■株式分割投資の研究3■

---目次---
  • 単元変更を伴う大型分割株(スカイマーク)
  • 買ってはいけない大型分割株(シーマ、モスインスティテュート)
  • 買ってはいけない大型分割株(シーマのその後)
  • ゼクー分割バブル崩壊の日を予測する
  • ライブドア分割バブル崩壊の日を予測する
  • 発表直後から暴騰する10倍分割銘柄(アライドテレシス)
  • エッジの二つの株価
  • エッジを空売りした外国証券?
  • 語り継がれる壮大なドラマ?(エッジ編)

  • (2005/3/2)
    単元変更を伴う大型分割株
    (スカイマーク)

    スカイマークエアラインズの200倍分割と単位株の変更(1株→100株)が発表されたのは、2004年12月17日のことです。 資料1

    発表直後、2日連続ストップ高で、株価は102,000円から、142,000円に上昇しました。 この分割の意味を理解した上で、買った人もいると思いますが、かなりの人が誤解していました。

    「200倍分割だから、買いだ!」というのりで、成り行き買いした人がいたから、上がったのだと思います。

    2005年1月27日には、この分割の仕組みを分かりやすく説明した資料も発表されました。 資料2

    スカイマークの権利付き最終日は、2月22日でした。

    そして、23日〜28日には、スカイマーク株の市場は休止されます。
    株券は、まったく流通しないわけです。

    スカイマークの分割と通常の分割との違い
    通常の200倍分割 単元変更を伴う200倍分割(スカイマーク)
    旧株 有効である(1株) 無効になる
    新株 199株(流通するのは約2ヵ月後) 200株
    分割直後の流通可能株 旧株(1株) 保振機構に預託された新株
    約2ヶ月後に初めて流通する株 新株(199株) 保振機構に預託されていない新株
    単元変更 行なわない (3月1日)1株→100株
    権利落ち後の4営業日 旧株は取り引き可能 取り引き出来ない。

    そして、3月1日、保振機構に預託された新株のみが売却可能になります。

    すなわち、ネット証券で、分割権利付スカイマークを1株買った人は、200株全てをこの日に売ることが出来るのです。

    注目の3月1日。

    大型分割バブルが始ると群がった不勉強な買い方もいたでしょう。
    「ストップ高は確実」と考え、比例配分狙いの成り行き買い注文が出されます

    しかし、結果は無残・・・・前日比変わらず1565円で寄り付き!
    売り物が多く、ストップ安の1265円。

    2日目の今日もストップ安の1065円で、1,357,300 株の売り注文を残しました。
    この量は、発行済株数51,799,800株の2.62%に相当します。

    ◆◆この会社は赤字が続いていましたが、2004年10月期に黒字転換しました◆◆

    ◆◆ しかし、以上、正しく理解すれば、興味深い状況です。◆◆
    ◆◆ 保振機構に預託されていない新株は、4月20日頃、出回るようです。◆◆

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    (2005/1/26)
    買ってはいけない大型分割株
    (シーマ、モスインスティテュート)

    今日は、101倍分割したシーマの権利落ち日でした。
    9時29分、初日にもかかわらず、シーマは寄り付きます。

    ストップ高(+30)の50円。
    寄付の出来高は、16,079,090株です。

    会社四季報によれば、2004年9月の発行済株数は、15,534,000株。
    これは、流通している親株の数にほぼ等しいはずです。

    寄付の出来高(16,079,090株)>流通している親株の数(15,534,000株)

    こんな馬鹿なことが何故おこったのか?

    理由は、25億円の転換社債型新株予約権付社債にあるようです。
    転換価格は、2月1日(受渡日)から、9円30銭です。参考1

    株数を計算すると

    25億円÷9.3=2億6880万株

    驚くべきことに、新株流通前にもかかわらず、転換した株は全量を市場で売却できるのです。



    寄付の売りの大部分は、転換社債保有者によるものです。
    彼は、寄付きで、投下資金の32%に当たる8億円を回収しました。

    彼は、ストップ高で比例配分狙いの成行買いが殺到するのを待っています。

    今日(1月26日)の最後もストップ高に張り付き、25,605,810 株の買い注文を残しました。
    もし、彼が、持株をぶつければ12億8000万円が回収できました。

    問題・・・・何故、彼はぶつけなかったのか?

