホールディングス 10,202.25 10,202.25 3.22%
    朝日生命保険 8,259 8,259.00 2.61%
    損害保険ジャパン 5,820 5,820.00 1.84%
    テクノロジーベンチャーズ一号
    投資事業有限責任組合
    5,550 5,550.00 1.75%
    TIS 4,500 4,500.00 1.42%
    UFJ信託銀行 4,500 4,500.00 1.42%
    新規事業投資 4,074 4,074.00 1.29%
    トランスコスモス 3,000 3,000.00 0.95%
    UFJパートナーズ投信 3,000 3,000.00 0.95%
    みずほキャピタル 2,910 2,910.00 0.92%
    マイクロソフト 2,880.90 2,880.90 0.91%
    ジャフコ・ジー7(エー)号 2,793.6 2,793.60 0.88%
    ジャフコ・ジー7(ビー)号 2,793.6 2,793.60 0.88%
    安田企業投資1号 2,100 2,100.00 0.66%
    その他17社 15,919.38 15,919.38 5.03%
    公募 36,000 11.36%
    売出 14,000 4.42%
    合計 280,767 316,767.00 100%

    今日のチャートです。

    上場3日目は底値を記録しやすいというジンクスは健在でした。

    ◆◆私は、朝から注目していたので、よいタイミングで買えました。◆◆
    ◆◆ TOPIX買い日は、4月18日です。◆◆

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    (2004/12/19)
    原油価格と連動する
    (国際石油開発)

    次の表は、国際石油開発の株価推移です。私は、3回転取引しましたが、原油価格に翻弄された気がします。

    原油価格は、数字で手に入りにくいので、日経新聞に発表される東京ドバイの価格を表に載せました。 東京の原油価格が、大幅に下落したのは、12月2日です。

    しかし、ニューヨーク原油(下のグラフ)が12月1日(日本時間は夜)から暴落していので、東京の暴落は簡単に予測できました。

    私は、12月2日の寄付きで、前日買い戻したばかりの株を505,000円で損切りしました。 その後一段安となったので、この判断は、正解だったと思います。

    発行済株数@ 1,919,832 東京ドバイ
    日付 始値 高値 安値 終値 前日比 出来高A A/@ ドル/バーレル 前日比
    2004年11月17日(上場日) 576,000 587,000 536,000 549,000 257,993 13.44% 32.40
    2004年11月18日 541,000 553,000 536,000 542,000 -7,000 41,745 2.17% 32.75 0.35
    2004年11月19日 537,000 537,000 515,000 523,000 -19,000 35,072 1.83% 32.15 -0.60
    2004年11月22日 532,000 542,000 527,000 538,000 15,000 43,740 2.28% 34.10 1.95
    2004年11月24日 543,000 548,000 541,000 541,000 3,000 30,252 1.58% 34.45 0.35
    2004年11月25日 539,000 540,000 531,000 532,000 -9,000 8,183 0.43% 35.20 0.75
    2004年11月26日 530,000 539,000 526,000 537,000 5,000 10,739 0.56% 35.30 0.10
    2004年11月29日 535,000 535,000 527,000 531,000 -6,000 6,741 0.35% 35.00 -0.30
    2004年11月30日 527,000 529,000 517,000 517,000 -14,000 6,326 0.33% 35.80 0.80
    2004年12月1日 512,000 516,000 509,000 512,000 -5,000 10,454 0.54% 35.80 0.00
    2004年12月2日 505,000 508,000 493,000 500,000 -12,000 15,630 0.81% 33.55 -2.25
    2004年12月3日 486,000 488,000 472,000 480,000 -20,000 20,809 1.08% 32.55 -1.00
    2004年12月6日 488,000 499,000 486,000 499,000 19,000 15,208 0.79% 33.25 0.70
    2004年12月7日 503,000 506,000 488,000 490,000 -9,000 6,990 0.36% 34.15 0.90
    2004年12月8日 486,000 496,000 483,000 495,000 5,000 3,122 0.16% 32.90 -1.25
    2004年12月9日 492,000 493,000 482,000 485,000 -10,000 5,249 0.27% 32.80 -0.10
    2004年12月10日 487,000 492,000 483,000 488,000 3,000 4,669 0.24% 32.85 0.05
    2004年12月13日 490,000 493,000 474,000 476,000 -12,000 8,158 0.42% 32.90 0.05
    2004年12月14日 474,000 474,000 459,000 471,000 -5,000 16,019 0.83% 33.75 0.85
    2004年12月15日 478,000 496,000 478,000 493,000 22,000 29,330 1.53% 34.15 0.40
    2004年12月16日 502,000 516,000 500,000 509,000 16,000 54,424 2.83% 35.25 1.10
    2004年12月17日(TOPIX買い日) 511,000 517,000 505,000 505,000 -4,000 76,885 4.00% 35.45 0.20

