■J_Coffeeのテクニカル教室(4巻)■

---目次---
  • 新値三本足(後編)

  • (2003/9/2改正9/3)
    新値三本足(後編)

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    4月以降の日経平均における新値3本足の転換日は、次のとおりです。 新値足の本数が多ければ多いほど、儲かったといえます。最後の3本分の利益は実現しません。

    終値 新値足の数 結果(上昇率) 利益が出たか?
    買い転換 7,831.42 8本 1.0239 架空取り引き
    売り転換 8,018.51 1本 1/1.0445 × 架空取り引き
    買い転換 8,375.36 15本 1.0649
    売り転換 8,919.26 1本 1/1.0403 × 架空取り引き
    買い転換 9,278.49 6本 1.0238
    売り転換 9,498.86 8本 1/0.9988 架空取り引き
    買い転換 9,487.80 10本以上 大幅高 架空取り引き

    次の式で、トータル利益率を計算します。(分数は、空売りを表します)

    1.0239 ×(1/1.0445)×1.0649×(1/1.0403)×1.0238×(1/9988)=1.0285

    たったの2.85%の利益です。6回分の手数料を引いたらほとんど残りません。

    もっとも8月11日から始まった7回目分は、9月2日現在12.67%の含み益があります。

    タートルズの方法の真似をして、PLフィルターをかけてみます。 「利益が出た直後の取り引きは、損が出やすいので架空取り引きとして見送る」という戦略です。
    見送っても、損益計算は行い、次の取り引きを行うかどうかの判定をします。

    2回分の実取り引きのトータル利益率は

    1.0649×1.0238=1.0902

    9.02%に改善されます。しかし、8月11日から始まった大幅高が架空取り引きとなるのが、つらいところです。

    ◆◆4月30日に買ったまま、今日まで持ち続けるのが◆◆
    ◆◆最も効率がよいというのは、皮肉です。◆◆

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