    答・・・獲物が、もっと肥るのをまっているのです。



    株価の操作は、彼の思いどおりです。
    8億円の資金で、ストップ高を続けるのもの・・・
    一端寄り付かせ、再び天高く舞い上げるのも・・・

    この相場では、彼は全知全能の神なのです。

    売りがほとんどなく、成り行き買い注文が多い状態で、ストップ高で張付いていたとしても、買い注文を出すのは危険です。

    悲劇は、ストップ高に張付いた買い注文の総額が極大化したときに訪れます。

    買い方にとって、順風満帆。
    おそらく、3時少し前・・・
    比例配分狙いの買いが増加するとき。

    そのとき、恐怖の大王が降ってくるのです。

    綾戻しを入れながら、暴落が続くでしょう。
    その後、難平買いをしたものは、さらにひどい目にあいます。
    神は、買い本尊から売り本尊に豹変します。

    彼の平均コストは、9.3円ですからね。

    以上がシーマに関する私の警告です。もちろん、外れるかもしれません。

    100倍分割したモスインスティテュートも、同じように危険なようです。参考2

    ◆◆第三者割当増資に疑惑が報じられたゼクーといい、◆◆
    ◆◆大型分割する会社は、胡散臭いと考えた方がよいと思います。◆◆

    ◆◆ 個人投資家を守るため、大型分割は禁止すべきです。◆◆

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    (2005/2/2)
    買ってはいけない大型分割株
    (シーマのその後)

    さて、次の表は101倍分割を行なった、シーマの権利落ち後の株価推移です。

    101倍分割したシーマの株価推移
    日付 始値 高値 安値 終値 出来高 調整後終値*
    2005年1月25日(101倍分割、権利取最終日) 2,060 2,100 1,700 2,025 1,135,100 20
    2005年1月26日(権利落ち初日。謎の取り引き) 50 50 50 50 20,557,760 50
    2005年1月27日 80 80 80 80 1,409,770 80
    2005年1月28日 110 110 110 110 2,342,980 110
    2005年1月31日 115 116 60 60 42,533,480 60
    2005年2月1日 50 80 47 67 52,149,160 67
    2005年2月2日(CB転換株大量売り) 71 72 37 41 94,247,264 41

    27日〜28日は、ストップ高比例配分。
    1月31日は、CBの転換株の売りは見られず、株価は自然崩壊したと思います。
    「3時直前に恐怖の大王が降ってくる」という私の予想は外れました。

    2月1日、彼(CB保有者)は、転換株の現物を9.3円/株で手に入れます。この日は、無事に過ぎていきます。

    ・・・しかし、2月2日・・・
    彼の執拗な絨毯爆撃がついに炸裂します。

    終値は38.8%も暴落して41円。やはり、シーマは買ってはいけなかったのです。

    この日の出来高は、なんと94,247,264株で、発行済株数1,568,934,000の6%に相当します。
    101倍分割直後に流通する可能性のある株は1%しかないはずなのに・・・

    大量のCB転換株が売られていることは、明白です。

    下のチャートの3本の長い出来高線に注目です。

    10時35分頃に300万株、12時35分頃550万株、2時10分頃600万株、この3つの爆弾は明らかに彼の仕業でしょう。
    買値の5〜6倍で売ったのですから、彼の笑いは止まりません。

    明日以降、多少の反発はあるかもしれませんが、近寄らない方がよいと思います。
    反発すれば、彼が舌なめずりしながら、待っています。

    彼は、ノーリスクで大儲けしました。
    彼に貢いでいるのは、個人投資家です。
    シーマを買う行為は、計算された株式投機といえず、期待値が低いギャンブルなのです。

    ◆◆悪いことはいいません。◆◆
    ◆◆モスインスティテュートの比例配分狙いの成行買いも、絶対に止めるべきです。◆◆

    ◆◆ ♪きっとくる。きっとくる。彼・・・(映画リング)◆◆

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    (2004/11/10)
    ゼクー分割バブル崩壊の日を
    予測する

    分割前のゼクーは、最高値78900円をつけた後、連続安でした。 権利付最終日は、44,350円まで値下がりです。

    実は、私は遊び程度の少量ですが、分割前からの株主です。
    ひどい含み損でしたが、100倍分割後は11日連続ストップ高で少し希望が持ててきました。

    4日目以降は、ストップ幅が2倍になりますから、実質的には19回連続ストップ高に相当します。 1%分の親株は、12.9倍となりました。すなわち11.9%の貢献です。