    ニューヨーク原油の日足

    さて、TOPIX買い日です。先回り買いがやや過剰で、最後は下げました。

    ◆◆しかし、NY原油価格は、その後2ドルも上昇です。◆◆
    ◆◆売らなかった人は、月曜日に希望がもてるかもしれません。◆◆

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    (2004/12/6)
    NTT都市開発のTOPIX買い日

    今日は、NTT都市開発のTOPIX買い日でした。
    この銘柄の特徴は、公開株数が219,000株(発行済株数の33.2%)に達するのに、出来高が不思議と少ないことです。

    上場から昨日までの1ヶ月間の出来高比率累計は、23.73%と記録的な少なさです。直前5日間出来高比率も2.06%と、先回り買いの不十分さを予感させました。 TOPIX買い日にはかなり上がる可能性があると思い、私は時間をかけて下値を拾っていました。

    NTT都市開発 発行済株数@ 658,240
    日付 始値 高値 安値 終値 出来高A A/@
    2004年11月4日(上場日) 445,000 451,000 428,000 429,000 47,363 7.20%
    2004年11月5日 433,000 451,000 433,000 450,000 25,039 3.80%
    2004年11月8日 445,000 448,000 443,000 447,000 5,878 0.89%
    2004年11月9日 445,000 446,000 431,000 432,000 6,238 0.95%
    2004年11月10日 433,000 433,000 428,000 429,000 5,852 0.89%
    2004年11月11日 431,000 433,000 425,000 428,000 6,789 1.03%
    2004年11月12日 430,000 437,000 428,000 434,000 4,066 0.62%
    2004年11月15日 439,000 449,000 437,000 447,000 5,777 0.88%
    2004年11月16日 447,000 448,000 441,000 447,000 2,922 0.44%
    2004年11月17日 444,000 447,000 439,000 443,000 4,951 0.75%
    2004年11月18日 443,000 446,000 442,000 443,000 1,999 0.30%
    2004年11月19日 444,000 447,000 441,000 445,000 3,181 0.48%
    2004年11月22日 445,000 450,000 444,000 448,000 3,660 0.56%
    2004年11月24日 451,000 455,000 450,000 454,000 12,250 1.86%
    2004年11月25日 452,000 453,000 449,000 452,000 4,499 0.68%
    2004年11月26日 449,000 451,000 442,000 446,000 2,192 0.33%
    2004年11月29日 443,000 444,000 438,000 442,000 2,065 0.31%
    2004年11月30日 444,000 448,000 441,000 448,000 1,953 0.30%
    2004年12月1日 443,000 448,000 443,000 445,000 1,883 0.29%
    2004年12月2日 447,000 450,000 445,000 450,000 2,484 0.38%
    2004年12月3日 451,000 452,000 448,000 450,000 5,179 0.79%
    出来高累計 156,220 23.73%
    2004年12月6日(TOPIX買い日) 453,000 454,000 447,000 454,000 20,725 3.15%

    さて、今日(TOPIX買い日)のチャートです。

    最後は、確かに上がっています。

    ◆◆しかし、期待が大きかった割には、売り板が厚く上がりません。◆◆
    ◆◆ 値動きが、あまりに重いですね。◆◆
    ◆◆ 売れ残りに期待したいと思います。◆◆


    (2004/11/17)(18〜24データ追記)
    よく似たチャート(国際石油開発)

    今日は、国際石油開発が東証1部に上場した日でした。 下のチャートが、同社の一日チャートです。

    「昔、似た例があったな」と思い、探し出したのが、上のエプソンの上場日のチャートです。
    どちらも、BBの競争率は高く、大型株としては人気がありました。

    よく似た上場日のチャート
    セイコーエプソン

    国際石油開発

    もちろん、違いもあります。

    初値の公開価格に対する上昇率は、セイコーエプソン41.9%に対して、国際石油開発は23.9%しかありません。 公開株数の発行済株数に対する割合は、セイコーエプソン26.5%に対して、国際石油開発は17.9%しかありません。 TOPIX買いに対するインパクトは、この値が小さいほど有利です。

