■J_Coffeeのテクニカル教室(4巻)■
新値三本足(後編) |
4月以降の日経平均における新値3本足の転換日は、次のとおりです。 新値足の本数が多ければ多いほど、儲かったといえます。最後の3本分の利益は実現しません。
終値 | 新値足の数 | 結果(上昇率) | 利益が出たか? | 買い転換 | 7,831.42 | 8本 | 1.0239 | ○ | 架空取り引き | 売り転換 | 8,018.51 | 1本 | 1/1.0445 | × | 架空取り引き | 買い転換 | 8,375.36 | 15本 | 1.0649 | ○ | 売り転換 | 8,919.26 | 1本 | 1/1.0403 | × | 架空取り引き | 買い転換 | 9,278.49 | 6本 | 1.0238 | ○ | 売り転換 | 9,498.86 | 8本 | 1/0.9988 | ○ | 架空取り引き | 買い転換 | 9,487.80 | 10本以上 | 大幅高 | ○ | 架空取り引き |
次の式で、トータル利益率を計算します。(分数は、空売りを表します)
たったの2.85%の利益です。6回分の手数料を引いたらほとんど残りません。
もっとも8月11日から始まった7回目分は、9月2日現在12.67%の含み益があります。
タートルズの方法の真似をして、PLフィルターをかけてみます。
「利益が出た直後の取り引きは、損が出やすいので架空取り引きとして見送る」という戦略です。
見送っても、損益計算は行い、次の取り引きを行うかどうかの判定をします。
2回分の実取り引きのトータル利益率は
9.02%に改善されます。しかし、8月11日から始まった大幅高が架空取り引きとなるのが、つらいところです。
◆◆4月30日に買ったまま、今日まで持ち続けるのが◆◆
◆◆最も効率がよいというのは、皮肉です。◆◆
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