    エッジの100倍分割のときは、15日連続ストップ高でした。しかし、株価は18,020/2,220=8.12倍になったに過ぎません。 ゼクーの記録(12.9倍)は、日本新記録なのです。

    私は、今日親株を売り払いました。

    今日、比例配分の際の買い残り@は110,575株、比例配分された出来高Aは6049株です。
    @/A=18.3倍は、過去のデータと比較すると危険ゾーンで、明日に持ち越すのはメリットがないと考えたからです。

    バブルの崩壊は、意外と早く訪れるのが特徴です。100倍分割のエッジの崩壊前日の@/Aは12倍、10倍分割(2004年)のライブドアの崩壊前日の@/Aは9倍でした。

    100倍分割したゼクー の株価推移
    日付 始値 高値 安値 終値 出来高A 買い残し@ @/A ストップ高の幅
    2004年10月12日 50,700 55,200 50,300 55,200 9,113
    2004年10月13日 58,000 60,000 55,800 57,800 10,191
    2004年10月14日 62,300 62,800 59,800 62,800 30,063
    2004年10月15日 63,300 67,800 63,100 67,800 24,048
    2004年10月18日 72,800 72,800 72,200 72,800 8,839
    2004年10月19日 76,800 78,900 62,800 62,800 27,928
    2004年10月20日 57,800 58,900 57,800 57,800 19,223
    2004年10月21日 56,300 57,000 52,800 52,800 17,142
    2004年10月22日 49,000 53,200 47,800 47,800 28,651
    2004年10月25日(権利付最終日) 48,200 49,800 43,800 44,350 14,992
    2004年10月26日 524 524 524 ストップ高
    524
    0 932,810 - 80
    2004年10月27日 624 624 624 ストップ高
    624
    0 701,039 - 100
    2004年10月28日 724 724 724 ストップ高
    724
    0 803,600 - 100
    2004年10月29日 924 924 924 ストップ高
    924
    441 545,558 1237 100×2
    2004年11月1日 1,124 1,124 1,124 ストップ高
    1124
    212 469,607 2215 100×2
    2004年11月2日 1,524 1,524 1,524 ストップ高
    1524
    355 472,100 1330 200×2
    2004年11月4日 2,125 2,125 2,125 ストップ高
    2125
    138 131,533 953 300×2
    2004年11月5日 2,925 2,925 2,925 ストップ高
    2925
    1,692 295,408 174.6 400×2
    2004年11月8日 3,730 3,730 3,730 ストップ高
    3730
    1,356 273,059 201.4 400×2
    2004年11月9日 4,730 4,730 4,730 ストップ高
    4730
    4,615 152,576 33.1 500×2
    2004年11月10日 5,730 5,730 5,730 ストップ高
    5730
    6,049 110,575 18.3 500×2
    2004年11月11日 6,030 7,730 6,000 7,700 73,270 1000×2

    ◆◆明日のストップ幅は、+2000円(+37.9%)、-1000円(-17.5%)です。◆◆
    ◆◆ 明日はジェットコースターのような大波乱を予想します。◆◆

    ◆◆ バリュークリックジャパンも、100分割するんですね。◆◆
    ◆◆ 規制されるべきですね。マネーゲームを煽るような分割は・・・◆◆

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    (2004/7/1)
    ライブドア分割バブル崩壊の日を
    予測する

    私の家内が、「近鉄買収に名乗りを上げた人は、億万長者、31歳の社長さんなんですってね」と尊敬の眼差しで呟いていました。ライブドアの堀江貴文氏も有名になったものです。

    しかしねぇ〜
    「彼の資産は、100倍分割や10分割を繰返して株価を吊り上げて、無理に膨らましたものなんだよ」と私は、家内に説明しました。

    さて、分割権利落ち後、ライブドアは5連続ストップ高です。この推移が次の表です。寄り付いたのは、6月30日だけで、その他は比例配分となっています。寄り付かず比例配分の日の買い残し分@を記録しました。

    @を比例配分された出来高Aで割った値に注目したいと思います。

    6月29日は、@/Aは111倍でした。このくらいの倍率なら不安はありません。なお、この値は、前場は小さいですが、終了が値が近づくにつれて大きくなります。

    6月30日は、寄り付きますが、最後はストップ高。出来高は約513万株もありました。
    近鉄買収で注目を浴びたのが、切返しに役立ったきがします。

    7月1日は、ストップ高比例配分ですが、@/Aは、9倍です。
    この値をどう評価するか?