    項目 セイコーエプソン 国際石油開発
    上場日 2003年6月24日 2004年11月17日
    上場時発行済株式数@ 191,864,592株 1919832.75株
    公開株数A 公募4000万株、
    売出1077万株
    (OA450万株を含む)
    売出343,725株
    公開比率A/@ 26.5% 17.9%
    公開価格B 2600円 465,000円
    初値C 3690円 576,000円
    C/B-1 41.9% 23.9%

    次表は、セイコーエプソンの株価の動きを指数化したののです。 株価は、初値を100として、出来高は上場日出来高を100としました。

    供給は次第に減るので、出来高指数は日を経るにつれて、減少します。 株価は値下がりし、やがて上昇する。つまりUの字を描く性質があるというのが私の信念です。

    今日の出来高を公開株数で割るとセイコーエプソン56.5%に対して、国際石油開発は75.1%となります。 以前、この値が75%程度になると底値になるかもしれないと書いたことがあります。参考

    この説が正しければ、今日の大引け近くが底になります。

    しかし、国際石油開発の一部の大株主が株を売ったために、出来高が増えた 可能性のほうが高い気がします。

    石油公団など上位6社(72.39%)にはロックアップがかかっていますが、JFE、住友金属、三菱マテリアルなど16社(9.71%)にはかかっていません。( 目論見書より )

    項目 セイコーエプソン 国際石油開発
    株価 指数表示(初値=100)
    (上場日出来高=100)
    株価 指数表示(初値=100)
    (上場日出来高=100)
    上場日 初値 3690円(+41.9%) 100.0% 576,000円(+23.8%) 100.0%
    高値 3740 101.4% 587,000 101.9%
    安値 3510 95.1% 536,000 93.1%
    終値 3510 95.1% 549,000 95.3%
    出来高 28,684,800 100.0% 257,993 100.0%
    2日目 始値 3,400 92.1% 541,000 93.9%
    高値 3,540 95.9% 553,000 96.0%
    安値 3,390 91.9% 536,000 93.1%
    終値 3,410 92.4% 542,000 94.1%
    出来高 8,254,200 28.8% 41,745 16.2%
    3日目 始値 3,380 91.6% 537,000 93.2%
    高値 3,420 92.7% 537,000 93.2%
    安値 3,340 90.5% 515,000 89.4%
    終値 3,380 91.6% 523,000 90.8%
    出来高 3,526,100 12.3% 35,072 13.6%
    4日目 始値 3,440 93.2% 532,000 92.4%
    高値 3,580 97.0% 542,000 94.1%
    安値 3,420 92.7% 527,000 92.5%
    終値 3,580 97.0% 538,000 93.4%
    出来高 3,516,800 12.3% 43,740 17.0%
    5日目 始値 3,600 97.6% 543,000 94.2%
    高値 3,610 97.8% 548,000 95.1%
    安値 3,530 95.7% 541,000 93.9%
    終値 3,570 96.7% 541,000 93.9%
    出来高 2,043,900 7.1% 30,252 11.7%

    ◆◆さて、底値は、何日目?◆◆
    ◆◆ 外れそうなので、書かずにデータ収集に撤します。◆◆

    (追記)3日目が安値となり、5日目まで上昇しました。

    4〜5日目の出来高は、セイコーエプソンと比べて多いようです。原油価格に影響されている面もあると思います。
    下のグラフの最後の水曜日がアメリカ時間の5日目です。

    3日目に買い、5日目に利食いしました。明日は、安くなりそうです。

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    (2004/10/6)
    J-POWER(電源開発)の上場日

    今日は、J-POWERの上場日です。あまりに簡単に手に入ると怖くなり、私はかなり部分をBB期間中に取り消ししました。

    ロンドンのグレーマーケットでは、公開価格2700を上回る3000円前後の株価で取引されたそうです。 グレーマーケット情報というのは、初値予想の根拠となっているようですが、もっとオープンにしてほしいですね。

    各社の初値予想も3000円前後と、かなり強気だったようです。

    しかし、8時59分の板状況は、売り2800円(862万株)に対して、買い2795円(831万株)。
    9時、公開価格2700円からスタート、15分後波乱なく、初値2795円で寄り付きます。