    10分割権利落ち後の株価(ライブドア)
    日付 始値 高値 安値 終値 出来高A 買い残し@ @/A
    2004年6月24日(権利付最終日) 5,500 5,520 5,170 5,200 1,592,888
    2004年6月25日(10倍分割後) 620 620 620 ストップ高620 27,729 1059万9745株 382倍
    2004年6月28日 720 720 720 ストップ高720 21,036 1225万2694株 582倍
    2004年6月29日 820 820 820 ストップ高820 94,478 1045万9056株 111倍
    2004年6月30日(近鉄バファローズ買収が話題に) 890 920 856 ストップ高920 5,129,021 寄り付き後、ストップ高
    2004年7月1日 1020 1020 1020 ストップ高1020 801,199 719万株 9.0倍

    半年前の100倍分割の時は、どうだったか?

    100倍分割バブル崩壊を含めた3日間の株価の動きです。

    1月19日の@/Aの値は約50倍、不安はありません。

    1月20日、前場、ストップ高、約9万株の出来高で寄り付きます。直ぐに、天井に張り付き、そのまま終了します。

    比例配分9150株に対して、買い残しは109,948株。
    @/Aを計算すると12.0倍です。この値は、今日のライブドアの@/Aとほぼ同水準です。

    100分割権利落ち後の株価(ライブドア)
    日付 始値 高値 安値 終値 出来高A
    2004年1月19日 16,020 16,020 16,020 ストップ高16020 6,304 @/A=約50倍
    2004年1月20日 18,020 18,020 18,020 ストップ高18020 98,676 寄り付き後、ストップ高。@/A=12倍
    2004年1月21日(エッジバブル崩壊の日) 18,220 18,220 16,020 ストップ安16020 118,319 寄り付き後、ストップ安

    そして、運命の日・・・1月21日。
    エッジバブルは、崩壊します。

    僅か200円高で寄り付き、終値は、ストップ安。

    この日の動きは、ここに記録しています。取り引き終了・・・売れ残り20,293株に対して 買いは、わずか300株です。@/Aは、マイナス68倍です。

    ◆◆さて、今回のライブドアの崩壊日を敢えて予測するなら、◆◆
    ◆◆明日(7月2日)の可能性が一番強いと思います。◆◆

    ◆◆ ストップ幅が200円となるのも大きく影響します。◆◆
    ◆◆株式投資は、自己責任をお忘れなく◆◆

    (結果)2004年7月2日の値動き

    寄り付きは 980円と値下がりして始ります。
    しかし、その後、切り返して高値は1,205円までありました。
    最後は息切れ。終値は1,002(-18)です。出来高は 11,178,680株です。
    3日以降、連続安となっていますから、2日は最後の逃げ場だったといえそうです。

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    (2004/5/8)
    発表直後から暴騰する
    10倍分割銘柄(アライドテレシス)

    昔は、10倍分割銘柄というと、発表直後はそれほど上がらず、権利落後、子株が売れない時期に暴騰するのが普通でした。

    株価が1/10になったにもかかわらず流通株式数量は変化なしですから、供給金額が減って値上がりするわけです。

    アライドテレシスは、23日の市場終了後、10倍の株式分割を発表します。権利取最終日は、6月24日で、まだ1ヶ月以上あります。

    ところが驚いたことに、発表直後から、6日連続ストップ高です。全く不可解な動きで、分割銘柄は、バブル化しているとしか思えません。 100倍分割したエッジ(現ライブドア)が影響しているのかもしれません。

    10分割発表のアライドテレシスの株価
    日付 始値 高値 安値 終値 出来高 備考
    2004年4月22日 2,165 2,185 2,150 2,170 5,300
    2004年4月23日 2,210 2,400 2,200 2,280 21,500
    2004年4月26日(分割発表直後) ストップ高(2680) 比例配分なし
    2004年4月27日 ストップ高(3080) 比例配分なし
    2004年4月28日 3,580 3,580 3,580 ストップ高3580 169,700 比例配分
    2004年4月30日 4,080 4,080 3,990 ストップ高4080 532,600 寄付後、比例配分
    2004年5月6日 4,580 4,580 4,580 ストップ高4580 19,300 比例配分
    2004年5月7日 5,080 5,080 5,080 ストップ高5080 47,100 比例配分