    野村は、最初から約2800円と決めていたのでしょう。
    私は、寄り付きで全て(僅かですが)売りました。

    前場は、買いが優勢。「早まったかな」と私は後悔します。
    後場は一転、利益確定売りに押され、終値は2780円の陰線です。

    さて、J-POWER(電源開発)の中垣喜彦社長は、市場終了後、当面の配当政策について、財務体質が強化されるまで、当面は年間配当60円を継続する考えを明らかにしました。

    「上場記念に増配するのでは?」 という観測もよく聞きましたが、完全に否定されたわけです。

    利回り株にとって、このニュースは影響が大きいでしょう。

    今日の売買金額は、東証1部の第一位でした。しかし、出来高44,411,600株は、公開株数(=発行済株数)138,808,000株の32.0%に過ぎません。 この比率は、50〜67%程度が平均的で、32%というのは極めて小さな数字です。

    ◆◆まだ、売り物は残っていて、明日(特に前場)も調整が続きそうです。◆◆

    ◆◆ そんな気がするだけで、外しても苦情は受け付けませんので・・・◆◆
    ◆◆ TOPIX買い日は、11月8日ですが、インパクトは期待できないでしょう。◆◆

    (追記7日6時)21日にMSCIに採用されることが正式に決まったようで、その分上の予測は、株価上方修正しなくては、いけないと思っています。

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    (2004/9/13)(追加9/21)
    電源開発のIPO

    大型IPO・電源開発の特徴は、発行済株数138,808,000株のすべてを売りだしてしまうことでしょう。 参考

    83.06%を保有するJ-POWER民営化ファンド が全量手放すのは、納得できますが、主要取引先である電力9社も株を売り切るのは、考えさせられます。

    9電力との友好関係は、大丈夫だろうか?

    しかし、電源開発は、水力発電所(御母衣、奥只見など)や石炭火力所(橘湾など)、日本の四島間の送電設備を保有する会社です。
    たぶん、その地位は安定していて揺らがないでしょう。

    大株主が不在では、上場から1ヵ月後のトピックス買い(東証1部上場は確定とみなせます)は、インパクトがないと思います。

    さて、今日、仮条件が、2500〜2700円に決まりました。
    思ったよりは、安かったというのが私の感想です。

    同社と東京電力と比較してみましょう。

    電源開発と東京電力
    電源開発 東京電力
    株価 2700円(予想公募値) 2480円
    連結一株利益(2004/3) 199.0円 110.53円
    予想連結一株利益(2005/3) 201.72円 144.14円
    PER(2004/3) 13.57倍 22.44倍
    予想PER(2005/3) 13.38倍 17.21倍
    一株株主資本(2004/3) 2590.95 円 1748.06円
    PBR(2004/3) 1.042倍 1.419倍
    配当 60円 60円

    (注)東京電力の予想PERについては、このページを参考にしました。

    電源開発は、地味な株ですから、大幅に上がることはないと思います。しかし、東京電力(予想PER17.21、PBR1.419)と比べると電源開発(予想PER13.38、PBR1.042)は割安な気がします。

    当選しやすく、かつ、初値が手堅く値上がりすると予想して、私はBBに積極的に参加するつもりです。

    BB期間は9月14日から24日、上場は10月6日です。

    ◆◆電源開発のことは、素人でよく知りませんので、◆◆
    ◆◆間違ったところもあるかも知れません。◆◆

    ◆◆ 特に、同社について否定的な情報をお持ちの方は、掲示板でご教授ください。◆◆

    (その後)

    電源開発
     投稿者:J_Coffee  投稿日: 09/21 Tue 21:54:24 [Master]

    本文で推薦した電源開発IPOですが、野村、日興、大和は販売にかなり苦労しているようですね。
    割り当ての少ない証券会社は、需要の方がかなり多そうですが・・・
    ストライクプライスで大量にあたるもの怖いので、明日、キャンセルも考えています。
    遊び程度には残します。

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    (2004/8/5)(改正8/7)
    テレビ東京、東証1部に上場

    今日は、テレビ東京が東証1部に上場しました。私もBBに参加しましたが、全てハズレです。 日興C証券によれば、200倍を超える競争率だったそうです。

    初値は3350円で、公開価格2900円の15.5%高でした。VWAPは 3408.9939 に対して、終値は3300円。 2004年3月の一株当たり純利益が57.61円ですから、結構割高です。