    最近の前例として、ドリームテクノロジーズを調べました。同社も4月9日市場終了後、10倍分割を発表しています。同社の権利取最終日は、4月23日でした。やはり、発表直後から4回ストップ高になり、株価は654,000円から1,360,000円と2.08倍に上がりました。

    最近の10倍分割銘柄は、マネーゲームの標的となり、発表直後から数日で、約2倍?に上がるという共通認識が生まれているようです。

    理屈に合わない不思議な現象ですが、そう考えるしか説明がつきません。



    この傾向が続くなら、10倍分割銘柄を事前にキャッチできれば、必勝法ですね。

    10分割発表のドリームテクノロジーズ の株価
    日付 始値 高値 安値 終値 出来高 備考
    2004年4月9日 650,000 654,000 633,000 654,000 92
    2004年4月12日(分割発表直後) ストップ高(754000) 比例配分なし
    2004年4月13日 ストップ高(854000) 比例配分なし
    2004年4月14日 954,000 954,000 954,000 ストップ高954000 81 比例配分
    2004年4月15日 1,060,000 1,060,000 1,000,000 1,060,000 3,192
    2004年4月16日 1,100,000 1,260,000 1,100,000 ストップ高1,260,000 2,098 寄付後、比例配分
    2004年4月19日 1,300,000 1,350,000 1,120,000 1,200,000 1,382
    2004年4月20日 1,200,000 1,210,000 1,100,000 1,170,000 656
    2004年4月21日 1,250,000 1,360,000 1,210,000 1,240,000 1,666
    2004年4月22日 1,260,000 1,270,000 1,120,000 1,140,000 1,223
    2004年4月23日(権利取最終日) 1,040,000 1,100,000 951,000 1,100,000 3,441
    2004年4月26日(権利落ち直後) ストップ高(130,000) 比例配分なし
    2004年4月27日 ストップ高(150,000) 比例配分なし
    2004年4月28日 180,000 180,000 180,000 ストップ高180000 67 比例配分
    2004年4月30日 198,000 210,000 191,000 ストップ高210000 4,734 寄付後、比例配分
    2004年5月6日 225,000 234,000 195,000 198,000 2,694

    ◆◆さて、アライドテレシスの先週の終値は5080円で、発表前の2280円の既に2.23倍です。◆◆
    ◆◆ しかも、明日のストップ幅は、1000円の難関。◆◆
    ◆◆ 「月曜日は、そろそろ、波乱が起こるはず」と予想します。◆◆

    ◆◆権利取のリスクも以前より高まっています。◆◆

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    (2004/1/14)
    エッジの二つの株価

    100分割のエッジは、11日連続のストップ高です。これで時価総額は517,940百万円を越えました。

    エッジは、去年10分割も行っています。
    昨年最安値(3月10日)99円と比べると株価は約100倍。
    17世紀のオランダのチューリップ球根のバブルを連想します。

    発行済株数(親株)より多い注文量には、あきれます。

    比例配分で、出来高は僅か。買えても、配分はたった1株。手数料割合が高く、大きく儲けた人はいないでしょう。

    100分割したエッジの株価
    日付 始値 高値 安値 終値 前日比 出来高
    2003年12月25日(権利落ち初日) (2,620) +400 0
    2003年12月26日 3,020 3,020 3,020 3,020 +400 119
    2003年12月29日 3,520 3,520 3,520 3,520 +500 107
    2003年12月30日 4,020 4,020 4,020 4,020 +500 18,117
    2004年1月5日 4,520 4,520 4,520 4,520 +500 600
    2004年1月6日 5,020 5,020 5,020 5,020 +500 1,387
    2004年1月7日 (6,020) +1,000 0
    2004年1月8日 7,020 7,020 7,020 7,020 +1,000 830
    2004年1月9日 8,020 8,020 8,020 8,020 +1,000 423
    2004年1月13日 9,020 9,020 9,020 9,020 +1,000 251
    2004年1月14日 10,020 10,020 10,020 10,020 +1,000 916

    さて、もう一つの株価。エッジは既にピークを打っています。

    次の表は、子株の発行日取引価格(47531)の推移です。 1月8日にピークをつけて、三日連続安になっています。出来高は数万株の大商いです。

    エッジ(子株)の発行日取り引き株価
    日付 始値 高値 安値 終値 前日比 出来高
    2003年12月25日 2,620 2,620 1,990 2,200 103,860
    2003年12月26日 2,220 2,360 2,180 2,240 +40 19,370
    2003年12月29日 2,320 2,390 2,255 2,320 +80 23,470
    2003年12月30日 2,300 2,300 2,260 2,285 -35 129,150
    2004年1月5日 2,335 2,350 2,335 2,340 +55 116,500
    2004年1月6日 2,420 2,590 2,400 2,500 +160 34,200
    2004年1月7日 2,600 2,830 2,580 2,830 +330 85,831
    2004年1月8日 3,000 3,250 2,980 3,160 +330 133,065
    2004年1月9日 3,210 3,210 2,950 2,980 -180 58,297
    2004年1月13日 2,985 3,000 2,870 2,900 -80 55,988
    2004年1月14日 2,860 2,900 2,630 2,755 -145 69,179

    親株と子株。二つの株価は、来月下旬には完全に一致します。
    勿論、安いほうにさや寄せされるのです。

    空売りができないために、二つの株価の異常乖離は可能になります。

    ◆◆しかし、比例配分狙いに熱くなって、大量の注文を出すのは、危険ですね。◆◆
    ◆◆ 全量約定、天井づかみに注意しましょう。◆◆

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    (2004/1/15)
    エッジを空売りした外国証券?

    エッジのニュースを調べていたら、かわいそうな外国証券?の話を知りました。

    15日エッジS高止まらず、買い戻し説も

    エッジ(マザーズ) <4753> がストップ高買い気配。(中略)また、未確認情報だが「外資系証券が年末に誤って大量に売ってしまい、買い戻している」との噂も出ていた。

    (T.O)(ラジオたんぱ)[1月15日13時34分更新]


    他人の不幸は蜜の味。
    私は、こうしたネタの収集家です。

    コレクション

    早速、調査開始です。
    確かに大納会の出来高は、18,117株もあり、不自然です。

    ヤフーの掲示板の次の投稿によれば、朝から17360株の売り注文が3920円の指値で出されていたようです。

    2003/12/30 9:01

    投稿者: somedaycscs

    なんで17360株も3920円に売り出してんの?
    4020円にすれば良いのに。
    しかしこの売りは一人または一機関だな。
    凄いな〜。
    ひょっとして掘りえもんじゃないのか?



    17,360株の売り注文を単独で出せる株主は、二人しか存在しません。
    オーナーの堀江貴文氏(220,975株)と榎本大輔氏(21,008株)です。

    二人の大株主が売っていないとすれば、誤注文の確率は極めて高いと推定できます。

    虎年の獅子座さんの市場コメント(1月14日)によれば、『「新株」を「旧株」市場で売ってしまい、受渡できなくなって大変な問題を起こしている』という話が伝わっているそうです。

    つまり、所有していない親株(旧株)を17,360株も4,020円で、売ってしまったのです。

    誤注文は、よくある話で、金額的にもたいしたことはありません。
    しかし、バブルが現在進行形のエッジを選んだことは、悲劇です

    ◆◆現在まで、買戻そうとしても、ほとんど買戻せなかったはずです。◆◆
    ◆◆ 現時点での損害は、(12020円-4020円)×17360=1億3888万円。◆◆
    ◆◆ 毎日、損失は拡大中と思われます。◆◆

    ◆◆大納会に皆さんが比例配分で得たエッジの株券は、実在していないのです。◆◆

    (参考)
    2004/01/15, 19:18, 日経速報ニュース, 498文字

    ◆エッジ株で受け渡し遅延――クリアリング機構が初の「売却呼び掛け」
    【NQN】東証マザーズ上場のエッジ(4753)株を巡り、フェイル(受け渡し遅延)解消制度が初めて実施されたことが15日、明らかになった。株式取引の清算業務を受け持つ日本証券クリアリング機構(東京・中央)が14、15日の両日、エッジ株を売ったまま買い手側に渡せなくなった証券会社に代わって必要な株数の売却を呼び掛けた。ただ、15日現在で必要数は確保できていない。

    証券会社が売却した株券の受け渡しを期日を過ぎてもできなかった場合、受け渡しできなかった分の株数だけ売却してくれる証券会社を同機構が募り、受け渡しが遅れている売り手証券会社に代わって買い手の証券会社に株を渡す(=バイイン制度)。