    上場日の出来高は3,957,700株で、公開株数3,986,100株(公募2,000,000株、売出1,986,100株)の99.3%に相当します。

    この値は、かなり過大で大株主が売ったように思えます。

    幹事証券会社は、日本経済新聞社(36.91% )などの主要大株主とロックアップを締結しています。

    ロックアップについては、目論見書の第一部【証券情報】の第3【募集又は売出しに関する特別記載事項】を見れば分かります。

    ロックアップに参加しているのは32社と個人株主22人で、株式の合計は14,504,135株です。ロックアップ期間は6ヶ月間。

    売出株の放出先は、新日本製鐵(1,036,100株、全量)、みずほ銀行(332,200株)、JFEスチール(250,000株)、みずほコーポレート銀行(167,800株)です。

    しかし、他にも契約を結ばず、上場に売却した株主がいそうです。このロックアップは、45社、2,154,765株分が、抜け落ちています。 売った株主候補としては、三井物産(518,050株)、東京三菱銀行(450,700株)、GEキャピタル(372,000株)が有力です。

    上場日の出来高の発行済株数20,645,000株に対する割合は、19.17%に相当します。この値は15%程度が標準的なので、やや流動性が過剰です。

    ◆◆TOPIX買い日は、1ヵ月後の9月6日です。◆◆
    ◆◆ 慌てて買う必要性は、まったくなく、ジックリ底値を待つべきでしょう。◆◆

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    (2004/7/31)
    そーせいの初値が安い理由

    そーせいは、7月29日東証マザーズに新規上場しましたが、その前評判は、かなり高かったと考えられます。
    公募値80万円に対して、専門家の初値予想は130万円〜160万円でした。

    当面は、巨額赤字が続くと予測されていますが、医薬品開発を主力事業とした創薬型バイオ企業としての将来性が評価されていました。

    7月29日の上場日、上場前の気配値。
    なんと10万円の売り気配です。

    初値は、80万円。
    さらに75万円まで、値下がりします。

    「証券会社の誤発注があった」との噂も流れ、株価は反転し、ストップ高(90万円)まで上昇します。
    上場日の誤発注の前例としては、電通があります。

    しかし、その後の動きは、明らかに電通と異なりました。

    大量の売物に押され、再び株価は下降して、終り値は、814000円。

    そーせいの公開株数は、公募14050株、売り出し(OAを含む)3660株、合計17710株です。

    上場日の出来高は、23220株で、公開株数の131.1%に相当します。

    私は、東証1部直接上場株のデータしか把握していませんが、上場日出来高/公開株数の値は、通常48%〜67%程度です。

    私が知る限り、この値が一番大きかったのは、石油資源開発の98.9%です。
    石油資源開発の大株主名簿の変化を見ると、住友金属工業(121万株→大株主から消えた)、JFEエンジニアリング(205万株→184万株)、伊藤忠丸紅鉄鋼(82万株→69万株)が持ち株を減らしており、上場日に大株主が売ったという推定は裏付けられました。

    そーせいの場合、公開株数の131.1%に達する異常出来高であり、大株主売りがあったことは、ほぼ確実だと思います。
    以下は、そーせいの株主名簿です。

    そーせいの大株主
    大株主 潜在株式を含む 単位(株) 単位(%)
    田村眞一 代表取締役社長 6,065 11.02
    東京海上火災保険 特別利害関係者等 4,000 7.27
    SMBCキャピタル3号 ベンチャーキャピタル(ファンド) 2,440 4.43
    エスアールワン・リミテッド ベンチャーキャピタル(ファンド) 2,190 3.98
    あおぞらインベストメント一号 ベンチャーキャピタル(ファンド) 2,015 3.66
    イーピーエス 特別利害関係者等 2,000 3.63
    ソフトバンク・インターネットテクノロジーF2号 ベンチャーキャピタル(ファンド) 1,770 3.22
    ジャフコ・ジー九(ビー)号 ベンチャーキャピタル(ファンド) 1,600 2.91
    イー・リサーチ 特別利害関係者等 1,500 2.73
    ジャフコ・ジー九(エー)号 ベンチャーキャピタル(ファンド) 1,400 2.54

    ベンチャーキャピタル(ファンド) が多すぎますね。彼らの一部が売っている可能性が高いと思います。
    ロックアップもないようです。

    ◆◆6社合計すると11,415株。◆◆
    ◆◆彼らは、予定量を売り切ったのでしょうかね?◆◆

    ◆◆ どなたか、そーせいの上場日の一日チャートをお持ちの方は、◆◆
    ◆◆メールで送っていただけないでしょうか◆◆

    多くの方から、チャートを送っていただきました。ありがとうござました。

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