    受け渡し遅延は珍しくはないが、バイイン制度の実施は 2003年に同機構が業務を開始してから初めて。 今回、バイインの対象になったエッジ株は、1株を100株とする株式分割に伴う権利落ち日の昨年12月25日以降、きょう1月15日まで12営業日連続で値幅制限の上限(ストップ高)まで上昇している。きょうは1万2020円で比例配分された。この間、数日前から、ある証券会社が売却株券を買い手側に渡せない状態が続いている

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    (2004/1/17)(1部修正1/18)
    永遠に語り継がれる壮大なドラマ?
    (エッジ編)

    「エッジの話は、バブル崩壊までは、もう書くまい」と思ってましたが、驚くべき事実を知りました。

    さて、次の表は、2003年9月末のエッジの大株主リストです。ダントツの筆頭株主は、堀江貴文氏です。

    エッジの大株主リスト
    2003年9月末の大株主 保有株数 占有率
    堀江貴文 220,975 50.68%
    榎本大輔 21,008 4.82%
    杏林製薬 9,000 2.06%
    日本トラスティ信託信託口 6,885 1.58%
    日本証券金融 6,263 1.44%
    黒坂勉 2,980 0.68%
    松井証券業務口 2,444 0.56%
    野村信託銀行投信口 2,262 0.52%
    BIL・ジャパン・ダイナミック・ファンド 2,241 0.51%
    和井内修司 2,020 0.46%

    2003年9月末の発行済株数は、436,000株で、堀江氏の保有株は50.68%を占めています。

    エッジバブル崩壊の引き金は、堀江貴文氏の22万株の売りだろうと、私は予想していました。
    空から恐怖の大王(堀江株)が降ってきて、市場が暗転するわけです。

    2003年10月、エッジは8万株の公募を行い、現在の親株の発行済株数は516,000株に増加しています。

    この公募の元引き受け契約の締結の際に、堀江氏は主幹事会社(日興シティグループ証券)と180日間のロックアップを約束しています。

    ロックアップとは、株式公開や公募において、幹事証券会社、会社役員、大株主、ベンチャーキャピタルなどが一定期間、市場で持株を売却しないことを、公開前に契約することです。

    この場合に当てはめると、堀江氏の株に鍵がかかり(ロックアップ)、売りたく売れないし、貸したくても貸せない状態なのです。

    ロックアップが解除されない限り、なんと、2004年3月中旬(つまり、子株流通より後)まで、22万株の恐怖の大王は降ってこないのです。

    堀江株のロックアップは重要なので、公開されている文を掲載しておきましょう。

    公募による新株式発行に関するお知らせから(平成15年9月4日)

    ロックアップについて(5ページ)

    本募集に関し、当社株主である堀江貴文(当社代表取締役)は、本募集の主幹事会社(日興シティグループ証券)に対して、本募集の元引き受け契約の締結日から180日間(以下「ロックアップ期間」)は自己の計算で保有する当社普通株式及び当社普通株式を取得する権利を有する有価証券の発行、譲渡または売却を行わない旨を約束しております。

    なお、当社代表取締役の所有する株式数は220,970株です。また、当社は、募集の引受人との間で、ロックアップ期間中は当社普通株式及び当社普通株式を取得する権利あるいは義務を有する有価証券の発行または売却(株式分割及びストックオプション等に関わる発行を除く。)を行わないことを約束しております。

    なお、上記いずれの場合においても、主幹事会社は必要かつ合理的な理由の下にその裁量で当該合意内容を一部もしくは全部につき解除し、またはその制限期間を短縮する権限を有しております。



    注意を要するのは、「主幹事会社(日興シティグループ証券)は、必要かつ合理的な理由の下に、ロックアップを解除できる」という部分でしょう。この鍵は、完全ではありません。

    しかし、買い方(小口の個人投資家)にとっては、心強い材料です。

    永遠に語り継がれる壮大なドラマは、どう展開するか?

    ◆◆最後に誰かがババを引き、大損をするのをお忘れなく◆◆
    ◆◆ 私は、エッジを1株しか保有していないのが、残念です。◆◆

    ◆◆ 株式分割制度の致命的欠陥は、これを機会に改善されるでしょう。◆◆
    ◆◆ エッジは、空前絶後の分割バブル銘柄なのです。◆◆

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